奈良県の北東部に位置する「宇陀市」は、四方を山々に囲まれた田舎町です。法隆寺や東大寺のある奈良市からも車で1時間程度で到達する位置にあり、アクセスもよいです。そんな森林に囲まれた宇陀市ならではの、あまり知られていない秘境2スポットをご紹介します。
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①青葉の滝
青葉の滝は、宇陀市の中でも三重県との県境に近く、青葉寺の奥にある小さな滝です。Instagramで「#青葉の滝」と調べても、2018年8月現在、まだ181件しか写真が出てこないほどの秘境の地です。筆者夫婦が訪れた時も、観光客は自分たちだけでした。
近鉄大阪線 三本松駅より徒歩約1.5kmの距離にあります。駅からかなり歩くので、車で来ることをお勧めします。
青葉の滝の前には駐車スペースがあり、無料で停められます。しかし、ここの駐車場に行くまでの道がかなり狭く、車がすれ違えないほどなので、走行の際は気をつけてください。(筆者は、狭さのあまりこの道で車後方部を擦ってしまいました)
駐車をしたら、森の方へ進みましょう。すると、森の入り口にお家の玄関のような扉があります。「私有地なのかな?」「もしくはもう一般公開していないのかな?」と思うかもしれませんが、ご安心ください。
なんと、獣被害のために扉が設置されていたのです!扉についている針金をいったん解除し、中に入ることができます。もちろん、入った後は針金をしめておくようにしましょう。
そして森の中を登っていきます。先ほどの獣被害の看板が気になりますが、筆者が訪れた時は動物1匹も見ませんでした。しかし本当に森の中を進んでいるので、あたりには気を付けた方がいいかもしれません。また、舗装はされていますが、山道なので足を滑らせないよう気をつけてくださいね。
この森の中を進んでいくに連れて、秘境探検感が高まっていくこと間違いありません!
そうして3分ほど登ると、青葉の滝に到着します!緑の木漏れ日の隙間から階段状になった岩に降り注ぐ水しぶきがとても神秘的です。昔は修業の場としても使用されていたことも納得のロケーション。
滝自体の落差は7mほどなのでそこまで高くはないのですが、この静かな森の中にこんなに美しい滝があることについつい時間を忘れてしまいます。滝好きの方はマストGOのスポットですよ!
②龍王ヶ淵
龍王ヶ淵は、大和富士といわれる「額井岳」の中腹にあります。額井岳の頂上から流れ出た川の水や湧水を森の中にためた神秘的な池です。Instagram検索数は2018年8月現在で1,110件です!青葉の滝よりは多いですが、全国の観光地と比べると登録数は全然少ないので、ここもあまり知られていない景観名所といえます!
近鉄「室生口大野駅」より徒歩約1時間30分で到着することができます。山道を1kmほど進むので、ここも車で行くことをお勧めします。車は近くのスペースに停めることができます。
また、登っていく道が大変狭くなっているので、運転の際には気を付けてください。ここも車がすれ違うのは難しいほど狭く、さらに山の中ということもあり夜は暗いので、なるべく日中、遅くても夕暮れまでに訪れた方がいいでしょう。
到着すると、田園のような光景が広がります。ここが龍王ヶ淵なのか不安になると思いますが、田園の奥の方まで進んでください!湿原が広がっている部分は足場が悪いので注意が必要ですが、しばらくすると舗装された道がありますよ。
筆者夫婦は夕暮れにきましたが、ここでも観光客は0人でした。本当に田舎の山奥にあるので、訪れる人も少ないのでしょう、あまり観光地化されていなく、自然がありのままに残っているところに心惹かれました。
しばらく歩くと、龍王ヶ淵が見えます!近くで見ると池は緑色に濁っています。しかし、写真映えがものすごいです。筆者は夕暮れに訪れたので、夕陽が絶妙に差し込み、幻想的に光ったような光景を見ることができました。
龍王ヶ淵を引きで撮っても、とても絵になります。いろんな角度からお気に入りの龍王ヶ淵を見て、写真にもおさめてくださいね。龍王ヶ淵のわきには小さな休憩所もあり、そこから龍王ヶ淵を見るのもお勧めですよ。
- 龍王ヶ淵
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- 住所:奈良県宇陀市室生向渕龍王ヶ淵地図で見る
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