【奈良】おみくじがひける穴場神社8選！静かな境内で占おう

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• 1.葛城市　葛木火雷神社（笛吹神社）
• 2.御所市　高鴨神社
• 3.御所市　葛木御歳神社
• 4.奈良市　氷室神社
• 5.河合町　廣瀬大社
• 6.三郷町　龍田大社
• 7.吉野町　吉野神宮
• 8.香芝市　鹿島神社

1.葛城市　葛木火雷神社（笛吹神社）

• 写真：ゆきたか

葛城坐火雷神社（かつらきにいますほのいかづちじんじゃ）は、葛城市にある歴史の古い神社です。火雷大神（ほのいかづちのおおかみ）を祀ることから、火の神様として信仰されています。また、天香山命（あめのかぐやまのみこと）のご神徳により、笛やフルートなどの演奏上達を願う人々も参拝しています。地元の人からは、笛吹神社（ふえふきじんじゃ）と呼ばれています。

• 写真：ゆきたか

境内は、大阪と奈良の府県境にある葛城山の麓に位置し、豊かな自然が広がります。通常は参拝者も少なく、静かにお詣りができます。拝殿、本殿などの社殿は、急な石段を上った先にあります。

• 写真：ゆきたか笛吹神社の境内にある大砲

境内の拝殿より一段低い広場に、古い大砲があります。こちらは、日露戦争の後の明治42年6月に、政府より献上されたもので、当時の姿のままで残るのは、珍しいそうです。

• 写真：ゆきたか

おみくじは、この大砲がある場所の奥にある社務所でひくことができます。初穂料は100円です。こちらでは、御朱印やお守りもいただけます。気力や活力を導く「火守」、健康平癒を願う「音守」(初穂料各1,000円)といったお守りがあるので、立ち寄ってみてください。

2.御所市　高鴨神社

• 写真：ゆきたか

御所市の高鴨神社（たかかもじんじゃ）は、大和の豪族「鴨族」を守護する神様を祀る神社です。全国にある鴨（賀茂）社の総本宮でもあるこちらには、主祭神として、阿遅志貴高日子根命（あぢしきたかひこねのみこと）をお祀りしています。

• 写真：ゆきたか

平坦な参道を進むと、石段の上に立派な社殿が見えてきます。拝殿の奥にある本殿は、国の重要文化財にも指定されています。

参道脇には池があり、そこに張り出した舞台からの景色は、緑が鮮やかで美しいです。初夏にはあじさい、花しょうぶが、秋には紅葉も楽しめます。

おみくじは、鳥居をくぐってすぐの社務所でひくことができます。カモをかたどった「鴨みくじ」をぜひ引いてみてください。社務所には、各種お守りなどの授与品も置いてあります。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたかそば小舎の「梅おろしそば」

神社のすぐ横には、人気のお蕎麦屋さん「そば小舎」があります。石臼で挽いたものを店主自ら打つ蕎麦は、やや太めの麺が特徴で、つゆによく絡みます。そばの甘み、風味がたっぷりと感じられるので、味わってみてください。

3.御所市　葛木御歳神社

• 写真：ゆきたか

葛木御歳神社（かつらぎみとしじんじゃ）は、御所市の郊外にある神社です。主祭神に御歳神（みとしのかみ）をお祀りし、古くから五穀豊穣をお守りしてきました。年を司る神様としても知られ、新年や、何か新しい事を始める際に参拝する方も多いそうです。

静かな場所にひっそりと社殿が建っていますが、延喜の制では、名神大社に列した格式の高い神社として知られています。

• 写真：ゆきたか葛木御歳神社の拝殿。おみくじはこちらにあるので、各自初穂料を納めよう。

鳥居をくぐり、石段を少し登ると拝殿が見えてきます。この奥にある本殿は、江戸期に奈良の春日大社の本殿第一殿を移築したものだそうです。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか

おみくじは、拝殿に置かれており、初穂料を各自納めていただきます。御朱印やお守りは、社務所にていただけます。オリジナルの御朱印帳が置かれていますが、デザインが素晴らしいので、是非ご覧になってください。

社務所には薬膳カフェも併設されています。ランチやデザート、飲み物がいただけるので、参拝後の休憩などに利用してはいかがでしょうか。なお、お店は不定休となっています。事前に公式サイト、SNSなどでご確認ください。

4.奈良市　氷室神社

• 写真：ゆきたか

氷室神社（ひむろじんじゃ）は、奈良市の奈良国立博物館前にある神社です。奈良時代に造られた氷の貯蔵庫の氷室をお守りするために祀られたのが始まりで、現在も製氷業者などからの信仰が篤いです。毎年5月1日には、献氷祭があり、鯉や鯛を封じ込めた氷柱がお供えされるほか、舞楽の奉納も行われます。

こちらでは、「氷みくじ」というおみくじが有名です。授与所でひいた番号のおみくじを持ち、氷の上に乗せると、文字が浮かびあがるというもので、観光客の人気を集めています。初穂料は200円です。

• 写真：ゆきたか

神社の境内には、しだれ桜が植えられており、春に美しい花を観賞することができます。例年3月下旬頃から咲き始め、多くの人で賑わいます。

5.河合町　廣瀬大社

• 写真：ゆきたか

河合町にある廣瀬大社（ひろせたいしゃ）は、奈良盆地を流れる川の合流地点にあり、古くから水の神様として信仰されてきました。主に川の治水や五穀豊穣などのご利益があるとされています。毎年2月12日には、参拝者と奉仕者が砂をかけあう奇祭「砂かけ祭り」が行われることで知られています。

• 写真：ゆきたか

神社の参道はとても長く、格式の高さを感じさせます。樹木の緑が鮮やかで、野鳥のさえずりも聞こえてくるので、歩くと気持ちよく感じるでしょう。

• 写真：ゆきたか
• 写真：ゆきたか初夏には、あじさいの花が池の周囲に咲く。

本殿は春日造りとなっており、拝殿の脇に回ると、奥に建物が見られます。境内には小さな池のある庭園もあり、初夏にはアジサイも咲くので、雰囲気も良いです。

おみくじは、拝殿手前の社務所でひくことができます。こちらでは、お守りなどの授与品も並んでいるので、参拝後に寄ってみてください。

6.三郷町　龍田大社

• 写真：ゆきたか

三郷町にある龍田大社（たつたたいしゃ）は、2100年ほど前に創建された、歴史ある神社です。主祭神は、天御柱大神（あめのみはしらのおおかみ）と国御柱大神（くにのみはしらのおおかみ）です。

風の神様を祀る神社は、五穀豊穣や風の難を防ぐご神徳があるとされています。また、「気」によって参拝者をお守りするともいわれています。

• 写真：ゆきたか龍田大社の拝殿。ぐるぐると巻かれたしめなわは、龍をあらわしているそうだ。

鳥居をくぐり、参道を少し歩くと拝殿が見えます。拝殿のしめなわは、柱にまで巻き付けられた独特のものとなっています。拝殿の少し奥に祝詞殿、さらに奥に本殿があります。本殿は二つあり、向かって右側に国御柱大神が、左側に天御柱大神をお祀りしています。

境内には、摂社、末社といった小さな社もいくつかあります。そのうち末社の白龍神社（はくりゅうじんじゃ）には、白龍がお祀りされています。白龍は、縁結びと災難除けの神様です。水をとても好まれるので、参拝者がお水をかけてお祈りする姿が見られます。

• 写真：ゆきたか

おみくじは、参拝者が多いお正月には、拝殿付近に設営されたテントで授与されています。それ以外の時期は、社務所でおたずねください。

7.吉野町　吉野神宮

• 写真：ゆきたか

吉野神宮（よしのじんぐう）は、明治22年(1889年)に、明治天皇によって創建された神社で、後醍醐天皇をお祀りしています。春の桜で有名な吉野山にある、静かな神社です。

• 写真：ゆきたか

本殿、拝殿などの社殿は、昭和7年の改築です。比較的新しいですが、すべて桧造りになっており、荘厳な雰囲気が感じられます。

• 写真：ゆきたか吉野神宮の拝殿には、さまざまなおみくじがある。

こちらのおみくじは、拝殿付近に置かれています。桜の花びらをかたどった「さくらみくじ」、「恋みくじ」、「天然石みくじ」のほか、かわいらしいうさぎのおみくじもあります。

• 写真：ゆきたか

水に浮かべると文字が浮かび上がる「水みくじ」（初穂料300円）も人気です。ぜひお好みのおみくじを引いてみてください。吉野神宮では、御朱印や各種お守りの授与も行っています。

8.香芝市　鹿島神社

• 写真：ゆきたか

鹿島神社（かしまじんじゃ）は、香芝市の街中にある神社です。承安2年（1172年）に、源頼朝の家臣の鎌田小次郎が、常陸国（現在の茨城県）の鹿島本宮から、御分霊を勧請したのが始まりとされています。

• 写真：ゆきたか

ご祭神は、武甕槌大神（たけみかづちのおおかみ）で、ご神徳は多いです。必勝や開運のほか、除災招福、無病息災などのご利益を授かるといわれています。

こじんまりとした敷地に、拝殿や社務所が立ち並びます。市街地にありますが、樹木が多く、緑が美しいです。本殿は大正年間に造営されたそうです。

• 写真：ゆきたか

小さな神社ですが、おみくじは数種類揃っています。縁起物の蒔絵シール付きの「万福みくじ」、「招き猫みくじ」などがあります。筒みくじは社務所で授与いただけるそうです。なお、おみくじの種類は、タイミングにより異なります。その他、厄除けや交通安全、安産のお守りも授与されています。