
ブルネイ入国時に必要な申請や事前に準備しておくべきことがいくつかあります。実際にブルネイへ渡航した筆者が、予め準備しておいたほうがいいものをご紹介します。入国してから現地で困ってしまう前にこちらを見て準備を整えましょう。
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1. E-Arrival Card(入国カード)申請
2024年2月よりブルネイ・ダルサラーム(ブルネイ)の入国カードは従来の紙のフォームではなく、事前にオンライン登録するE-Arrival Cardになりました。日本出国前に手続きを完了させ、プリントアウトするかスクリーンショットを保存して当日持参すると便利です。筆者は提示を求められませんでしたが、申請を基に審査官から質問を受けました。
出典:www.imm.gov.bnE-Arrival Card申請ウェブサイト トップページ
出典:www.imm.gov.bn質問入力画面
出典:www.imm.gov.bnアカウントページ
E-Arrival Card申請ウェブサイトにアクセスして、アカウントを新規作成、新規作成から所定の質問に回答して渡航情報を登録します。申請が完了すると、アカウントページ下部のCurrent E-Arrival Cardsのところに、入国予定日などが記載されています。後から修正も可能ですし、申請を忘れてしまっても入国審査前のカウンターに専用PCがあるのでその場で入力も可能です。
2. 健康申告フォーム申請
2025年3月現在、ブルネイ国内でのサルの水際措置として、過去21日間の渡航歴及び健康申告が義務づけられています。到着日を含む3日前から申告可能ですので、入国前にかならず申請しましょう。
出典:www.healthinfo.gov.bn健康申告フォームウェブサイト
出典:www.healthinfo.gov.bn申請入力画面
写真:dory申請後にメールで届くフォーム画面
健康申告フォーム申請ウェブサイトにアクセスして、アカウントを新規作成、申告書を作成します。データをダウンロードして当日持参すると便利です。
3. 配車アプリDartインストール
ブルネイは国民の多くが自家用車を持っているため公共交通機関が発展していません。蒸し暑い東南アジアの気候もあり、歩いている人もほとんど見かけませんし、バスの利用は時間が読めず旅行者にはなかなかハードルが高いです。また、国の中にタクシーはたったの40台のみでかなり限られた利用になります。
出典:apps.apple.comアプリのログイン画面
出典:apps.apple.comピックアップ場所の設定画面
ブルネイではDartという配車アプリが利用できますので、短時間で小回りの利いた移動をするには配車アプリのDartを使うのが一番です。空港からの移動にも利用できますので、入国前に初期設定などを完了させておくとスムーズです。
4. 現金両替と現地での注意点
クレジットカード利用もできますが、屋台などではキャッシュオンリーのところもありますので、多少でも現金を持っておいた方がいいでしょう。日本国内でブルネイドルへ両替出来るところはありませんので、入国してから空港などで両替が必要になります。
なお、ブルネイドルとシンガポールドルは通貨の等価交換協定を締結しているので、同等に使用可能です。今後シンガポールに行く予定のある方、多めに両替したドルを日本円に戻す可能性がある方は、日本でも両替可能なシンガポールドルを準備しておいてもいいかもしれません。
また、空港のATMからキャッシュアウトも可能ですが、最低50ブルネイドル~になりますので、トランジットなど短時間の入国になりそうな人は現金を持って行ったほうがいいでしょう。また余ったブルネイドルは忘れずにブルネイ出国前に日本円変えておきましょう。
直前の情報をこまめにキャッチしてしっかり準備しよう
入国前には上記に挙げたような入国時に必要な準備や便利なアプリなどの必須な準備を整えてください。また、お酒の持ち込みには申告が必要です。ブルネイはイスラム教の国であり、飲酒、販売はされていませんので、種類を持ち込む場合は必ず申告が必要になります。
今回ご紹介したのは2025年3月現在の情報ですが、各国でコロナ禍により様々なルールが変わったように日々変更されることがあります。直近の情報は在ブルネイ日本大使館のサイトなどから確認するようにしましょう。
ブルネイは東南アジア随一の治安のいい国
日本人にとってブルネイはあまり馴染みのない国かもしれませんが、石油産油国であり治安も非常に安定しています。東南アジアでは随一と言っていいでしょう。他のアジア諸国で気にしなければいけないようなスリ対策、安全対策などはそこまで気にする必要はないと思います。
過敏になる必要はないですが、必要に応じて旅行の準備をしていただければ問題ないでしょう。日本からの直行便も出ていますので、次の休暇は是非ブルネイへ行ってみませんか?

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