【オーストラリア】産地でワインを堪能！行きたいワイナリーエリア3選

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• 【1】ビクトリア州ヤラバレー（Yarra Vally, VIC）
• 【2】タスマニア州（TAS）
• 【3】南オーストラリア州バロッサバレー（Barossa Valley, SA）
• まだまだある！他の地域のワイナリー

【1】ビクトリア州ヤラバレー（Yarra Vally, VIC）

ビクトリア州最古のワイナリーエリアである「ヤラバレー」。ヤラバレー産のピノ・ノワールは、オーストラリアの中でも最高級の品質と言われるほど、評判が高いワインを生産しています。観光地としても人気の都市メルボルンから車で1時間のところに位置し、ツアーも多く敢行されています。

• 写真：dory外のテラス席で楽しめるワインテイスティング

ヤラバレーにはワイナリーのほか、ストロベリーファームやチョコレート工場、デイリーファームなどもあり、食のツーリズムが充実しています。ツアーではワイナリーでのワインテイスティングに加えて、こうした工場にも立ち寄るというプランが多いです。

• 写真：doryチョコレートファクトリー

また、ここには、最高級シャンパン「ドンペリニヨン」を有するフランスのシャンパン製造会社のモエ・エ・シャンドンが設立したワイナリーDomaine Chandon（ドメイン・シャンドン）もあります。モエ・エ・シャンドンがフランス以外の国に設立したワイナリーは2019年5月時点で世界に4か所のみで、アメリカ・カルフォルニア、ブラジル、アルゼンチン、そしてここヤラバレーとなっています。

• 出典：www.flickr.comPhoto by: >littleyiye<, 作品名:Domaine Chandon Green Point Winery Yarra Valley region Victoria, Australia

モエ・エ・シャンドンがこの地を選んだ理由は、ヤラバレーが冷涼な気候で、本家シャンパーニュ地方で用いられるブドウの品種栽培に適しているからだそうです。

【2】タスマニア州（TAS）

オーストラリアでもっとも南に位置する「タスマニア州」は、冷涼な海洋性気候となっているため、高品質なピノ・ノワールやシャルドネが多く生産されています。特に白ワインが有名です。近年では、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリ、リースリングなどの白ワインの生産量が増えてきているようです。

• 写真：dory真ん中がタスマニアのDevils CornerのPinot Noir

オーストラリアで一番小さなワイン産地でありながら、最高級ワインを生産する造り手の多い地域です。Devil’s Corner（デビルズ・コーナー）はタスマニアでも1,2を争うブランドで、シャルドネが人気です。また、リッチモンドにワイナリーを構えているPOOLEY（プーリー）は、家族で経営している小さなワイナリーですが、これまでに金賞などの数々の受賞歴があり、良質のワインを提供しています。

• 写真：dory

【3】南オーストラリア州バロッサバレー（Barossa Valley, SA）

オーストラリア最大の栽培面積を持つ「南オーストラリア州」では、様々なワインが楽しめます。オーストラリアを代表するブドウと呼ばれる赤ワインの品種シラーズは、特に「バロッサバレー」で多く収穫されています。

• 写真：dory

オーストラリアのテーブルワインとして知られる大手メーカーJacobs Creek（ジェイコブス・クリーク）も、ここバロッサバレーで製造しています。

オーストラリアのワイナリーは他国と比べて観光化がうまく進んでおり、初心者でも楽しめるように工夫されています。ワインの知識がない方でも気軽に行くことができますし、特にここバロッサバレーは、大規模で綺麗に整備されていることもあり、多くのツアーも敢行されています。

• 写真：doryJacobs Creekのワインテイスティングコーナー
• 写真：dory

まだまだある！他の地域のワイナリー

これまで紹介した3つのエリア以外にも、オーストラリアの熱帯を除く都市ではワインを楽しむことができます。最大の都市シドニー近郊ではハンターバレー（Hunter Valley）やマッジー（Mudgee）などが有名で、多くの日帰りツアーもあります。西オーストラリア州のパースからであれば、マーガレットリバー（Margaret River）がワインの産地として有名です。

どの都市へ行ってもワイナリー巡りが楽しめるのも、オーストラリアのいいところです。ワインを気軽に飲む文化が根付いていて、移民も多く、豊かな自然で作られる食材を使って食文化も進んでいます。ワインはイタリアやフランスだけではありません。是非オーストラリアのワインも楽しんでみて下さい。