みんな大好き『ドラえもん』。その作者、藤子・F・不二雄氏が富山県高岡市出身であることはあまり全国には知られていません。富山県高岡市には、『ドラえもん』の路面電車や公園、高岡銅器を使った銅像など『ドラえもん』スポットが数多くあります。今回は、その中の見所のひとつ、「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」にスポットを当ててご紹介いたします。
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『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄
藤子・F・不二雄(本名/藤本弘)は、1933年12月1日、富山県高岡市に生まれました。
小学校で、転入生である後の「藤子不二雄Ⓐ」(本名/安孫子素雄、富山県氷見市出身)と出会ったF先生は、17歳のとき、Ⓐ先生とコンビを組んで応募した『天使の玉ちゃん』でデビューしました。その後、合同ペンネームを「藤子不二雄」とし、1954年に上京、数多くの児童漫画を発表しました。
1987年に「藤子不二雄」コンビを解消、その後は「藤子・F・不二雄」名義で作品を発表していましたが、1996年9月23日、肝不全にて62歳の生涯を閉じました。
F先生の代表作には『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』『エスパー魔美』などが挙げられます。
「高岡市美術館」内にある「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」
そんなF先生が生まれ、少年時代を過ごした高岡市。その中心部にある「高岡市美術館」内の2階に「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」があります。
「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」へ行くには、美術館入り口を入ります。
入り口を入って中に進みます。
さらに進むと、螺旋階段があります。
螺旋階段を上ると、2階がギャラリーの入口です。
「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」のエントランス
ギャラリーの入り口は、あの「どこでもドア」になっています。
展示の紹介 〜藤子・F・不二雄のマンガの原点〜
どこでもドアを通るとまず、F先生の手作りを再現した幻燈機が「ふるさと高岡の記憶」を映し出します。
常設展では、F先生のマンガ家の原点としての高岡、少年時代の創作活動、「良質の娯楽を提供したい」とマンガを描きつづけたF先生の仕事に対する姿勢を、実際に使っていた愛用の品や原画などの展示とともに紹介しています。
中でも、『ドラえもん』のマンガの中から、先生が少年時代に体験したであろう高岡の風景や方言などが感じられるページを展示しているコーナーは、高岡ならではの見所です。
オリジナルショートムービーの放映や『パーマン』のバッジ型のベンチの設置があり、ゆっくり楽しみながら作品を鑑賞することができます。
(ギャラリー内は撮影禁止です。)
ギャラリーの外のお楽しみ
ギャラリーの出口を出たところに、ドラえもんが待っています。等身大(?)より少し大きなドラえもんです。
ドラえもん像
こちらは高岡市の伝統産業である高岡銅器で作られたドラえもんです。頭身がいつもの2頭身と違ってどことなくユーモラスで可愛らしいのは、連載開始当時の初期のドラえもんを模しているためです。
グッズ売り場
出口付近のグッズ売り場には、F先生のキャラクターグッズがたくさん並んでいます。「藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」でしか買えない限定グッズも販売していますよ。
まんがライブラリー
グッズ売り場の隣、まんがライブラリーではF先生の作品を自由に読むことができます。
ドラえもんをイメージしたような可愛らしい子ども用の椅子も置いてあります。もちろん、大人が読みふけっても大丈夫です。
地下ミュージアムショップ
地下1階に降りるとミュージアムショップがあります。ここにも『ドラえもん』のグッズが販売されています。
ティーラウンジ「アーク」
ミュージアムショップの隣にはカフェがあります。軽食や季節替わりのスイーツを楽しめますので、ここでちょっとひと休みしてはいかがでしょうか。
- 高岡市 藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー
- 富山 / 博物館 / 子供が喜ぶ / キャラクターミュージアム
- 住所:富山県高岡市中川1-1-30 高岡市美術館2F地図で見る
- 電話:0766-20-1170
- Web:http://fujiko-artgallery.jp/
- 高岡市美術館
- 富山 / 美術館
- 住所:富山県高岡市中川1-1-30地図で見る
- 電話:0766-20-1177
- Web:http://www.e-tam.info/
- ティーラウンジ アーク
- 富山 / カフェ・喫茶店
- 住所:富山県高岡市中川1-1-30(高岡市美術館地下1F)地図で見る
- Web:http://www.e-tam.info/tomo/lounge.html