サンフランシスコ
サンフランシスコ観光
多国籍なカルチャーが入り混じるリベラルな都市

無料入館日から大人向けイベントまでいろいろ サンフランシスコのミュージアム攻略法

取材・写真・文:

アメリカ在住

2016年12月20日更新

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写真:くー

ゴールデン・ゲート・ブリッジやおしゃれなショッピング街など見どころ満載のサンフランシスコですが、滞在日数に余裕があるなら美術館や博物館などのミュージアム巡りも楽しみたいもの。入館料が無料になる日や年齢制限付きのイベントを狙って、できるだけお金をかけずに効率良く市内のミュージアムを攻略する方法をご紹介します。

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無料デーは毎月第一週目に集中

  • 写真:くー外観も絵になる花の温室(Conservatory of Flowers)

サンフランシスコ市内の美術館・博物館の多くは毎月第一週目無料デーを設けています。この期間にサンフランシスコを訪れるのならぜひ活用を。第一火曜日は6カ所が無料になるので、行きたい場所をあらかじめ決めておきましょう。

第一火曜日に入館無料のデ・ヤング美術館花の温室はともにゴールデン・ゲート・パーク内にあり、徒歩で移動できます。ユダヤ現代博物館ヤーバ・ブエナ芸術センターは道を挟んだ向かい側に建っているので、組み合わせて訪れると効率的です。

毎月一週目の無料入館日

日曜日

火曜日

無料デーが祝日の場合は、ほかの日に実施される場合が多いので要確認。期間限定の特別展は別料金を払ってチケットを買う必要があります。

アジア美術館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:200 Larkin St, San Francisco, CA 94102地図で見る
電話:+1 415-581-3500
Web:http://www.asianart.org/
デ・ヤング美術館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:50 Hagiwara Tea Garden Drive, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-750-3600
Web:https://deyoung.famsf.org/
リージョン・オブ・オナー美術館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:100 34th Avenue, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-750-3600
Web:http://legionofhonor.famsf.org/
クラフト&デザイン博物館(ミュージアム・オブ・クラフト・アンド・デザイン)
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:2569 3rd St, San Francisco地図で見る
電話:+1 415-773-0303
Web:http://sfmcd.org/
ユダヤ現代博物館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:736 Mission St, San Francisco, CA 94103地図で見る
電話:1-415-655-7800
Web:https://www.thecjm.org/
ヤーバ・ブエナ芸術センター
サンフランシスコ / 博物館・美術館
住所:701 Mission Street, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-978-2700
Web:https://www.ybca.org/
花の温室
サンフランシスコ / 公園・動植物園
住所:100 John F. Kennedy Drive, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-831-2090
Web:http://www.conservatoryofflowers.org/

このほかにも、カリフォルニア科学アカデミー(California Academy of Sciences)エクスプロラトリアム科学館(Exploratorium)が年に数回、不定期で無料入館日を設けています。どちらも人気の高い科学館なので、並ぶのを覚悟でお出かけください。

夜の博物館で知的なデートを

  • 写真:くームード満点のカリフォルニア科学アカデミー「Night Life」

市内の美術館・博物館のほとんどは通常午後5時に閉館しますが、中には週に一度開館時間を延長し、特に社会人の来場を歓迎しているミュージアムがあります。時間が限られているため、料金が通常の約半額に設定されているのもうれしいところです。

カリフォルニア科学アカデミーは「NightLife」と題して、毎週木曜日の午後6時から10時まで21歳以上限定のイベントを企画。照明を落としたムード満点の水族館で、アルコール片手にデートしたり、ローカルバンドやDJのライブで文字通りナイトライフを楽しむことができます。

エクスプロラトリアム科学館も18歳以上を対象に、毎週木曜日の午後6時から10時に「After Dark」を開催。有識者による実演や講演会など大人向けの企画もあり、ちょっとした頭の体操にぴったりです。

カリフォルニア科学アカデミー
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:55 Music Concourse Drive, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-379-8000
Web:http://www.calacademy.org/
エクスプロラトリアム科学館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Pier 15 (The Embarcadero @ Green Street), San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-528-4444
Web:https://www.exploratorium.edu/
  • 写真:くーデ・ヤング美術館の「Friday Nights at the de Young」

デ・ヤング美術館は夏期限定で毎週金曜日に「Friday Nights at the de Young」を開催。午後5時半から入館無料になり、地元アーティストを招いたライブや、舞踊パフォーマンスなどにぎやかなステージも楽しめます。

アジア美術館も夏期になると木曜日午後5時以降のチケットを5ドルで販売します。2017年度の詳細はまだ未定ですが、こちらで最新情報が確認できます。

チケットなしで入れるエリアも

美術館や博物館の雰囲気を楽しみたいけど時間もお金もあまり余裕がない、という方におすすめするのが各ミュージアムの無料公開エリアです。

2016年5月に大規模な増築工事が完了したサンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)は、1階と2階の公共スペースに5つのアート作品が展示されていて、自由に見ることができます。

  • 写真:くーサンフランシスコ近代美術館の公共スペース

デ・ヤング美術館も周囲が360度見渡せる展望タワーや、屋外の彫刻の庭は常に入場無料。また各ミュージアム併設のギフトショップやカフェは誰でも入れるところが多いので、短時間で雰囲気を楽しみたいときに使えます。

  • 写真:くーデ・ヤング美術館の展望タワーは入場無料
サンフランシスコ近代美術館
サンフランシスコ / 博物館・美術館 / 美術館
住所:151 Third Street, San Francisco, CA地図で見る
電話:1-415-357-4000
Web:https://www.sfmoma.org/

観光客向けのCityPASS

市営バスの7日間パスと各種アトラクションのチケットを一冊にまとめたCityPASSを利用すれば、さらにミュージアム巡りのオプションが充実します。

CityPASSに含まれるのはケーブルカーやバスが乗り放題のパス、サンフランシスコ湾の周遊クルーズ、カリフォルニア科学アカデミーのチケット、そしてデ・ヤング美術館(またはエクスプロラトリアム科学館)のチケット、ピア39のベイ水族館(またはモントレー水族館)のチケットです。

これに無料デーや割り引きイベントを組み合わせれば完璧。市内の主要ミュージアムを効率的に回ることができます。

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この記事を書いたトラベルライター

サンフランシスコから離れられません
大学留学で渡米し、サンフランシスコに流れ着きました。寛容でリベラルで肩の力が抜けたところがツボにはまり、格差社会が叫ばれ家賃高騰が続く今も離れられずにいます。できるだけお金をかけずに楽しいことを探すのが趣味。定番の観光スポットだけでなく、サンフランシスコの現在形が体感できる情報をお届けしたいと思っています。
http://mottosf.com

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