写真：まき子大都会ワシントンD.C.のすぐ西隣にあるバージニア州は、ほどよい田舎で見所いっぱい！中でも「シャーロッツビル」は自然が豊かで歴史も感じられる街。世界遺産の「トーマス・ジェファーソン」の邸宅も一見の価値があります。D.C.からたった2時間で行けるので、大都会の観光と合わせて「シャーロッツビル」にも訪れてみてはいかがでしょう？
この記事の目次表示
のどかな田舎にある都市「シャーロッツビル」とは？
アメリカ政治の中心「ワシントンD.C.」のすぐ西隣にあるのが バージニア州 。D.C.からはメトロも走っているので交通の便もよく、D.C.で働いている人の多くはバージニア州に自宅を構えていますし、政治家、軍の関係者、企業のトップなどの豪邸も、実はたくさんあるんです。
そんなバージニアへ、D.C.から車で1時間も走れば…
写真：まき子
こ〜んなのどかに。バージニアはとても自然豊かな、良い意味で “田舎” なのです。
今回ご紹介する「シャーロッツビル Charlotesvill」という街は、D.C.からこんなのどかな道を車で2時間ほどドライブすれば到着。シェナンドー国立公園 も近く、 ブルーリッジマウンテン の麓にあります。ダウンタウンは拓けており、由緒ある バージニア大学 があるなど、学生も多く住む街ですが、観光にオススメなのはその郊外！
見どころいっぱいなシャーロッツビルでの遊び方を、3つに厳選してご紹介します。
- シェナンドー国立公園
- アメリカ / 公園・動植物園 / 自然・景勝地
- 住所：Front Royal, バージニア州 22630 アメリカ合衆国地図で見る
- Web：https://www.nps.gov/shen/index.htm
1.【Monticello モンティチェロ】 世界遺産になったトーマス・ジェファーソンの邸宅
シャーロッツビルが観光地として注目される理由の1つは【トーマス・ジェファーソン】です。日本人にとってはあまり馴染みがないかもしれませんが、ジェファーソンは アメリカ独立宣言の起草者、そして 第3代アメリカ合衆国大統領 として、アメリカでは知らない人はいないほど。
そのトーマス・ジェファーソンが邸宅を構え、生涯そこでの生活を愛した場所がシャーロッツビルなのです。
- 写真：まき子
邸宅の周囲にはプランテーション農園も広がっており、この敷地は【Monticello モンティチェロ】と呼ばれています。
モンティチェロは 世界遺産 にも登録されており、邸宅の1Fのみ見学できるガイド付きツアー（大人$29（約3,800円））が大人気！中の撮影は禁止されていますが、ジェファーソンが、政治家だけではなく、建築家、発明家、測量士、科学者、音楽家、醸造家…などなど様々な分野に秀でていたことが分かります。なんと言語は7ヶ国語も話せたそう。
トーマス・ジェファーソンのお墓も庭にあります。邸宅の見学ツアーは有料ですが、大農園やお墓などの庭は自由に散策できますよ♪
より詳細な情報、料金などについては、ぜひ関連記事でご紹介しています。
- モンティチェロ
- アメリカ / 建造物
- 住所：931 Thomas Jefferson Parkway Charlottesville, VA 22902地図で見る
- Web：https://home.monticello.org
2. 【Michie Tavern ミッキータバーン】元は由緒正しい宿屋＆居酒屋！
【モンティチェロ】から車で5分というすぐ近くに、バージニアでは最も古い建物の1つと言われている観光名所がもう一つあります。
それは 【Michie Tavern ミッキータバーン】。ここは、18世紀の当時は “居酒屋＆民宿” として、多くの旅人に食事と宿泊部屋を提供していたそう。
今は居酒屋や民宿は行っていませんが、当時の建物をそのままに「アメリカ南部料理」という伝統料理が味わえるビュッフェスタイルのレストランがあったり、建物内を散策できるツアーも人気があります。
レストランはランチタイムのみの営業なので、【モンティチェロ】と併せてお昼ご飯に訪れる方も多いようです。
- 写真：まき子
年季の入ったお土産屋さんも併設されていて、バージニアならではのお土産やバージニアワインも購入できます。
ミッキータバーンについては、こちら ↓ でも紹介しているので、ぜひご参照ください。
- ミッキータバーン
- アメリカ / 遺跡・史跡
- 住所：683 Thomas Jefferson Parkway Charlottesville, Virginia 22902地図で見る
- Web：https://www.michietavern.com
3. ヴァージニアはワインが美味い！ワイナリー巡り
シャーロッツビル での楽しみ方は、観光スポットだけではありません。周囲にはたくさんのワイナリーがあり、テイスティングやワイナリー見学も楽しめます。
実は、シャーロッツビル は「アメリカで初めて葡萄作りを始めた場所」なんです。先ほどにも挙げた トーマス・ジェファーソンが、自宅の モンティチェロ のプランテーションで栽培を始めたのが、バージニアでワイン造りが発展したきっかけと言われています。
そして今や、バージニア州全体では、全米で5本の指に入るほどのワインの名産地。280近くのワイナリー、360以上の葡萄栽培家が存在しています。
一番有名なワイナリーは、トーマス・ジェファーソン が育てた葡萄畑を継承している、由緒あるワイナリー【Jefferson Vineyards ジェファーソン・ヴィンヤード】。
もちろん、そのほかにもたくさんの見どころあるワイナリーがありますし、ワイナリーツアーも、シャーロッツビル発、ワシントンD.C.発などいろいろあるので、ぜひ自分好みのワイン探しを楽しんでみてくださいね。
- ジェファーソン・ヴィンヤード
- アメリカ / 工場・施設見学
- 住所：1353 Thomas Jefferson Pkwy, Charlottesville, VA 22902 アメリカ合衆国地図で見る
- Web：https://www.jeffersonvineyards.com
■おすすめワイナリーもご紹介！ワイン産地「シャーロッツビル」の3つの魅力【アメリカ・ヴァージニア州】
■ワイナリーも紅葉スポット！アメリカ・ヴァージニア「Veramar Vineyard」
■アメリカ・バージニア州はワインの名産地！おすすめワイナリーは【Three Fox Vineyards】
最後に・・・
ワシントンD.C.からとてもアクセスが良いですし、ちょっと足を伸ばして、こんな田舎で過ごすひとときも良いものです。大都市にはない、のんび〜りとした雰囲気、ゆっくりと時が流れる街で、また一味違う旅になると思いますヨ。
