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スミソニアンで一番人気!【国立航空宇宙博物館】(ワシントンD.C.)

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2019年2月5日更新

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初めて空を飛ぶことに成功した【ライト兄弟】

19世紀末にはすでに車が走り、水上では蒸気船、そして空では熱気球、飛行船はありましたが、「飛行機」はまだ発展途上でした。そんな時代に初めて 有人動力飛行 に成功したのが【ライト兄弟】というのは、もう有名な話ですね。

博物館の【The Wright Brothers Exhibition ライト兄弟特別展】という部屋は、その当時の街中を彷彿とさせる19世紀の街並み、そして、ライト兄弟はもともと 自転車製造業者 でもあったので、そんな工場チックな雰囲気です。上記の写真も、ライト兄弟が実際に乗っていた自転車ですヨ!

本物ですよ!【ライトフライヤー号】

そして、ライト兄弟が人類初! 有人動力飛行 に成功した飛行機【ライトフライヤー号(Wright Flyer)】の展示も大迫力!

驚く事なかれ、これも本物です!!「ほんとに本物なの?」とぐるぐると周囲を回って、まじまじ見てしまうほど、綺麗に保存されています。(上に乗っている人はマネキンです)

初めて飛んだ飛行機【ライトフライヤー号】は、飛行機というよりグライダーのような感じですが、エンジンも装備されているんです。

この【ライトフライヤー号】が人を乗せて飛んだのは1903年。それからたった110年余りで、現代のように安心して飛行機に乗れる世界になったのかと思うと、航空産業がいかに発達したか、そしてこれからまた100年経ったら、どんな世界になるのか?!と、感慨深くなりますね。

輝かしい実績を残したたくさんの飛行機

順番が逆かもしれませんが、あえて最後にご紹介するのは、【国立航空宇宙博物館】の入口にある、宙に浮いてる飛行機たち!セキュリティを抜けて入った途端、目に入る飛行機たちの華やかな光景に、「わあー!」と思わず声が出るに違いありません。

ここはエントランスホールなので、入るときも出るときも見られる=必ず目にすることができます。

この飛行機たちは、一つひとつ、輝かしい実績を残しています。とは言っても、それはアメリカでの話。日本では知られていない飛行機もたくさんあります。例えば上記写真の2機です。

左にあるのは 【Ryan NYP “Spirit of St. Louis(スピリット・オブ・セントルイス)】。1927年にニューヨークからパリまで33時間30分、大西洋を横断して飛行し続けた飛行機で、当時は相当な感動を人に与えたそう。映画『翼よあれがパリの灯だ』をぜひ観てみてください。

右にあるのは 【Space Ship One(スペース・シップ・ワン)】。 2004年6月21日、初めて 高度100km を超えた飛行を成し遂げた機体です。「高度100km」だなんて!!想像できないですね。

この写真の右、赤い飛行機は【Bell X-1 “Glamorous Glennis”(グラマラス・グレニス)】。1947年10月14日、初めて 超音速飛行 を成し遂げた記念碑的な飛行機だそうです。興味のある方は『ライト・スタッフ』という映画をぜひ観てみてください。

今回ご紹介した飛行機以外にも、とにかくたくさんあります!1Fからは見上げるばかりですが、2Fのテラスに行くと上から見下ろすこともできますので、ぜひたくさんの貴重な飛行機を眺めてくださいね。

7年に渡る博物館の改修工事、完成は2022年!

【国立航空宇宙博物館 National Air and Space Museum】は、2015年から7年間という長期間に渡り、改修工事を実施しています。とはいっても全館閉鎖ではなく、段階を踏んで部分的に改修。

でも、訪れる時期によって、展示物の場所が変わるようなので、ホームページの館内MAP を事前に確認するのをお勧めします。

最後に・・・

今のご時世では「飛行機は当たり前にあって安全なもの」と当然のように思っています。そのうち「宇宙旅行なんて当たり前」という時代がくるかもしれません。

でも、人が空を飛べるなんて! 宇宙に行けるなんて! そこに行き着くまでどれだけ大変で、どれだけたくさんの人が犠牲になったのか。それを遺してくれる、こんな博物館は本当に素晴らしいと思います。

しかも、くどいですが、こんな素晴らしい博物館が無料で!何度でも入れるんです!「スミソニアンに行ったらあれこもれも行きたい!」となるかもしれませんが、今回ご紹介した3点を押さえれば間違いありません♪

国立航空宇宙博物館
アメリカ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:600 Independence Ave SW, Washington, DC 20560地図で見る
Web:https://airandspace.si.edu/

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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