
鎖場の連続で知られる、奥久慈男体山の上級者向登山コースについて紹介します。鎖場の様子はもちろんのこと、コース全体や山頂の様子についてもお伝えしていくので、ぜひチェックしてみて下さいね!
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奥久慈男体山って、どんな山?
奥久慈男体山は茨城県常陸太田市と久慈郡大子町の境に位置する、標高653.9mの山です。
登山口やルートは複数ありますが、人気のコースは西金駅側から登るコースで、鎖場続きの健脚コース(上級者向登山コース)と、尾根道歩きが続く一般コースの2つです。
また、ややマイナーではありますが、持方集落から登る持方コースなどもあります。
各コースをよく確認したうえで、無理のないコースにチャレンジしてみて下さいね♪
奥久慈男体山!上級者向登山コースについて
奥久慈男体山の上級者向登山コースは、健脚コース内に出てくる約0.8km区間のことで、この間は鎖場が連続します。(※写真のオレンジ線部分)
上級者向登山コースを含んだ健脚コースの距離や所要時間などは下記の通りです。
距離:約2.2km(※この間の約0.8kmが鎖場の連続)
標準タイム:登り約1時間30分/下り約1時間15分
登山口前の看板では様々な注意喚起がされていて、倒木や落石、コース内に設置してある鎖やロープ等の劣化の恐れについて案内されています。
そのほかにも、滑面注意・転落注意・崖崩れ・地滑り注意など数多くの危険ポイントがあるので、登る前に自身でよく考えて無理のない登山を楽しんで下さいね!
奥久慈男体山!上級者向登山(健脚)コースを登ろう!
今回は大円地駐車場からスタートして男体山頂を目指します。コース内でポイントとなる点は下記の通りです。
①大円地駐車場
奥久慈男体山をマイカーで訪れる方の多くが利用する「大円地駐車場」。駐車スペースにトイレ、登山届を出すポストがあります。
今回のスタート地点は大円地駐車場からですが、西金駅から登山口の大円地まで徒歩1時間くらいでアクセスすることもできます。
準備を整えたら、さっそく歩きだしましょう!
②健脚・一般コースの分岐
大円地駐車場を後にしたら、「至 男体山登山口」の案内板に従って林道を進みます。
ほどなくして大円地山荘が見えてくるので、山荘横の登山道へと入っていきます。その先に「健脚コース」と「一般コース」の分岐が出てきます。
ここで健脚コースを選択するのですが、道標の隣にはコースの注意書き、健脚コース側の看板には「滑落事故多発中」の張り紙があります。
不安な方は引き返す、もしくは一般コースを選択するなど、自分にあった無理のない登山を楽しんで下さいね♪
③登山道
スタートから鎖場の連続までの登山道は、足場の悪い場所も多く、それなりの急登もあります。
茨城県内のその他の山々と比較してもやや険しく、それだけで健脚向きであることが伺えます。
登り出してすぐに鎖場が出てきますが、ここは2箇所ほどで連続しません。まずはやや険しい山道を一歩一歩登っていきましょう!
④鎖場の連続
鎖場の連続が始まるのは、滝倉との分岐を過ぎて少し登った先から。ゴツゴツとした岩肌に杭が打たれていて、そこから鎖が垂れています。
この0.8km区間はとにかく急登と鎖場が続くので、コース内でいちばん体力を使います。
鎖場の連続が始まると休憩処などもないので、自身の体力に合わせて登るペースを考えて、適度に休憩をしながら登りましょう。
鎖やボコボコとした岩肌をたよりに慎重に登って行けばそこまで難しいポイントは無いので、頑張って歩み進めていきましょう!
⑤東屋
鎖場の連続を終えると、「東屋」が出てきます。山頂まで残り5分ほどですが、鎖場続きで疲れた方には嬉しい休憩処です。
ここまで来たら山頂の絶景まで残りわずか、もうひと踏ん張りです!
⑥奥久慈男体山頂
東屋から5分ほど緩い登り坂を行くと、茨城百景の「男体山頂」に到着です!
山頂は横に広く、男体神社(石宮)や記念撮影にぴったりの山頂標識があります。
そしてなんといっても、男体山頂から見渡す景色は素晴らしく、絶景を堪能できます!
男体神社からの足元の切れ落ちた豪快な眺めや、山頂標識側からの眼下に広がる眺めは特に素晴らしいので、じっくりと景色を楽しんでいって下さいね♪
おわりに
奥久慈男体山・上級者向登山コースのご紹介はいかがだったでしょうか?
後半の約0.8km区間は鎖場の連続で、急登も続くので短い登山時間でも登りごたえが感じられるかと思います!
鎖場好きな方はもちろん上級者向登山(健脚)コース、ちょっと不安がある方は一般コースや持方コースからでも山頂の絶景を楽しめるので、ご自身に合った無理のない登山にチャレンジしてみて下さいね♪