【奈良】マルシェやレストランも！下市町KITO FOREST MARKET SHIMOICHIへ行こう

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• 下市町の廃校を活用したKITO FOREST MARKET　SHIMOICHI
• 館内を見てみよう
•    マルシェ
•    コーヒースタンド「KITO STAND」
•    3COINS（スリーコインズ）
•    ギャラリー
•    ウッドパーク
•    芝生広場・テラス席
• 地元食材のレストランでランチを楽しもう
• おわりに

下市町の廃校を活用したKITO FOREST MARKET　SHIMOICHI

• 写真：ゆきたか

KITO FOREST MARKET　SHIMOICHI（キト　フォレストマーケット　シモイチ）は、奈良県南部の下市町（しもいちちょう）に2024年7月にオープンした、複合商業施設です。館内には、地元特産品を扱うマルシェやレストラン、ギャラリー、キッズスペースなどを備えています。

施設は、統合で使われなくなった小学校の校舎を利用しており、長い廊下や体育館、プールなどに、学校らしさが感じられます。桜で有名な吉野や風情ある温泉街が特徴の天川・洞川温泉にも近い立地で、多くの観光客が日々訪れています。

館内を見てみよう

• 写真：ゆきたか

館内を回ってみましょう。1階にはマルシェやレストランが、2階から上には、ショップや木工品の展示室があります。別棟の旧体育館には、子どもが遊べるキッズスペースもありますよ。

マルシェ

• 写真：ゆきたか

正面エントランスから入った場所にあるマルシェは、地元の特産品や加工品を多く扱っており、たくさんの観光客で賑わっています。エントランス付近には、生花や植物が販売されており、中に入ると地元銘菓、新鮮な野菜や果物、調味料などが並んでいます。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか

オリジナルのスイーツもあり、特にプリンは人気が高いようです。原料の卵には、お隣の五條市にあるさかもと養鶏のものを使うなどのこだわりがある商品です。

筆者は、下市町のお隣の大淀町で作られているドーナツ(5個入り 750円)を購入しました。小ぶりですが、クリームがたっぷりと入っており、美味しくいただけるものでした。

コーヒースタンド「KITO STAND」

• 写真：ゆきたかマルシェ横にあるコーヒースタンド。カウンター席も多く、1人でも気軽に利用できそうだ。

マルシェの横は、コーヒースタンドとなっています。到着してすぐ、ひと息つきたいときや、お買い物や館内の散策を楽しんだ後などに、利用してみてください。

• 写真：ゆきたか

オリジナルブレンドのコーヒー「KITOブレンド」(アイス・ホット 各450円)は、香り高くコクのある味わいながら、後味はすっきりとしています。ぜひ試してみてください。季節のソフトドリンク(600円)やキッズドリンク(アップル・オレンジ・キッズミルク 各250円)もあります。

コーヒースタンドでは、ソフトクリーム(495円)やジェラート(シングル495円・ダブル660円)をいただくこともできます。ジェラートのフレーバーは数種類用意されているので、スタッフに尋ねてください。

その他、1階にはレストランがありますが、こちらは後ほどご紹介します。それでは、2階に上がってみましょう。

3COINS（スリーコインズ）

• 写真：ゆきたか

2階には、雑貨店の3COINS（スリーコインズ）があります。1つ300円からという手頃な価格が人気で「スリコ」と呼ばれて親しまれているお店が、小さな町にあるのに驚かれるかもしれません。これは、3COINSや多数のアパレルブランドを全国展開している「パルグループ」が、KITO FOREST MARKET SHIMOICHIを運営しているからだそうです。

お店はコンパクトで、ショッピングモールにある店舗ほどの品ぞろえはありませんが、生活雑貨やペットグッズなどの取り扱いもあります。また、古着もあるのが珍しいです。

ギャラリー

• 写真：ゆきたか

地元下市町の地場産業でもある木工品、作家やアーティストが作った陶器、家具なども展示されており、自由に鑑賞することができます。

木工品では、三宝（さんぽう）などの神具が有名です。三宝とは、神様へのお供え物を載せる台のことで、神棚などに置かれます。

ウッドパーク

• 写真：ゆきたか

別棟の旧体育館は、子どもの遊び場になっています。近隣の森林事業者の協力を得て、木材を使って作った遊び場は、ウッドパークと呼ばれています。1階入口のほか、本館2階の廊下からも出入りできます。

• 写真：ゆきたか

体育館の舞台側には、登れる本棚があります。子どもと本を読んだり、その本棚に登ったりと、自由に遊べるようになっています。本棚は階段状になっており、ステップも広いので安全そうです。

• 写真：ゆきたか

1階入口側には、木材の端材で作った迷路があり、こちらも面白そうです。長時間のドライブやお買い物をしていると、お子さんは退屈してしまいますので、このような施設はありがたいですね。

芝生広場・テラス席

• 写真：ゆきたか

館内を散策したら、グラウンドに出てみましょう。郊外にあった学校としてはコンパクトなグラウンドですが、木が植えられており、地面も芝生に覆われています。ベンチも設置されており、公園のような雰囲気です。

• 写真：ゆきたか

ベンチに座ると、校舎として使われていた建物が正面に見えます。右手には先ほどの旧体育館のほか、プールも見え、学校として使われていた当時の様子が想像できます。

• 写真：ゆきたか

周囲の小高い山々も見えており、緑が美しいです。天気の良い日には、テイクアウトしたコーヒーやスイーツをいただくのも良さそうです。筆者が訪れた日には、入口付近にキッチンカーも出店していましたよ。

• 写真：ゆきたか

建物の裏側にも、テラス席が設けられています。グラウンドのベンチが空いていないときに利用すると良さそうです。すぐそばを流れる川に沿っているので、景色も楽しめます。

地元食材のレストランでランチを楽しもう

• 写真：ゆきたか

1階には、イタリアンレストラン「WOOD FIRE DINING（ウッド　ファイヤ　ダイニング）」があります。地元の食材を使用しており、薪火で焼いたピザなども味わえるので、こちらでランチを楽しむのも良いでしょう。

• 写真：ゆきたか

店内は、打ちっぱなしコンクリートのクールさと、温かみのある木材が合わさった、おしゃれな空間です。天井も高く、居心地も良いでしょう。

• 写真：ゆきたか一枚板のテーブル席。相席になることも多いが、席の間隔は広く取られている。

テーブルや内装には、地元の吉野杉が使われています。筆者は入ってすぐのテーブル席に案内されましたが、大きくて長さもあるテーブルが、一枚板で作られているのには驚かされました。

• 写真：ゆきたかフレッシュトマトのマルゲリータ

レストランは混雑していることが多いようですが、食事の提供スピードは比較的早いです。こちらは、フレッシュトマトのマルゲリータ(1,400円)です。薪火で焼き上げたピザの生地はもっちりとしており、シンプルな具材のマルゲリータで味わうと、より風味が感じられます。トマトの酸味も心地よく、美味しくいただけるでしょう。

• 写真：ゆきたか大和肉鶏と下市ハーブのジェノベーゼ

パスタも各種用意されています。筆者が注文した大和肉鶏と下市ハーブのジェノベーゼ(1,600円)は、奈良県のブランド鶏の大和肉鶏と、地元で栽培されたハーブが使用されています。

旨味があり、歯ごたえのある大和肉鶏と、爽やかなバジルの風味が同時に味わえます。塩気を控えてあるので、素材本来の味が感じられるでしょう。

その他、ドリンクやスイーツも用意されています。自家醸造のクラフトビールもいただけるので、車を運転されない方は味わってみてはいかがでしょうか。

おわりに

• 写真：ゆきたか

KITO FOREST MARKET SHIMOICHIは、いかがでしたか。特産品のお買い物やランチを楽しんだり、グラウンドで景色を眺めながらゆっくりとくつろいだりと、半日程度過ごすには最適なスポットです。周辺には、日帰り温泉や道の駅、キャンプ場などもあるので、そちらにも訪れてみてはいかがでしょうか。