サンフランシスコ・チャイナタウンに開店！食の拠点China Live

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• 食事から買い物まで　正に「食のマーケット」
•    「Oolong Cafe」で八宝茶を
•    一番人気の「Market Restaurant」
•    博物館のような「Marketplace」
• チャイナタウンの新しい名所に？

食事から買い物まで　正に「食のマーケット」

• 写真：くーサンフランシスコのチャイナタウンにオープンした「China Live」

China Liveは、サンフランシスコ市内で複数のレストランを経営してきたジョージ・チェン氏が3年の年月と2,000万ドル（約22億円）を費やしてオープンに漕ぎ着けた大型プロジェクト。

チャイナタウンの歓楽街、ブロードウェイに立つ建物を大々的に改築し、レストラン、バー、カフェ、ショップを詰め込んだ「食のマーケット」に変身させました。

2017年3月にオープンしたのは、1階のフロアのみ。上階では高級中華レストランや隠れ家的バー、バンケットホールなどの建設工事が、2017年夏の開業に向けて進んでいます。今回は1階のカフェ、レストラン、ショップに焦点を当てて紹介します。

「Oolong Cafe」で八宝茶を

• 写真：くー水墨画調のタイルにはゴールデンゲートブリッジやアルカトラス島が

China Liveの中に入ると、まず目に入るのが「Oolong Cafe（ウーロンカフェ）」。中国各地の名産地から取り揃えた上質なお茶を、リラックスムードのカウンター席で味わうことができます。

壁を飾るタイルには、水墨画調でゴールデンゲートブリッジやアルカトラス島、オークランド港のクレーンなどが描かれていて、ちょっとした遊び心がうかがえます。

• 写真：くー八宝茶を飲みながらレストランのテーブルを待つのもよし

店員さんのおすすめは、8種類の素材がブレンドされた同店オリジナルの八宝茶（8 Treasure Tea）。ビタミンやミネラルを多く含むクコの実、龍眼、なつめなどをジャスミン茶と合わせていて、特注のカップやポット（共にガラス製）の中で、バラのつぼみが開くカラフルで健康的な一杯です。

一番人気の「Market Restaurant」

• 写真：くーチャーシューや北京ダックを担当するオープンキッチンをじっくり見学

その奥に広がるのが、このフロアの主役である「Market Restaurant（マーケットレストラン）」。小龍包や北京ダック、季節の野菜、麺類など幅広いメニューを日替わりで提供しています。オープンキッチンが数カ所に設けられているので、フードホールのような賑やかな雰囲気の中で食事が楽しめます。

• 写真：くーシンプルなプレゼンテーションのメニュー

小龍包や餃子などの点心は8～9ドル（約900〜1,000円）、叉焼のプレートやレンコンの挟み揚げなどのおつまみ系が10〜18ドル（約1,100〜2,000円）で、サンフランシスコ名物のダンジネスクラブ（45ドル、約5,000円）も注文できます。

2階に建設中の高級レストランと対比させ、Market Restaurantでは比較的リーズナブルな値段でドリンクや食事が楽しめるのがコンセプトになっていますが、安さを売りにしたお店が多いチャイナタウンでは、それでも高級店の枠に入るかもしれません。

博物館のような「Marketplace」

• 写真：くー香辛料や調味料、調理用具が並ぶ「Marketplace」

レストランの脇には輸入食品や各種調味料、調理用具などをそろえた「Marketplace（マーケットプレイス）」があり、どこかの博物館にいるような気分でショッピングが楽しめます。Oolong Cafeで販売している八宝茶も近々商品化されるとのこと。お土産に喜ばれそうです。

• 写真：くー食器やインテリアグッズの販売コーナー

階段を少し上がると、さらに博物館らしさをアップさせた食器・インテリアグッズのコーナーに辿り着きます。上品なテーブルウェアからポップなデザインの小物入れまで、こだわりを感じさせる品ぞろえ。見て回るだけでわくわくします。

チャイナタウンの新しい名所に？

• 写真：くー連日にぎわいを見せる「Market Restaurant」

北米最古の中華街といわれるサンフランシスコ・チャイナタウンに、市民の期待を背負ってオープンを迎えたChina Live。初日からグルメ志向の強い若者層でにぎわい、「設計がクールで絵になる」「チャイナタウンの新しいデスティネーションになりそう」と評判は上々です。

料理の味や値段については賛否両論ありますが、サンフランシスコの今が体感できるスポットであることは確かです。チャイナタウンを訪れた際には、ぜひとも寄ってみてください。

※本文中のレートはすべて2017年3月現在。