【奈良】葛城高原を散策！名物カモ料理や爽快な景色を楽しもう

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• 葛城高原とは
• 葛城山ロープウェイで山頂の葛城高原へ！
• 葛城高原を散策しよう
•    白樺食堂
•    大和葛城山山頂
•    天空のハッピーベル
• 葛城高原ロッジで名物のカモ料理を味わおう
• この記事を書いたトラベルライターから一言

葛城高原とは

• 写真：ゆきたか

葛城高原(かつらぎこうげん)は、奈良県と大阪府にまたがる大和葛城山の山頂に広がる、高原状の広場です。標高959メートルの山頂からは、奈良盆地や大阪平野を一望できる景色が眺められます。

葛城高原では、5月頃に約100万本のつつじが咲くほか、秋のススキ、冬の樹氷も楽しめるため、一年を通して観光客が訪れています。

山頂付近には宿泊施設もありますが、名物のカモ料理がいただける飲食店や展望台もあるため、日帰りで訪れて散策を楽しむのもおすすめです。

葛城山ロープウェイで山頂の葛城高原へ！

• 写真：ゆきたか葛城山ロープウェイの葛城登山口駅。こちらには土産物を販売する売店、飲料の自販機もある。

山頂付近へは、葛城山ロープウェイで向かうことができます。麓の駅のすぐそばに観光協会の駐車場があるので、こちらに車を止めて向かいましょう。料金は、1回1,000円です。電車の方は、近鉄御所線「近鉄御所」駅から奈良交通バスにご乗車ください。

駅で切符を購入し、入場します。運賃は、大人片道950円、往復1,500円、子ども片道480円、往復750円です。団体の方、山頂の葛城高原ロッジに宿泊される方などは、割引があります。事前に公式サイトでチェックしてみてください。

• 写真：ゆきたか

出発のベルが鳴りロープウェイが動き始めると、眼下には、奈良盆地や周辺の山々が眺められ、緑の多い景色に癒されます。ゴンドラは50人ほどが乗車できますが、ツツジの咲く時期や連休などの繁忙期以外は、このようにゆったりと景色を楽しむこともできます。

• 写真：ゆきたか

山上駅から山頂付近へは、遊歩道を歩いて15分ほどです。車1台が通れるほどの広さがあり、勾配も比較的緩いので、歩きやすいです。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか

野鳥のさえずりや季節ごとに変わる景色を眺めながら歩くのは、気持ちの良いものです。筆者は夏に訪れましたが、アジサイやヤマユリが美しく咲いていました。

葛城高原を散策しよう

大和葛城山山頂付近に広がる葛城高原を散策しましょう。飲食店や宿泊施設、展望施設もあるので、立ち寄ってみてください。

白樺食堂

• 写真：ゆきたか

白樺食堂は、葛城高原にある飲食店・売店です。木材が多く使われた建物内では、うどん、そばなどの麺類、カレーライス、一品料理、飲み物などがいただけます。ソフトクリームもあるので、ちょっと休憩したいなと思ったときに、立ち寄ってみてください。

• 写真：ゆきたか

食堂の裏には、ベンチの並んだテラスがあります。こちらからは、御所市や橿原市、桜井市といった奈良盆地の街並みが眺められます。食事をされない方も利用できますよ。

白樺食堂は、基本的に土・日・祝日のみの営業となります（季節により平日も開店します）。お休みの場合、後で紹介します宿泊施設「葛城高原ロッジ」で食事を取ることができます。

大和葛城山山頂

• 写真：ゆきたか

白樺食堂のそばから、少し急な坂道を3分ほど登れば、山頂に着きます。今まで木々に囲まれた遊歩道を歩いてきましたが、ここから急に視界が開けてきます。

• 写真：ゆきたか

こちらが葛城山山頂です。筆者が訪れた時は工事中でしたが、2020年9月現在は修繕が終わっています。懐かしい郵便ポストも設置されていますね。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか大阪方面の眺望。空気が澄んだ日には、大阪湾、兵庫県の六甲山系まで見渡せる。

山頂からは、大阪平野や奈良盆地を一望する景色が楽しめます。この日はあいにく霞んでいましたが、空気が澄んだ日には、大阪市内の高層ビル群や大阪湾などもよく見えるようです。

• 写真：ゆきたか大和葛城山山頂に広がる葛城高原

こちらは、山頂に広がる葛城高原の様子です。視界が360度広がっており、心地よい風が吹いています。筆者が訪れた日は、真夏の猛暑日でしたが、こちらでは麓よりずいぶん涼しく、しばらく散策を楽しむことができました。お弁当を広げている家族も見られましたよ。

天空のハッピーベル

• 写真：ゆきたか

天空のハッピーベルは、恋人との絆を固く結び付けることを祈るモニュメントです。すぐそばの葛城高原ロッジで、ハート型の南京錠を購入して、こちらに飾ってロックしてください。中央の鐘を鳴らすこともできますよ。

葛城高原ロッジで名物のカモ料理を味わおう

• 写真：ゆきたか宿泊施設の葛城高原ロッジは、食事、入浴の日帰り利用もできる。

葛城高原にある宿泊施設「葛城高原ロッジ」では、宿泊者以外も食事を取ることができます。合鴨肉を使用した名物カモ料理、奈良のブランド肉「大和牛」を使ったカレーやすき焼きのほか、オリジナルの鍋料理、一品料理まで揃っています。

• 写真：ゆきたか葛城高原ロッジのレストランからの眺望

ランチメニューには、かも丼(1,200円)、ミニかも丼セット(1,350円)、大和牛カレー(1,000円)といった、比較的お手頃な定食が用意されています。レストランの窓からは、葛城高原や、南にある金剛山の美しい景色を眺めることができます。

• 写真：ゆきたかお昼の人気メニュー「かも丼」。メレンゲの吸い物が付いている。

筆者はこちらで、かも丼をいただいてみました。鴨肉のどんぶりに、薬味、メレンゲの吸い物、漬物が付いており、観光客に人気のメニューだそうです。

• 写真：ゆきたか

こちらが「かも丼」です。甘辛く炒めた鴨肉に、山芋や卵が盛り付けられています。焼肉のように香ばしい風味のカモ肉は柔らかく、クセもないので食べやすいです。山芋や卵を混ぜて食べると、また違った味が楽しめ、最後まで美味しくいただけます。

葛城高原ロッジでは、ほかにも、新鮮な合鴨肉を柚子入りのダシで味わう「かも鍋」、「かもすき焼き」のほか、オリジナルの山芋鍋や国産豚みぞれ鍋なども用意されています。お値段はそれぞれ1人前3,900円で、2人前より注文できます。これらの鍋料理は、昼、夜ともに味わえます。

この記事を書いたトラベルライターから一言

• 写真：ゆきたか

猛暑日が続く夏に、涼しい場所を求めて葛城高原に登ってみました。麓は最高気温36度ほどと非常に暑い日でしたが、山頂の気温は24度と表示されており、日の当たる場所の温度計でも27度ほどでした。心地よい風も吹いており、麓の暑さをしばし忘れてくつろげましたよ。名物料理も味わえ、近場の奈良県内、大阪府からでも、おでかけ気分が味わえるので、訪れてみてはいかがでしょうか。(ゆきたか)