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【アメリカ】脱獄不可能!?監獄島、アルカトラズ島を冒険!!

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:12ヶ国

2018年8月20日更新

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アルカトラズ島は、サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな島です。かつては、連邦刑務所が置かれ、多くの凶悪犯が収容されていました。現在は、国立公園に指定され、観光スポットになっています。日本語の音声ガイドツアーもあり、アルカトラズ島の歴史を学びながら、観光を楽しむ事ができます。今回は、アルカトラズ島の冒険と題して、島の内部の一部をご紹介します!

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アルカトラズ島とは?

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かつてのアルカトラズ

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アルカトラズ島は、サンフランシスコの中心部から2.4kmほどの、サンフランシスコ湾に浮かぶ小さな島です。1963年から29年間、連邦刑務所として使用されていました。周囲を囲む海の潮流はとても速く冷たいため、脱獄が困難な事から、ザ・ロック監獄島とも呼ばれ、囚人達に恐れられていたほどです。

現在のアルカトラズ

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アメリカ合衆国が運営する国立公園になっており、年間100万人以上が訪れるサンフランシスコの観光スポットになっています。

早速冒険に出発!

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アルカトラズ島へは、ピア33から出航する船で向かいます。

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ピア33を出航して、20分程度で島が見えてきます。

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着船すると、まず目に見えてくるのがWelcomeという文字。どこか不気味で、アルカトラズ島の厳しい環境を表しているかの様です。

ピア33
サンフランシスコ / 町・ストリート
住所:Pier 33, San Francisco, CA 94133地図で見る

いざ上陸!ツアーは、自由に見るフリースタイル

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島に上陸すると、まずスタッフから島についての簡単な説明があります。

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説明は英語ですが、$1(約110円)で他言語対応のガイドブックとマップが売っています。不安な方は、こちらをゲットするのがお勧めです。

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説明を聞いた後は解散となり、自由に島内を散策できます。

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帰りのフェリーの時間は指定されていないので、自分のペースでツアーを楽しむことができます。フェリーの時間は掲示されているので、散策前に確認しておきましょう。

いよいよ監獄の中に潜入!

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当時、監獄として使用されていた建物は現在も残っており、実際に中に入ることができます。

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こちらは、シャワー室。アルカトラズに移送されるとまずシャワーを浴び、独房に収容されました。当時の雰囲気を残しています。ここで、他言語対応の音声ガイドを無料で借りることができます。

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ここからは、音声ガイドに従って進んでいきます。見学の順番や、スポットの説明を看守や囚人の目線で当時を振り返りながら紹介してくれます。

大悪人と呼ばれた囚人たち

アルカトラズには、大悪人と呼ばれた囚人たちも収容されていました。

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  • アル・カポネ:アメリカの大ギャング。酒の密売などを生業とし、恐れられていました。
  • ジョージ・ケリー:誘拐、酒の密売などを繰り返した凶悪犯。
  • ロバート・ストラウド:終身刑を宣告された悪人。服役中に鳥類の観察、研究を行い権威になったそうです。

独房から見える当時の生活

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アルカトラズには、336の通常の独房と42の凶悪犯用の独房がありました。3畳ほどのスペースがあたえられていました。

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模範囚には、窓側の明るい独房や、個人の私物を持ち込むことが許されていました。

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この他にも、運動場や、図書館など施設が充実していました。

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看守たちが1日のうちで最も緊張したのが食事の時間でした。食堂の天井には、催涙ガスの噴出装置が設置されており、脱獄や、乱闘に備えていました。キッチンの包丁の収納棚には刃物の収納場所が記載されています。これは、紛失にいち早く気づける様に施された工夫です。

この他にも、当時の生活が垣間見れるエピソードが、音声ガイドで数多く紹介されます。

監獄島からの脱出者は?

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脱獄を図った囚人は36名いました。ほとんどは、途中で逮捕されたり、冷たく、早い海岬で溺死しています。

ですがアルカトラズには、脱出に関する逸話があります。1946年フランク・モリスアングリン兄弟が脱獄し、未だに発見されていません。溺死したとされていますが、真相は不明です。

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独房の壁にスプーンで穴を開け、ダミーの人形で就寝時間をごまかし脱出しました。当時の穴や、人形の模型が展示されています。この脱出劇をモデルにした映画も制作されています。

アルカトラズを舞台にした映画

『ザ・ロック』

ニコラス・ケイジ主演のアメリカ映画(1996年公開)。テロリストと、制圧する特殊部隊との攻防をアルカトラズを舞台に描いた作品です。

『アルカトラズからの脱出』

クリント・イーストウッド主演のアメリカ映画(1979年公開)。1946年に実際に起きた、フランク・モリスの脱出をモデルに制作された映画です。

監獄島とは思えない、フォトジェニックな風景も!

  • 写真:SF_logbook

連邦刑務所として使用されていた当時、島には、看守を始め、刑務所の管理に携わる人とその家族が住んでいました。刑務所とは思えない、素敵な風景もあります。

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船の安全航海のために使用された 看守塔です。現在も使用されています。

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こちらは、刑務所長が使用していた建物です。現在は廃墟の様で儚げな雰囲気です。

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管理棟を出ると、サンフランシスコの街を一望できます。大パノラマで広がる街並みは圧巻。囚人たちもこの景色を見ていたのでしょうか。

限定のお土産をチェック!

さらに、ここでしか手に入らないユニークなお土産も充実。独房の鍵や囚人用の食器をモチーフにしたものなどもあり、お土産にしたら話題になること間違いなしです。

  • 写真:SF_logbook独房の鍵をモチーフにしたキーホルダー
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  • 写真:SF_logbook囚人用の食器モチーフカップ
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アルカトラズ島へのアクセス

アルカトラズ島へ上陸するには、ツアーチケットを購入する必要があります。ピア33で直接購入もできますが、インターネットでの購入が便利です。近年とても人気なので、週末には売り切れになることもあります。旅行の際は早めにチェックすることをお勧めします。

おわりに

今回は、サンフランシスコの観光スポットの1つである、アルカトラズ島をご紹介しました。日常と異なる空間を体験できるスポットです。サンフランシスコを訪れた際は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

アルカトラズ島
サンフランシスコ / その他スポット
住所:Alcatraz Island, San Francisco地図で見る
Web:http://www.alcatrazcruises.com/

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