金沢市
金沢市観光
3つの茶屋街や武家屋敷跡など情緒ある町歩きが楽しい

【金沢】加賀百万石の城下町を楽しもう!1泊2日の観光モデルコース

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:47都道府県

2021年1月15日更新

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写真:旅田サトシ

北陸を代表する観光都市・石川県・金沢。宿泊するホテルは決まっているものの、兼六園やひがし茶屋街、香林坊など、観光やグルメを楽しめるところがたくさんあって、どこに行こうか迷っちゃう・・・。そんなあなたにおすすめしたい1泊2日で楽しめる筆者考案の金沢観光のモデルコースをご紹介します。

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【1日目】日本三名園のひとつ「兼六園」と「金沢城公園」を散策

9:35 金沢駅到着

  • 写真:旅田サトシ金沢駅・鼓門

まずは観光の玄関口である「金沢駅」を目指しましょう!東京駅からは北陸新幹線で最短2時間半、大阪や名古屋からは、JR北陸本線の特急で約2時間30分~3時間でアクセスできます。金沢駅東口(兼六園口)には、高さ約14メートルの「鼓門(つづみもん)」がお出迎え。ここで記念写真を撮ってみては。

金沢駅
金沢市 / 駅 / 夜景 / 観光名所 / インスタ映え
住所:石川県金沢市木ノ新保町1番1号地図で見る
  • 写真:旅田サトシ北鉄バス1日フリー乗車券

散策を始める前に、お得なきっぷを買うのもおすすめ。金沢駅東口のところにある「北鉄駅前センター」や金沢駅構内にある「金沢観光案内所」などでは、指定のエリア内の北鉄バスが1日乗り放題の「北鉄1日フリー乗車券」を販売しています。

また案内所では、当日ホテルへの手荷物配送サービス(1個・金沢市内700円)も行っており、17時~20時までに手荷物が届くように受け付けているので、ぜひ立ち寄りましょう!

【北鉄バス一日フリー乗車券に関する情報】
<電話番号>
076-237-5115(テレホンサービスセンター/8時~19時)
<料金>
おとな(中学生以上)500円、こども(小学生)250円
<主な発売箇所>
北鉄駅前センター (金沢駅東口バスターミナル1番のりば近く)、金沢駅東口バスターミナル北鉄グループ案内所、
片町サービスセンター、北鉄バスサービスセンター武蔵エムザ店 、金沢市内の主要ホテル、旅館など
※バス車内での販売はいたしておりません。詳細は公式HPでご確認ください。
北鉄駅前センター
金沢市 / 観光サービス
住所:石川県金沢市堀川新町1−11地図で見る
Web:http://www.hokutetsu.co.jp/information_top
金沢駅観光案内所
金沢市 / 観光案内所・ビジターセンター
住所:石川県金沢市木ノ新保町1-1 JR金沢駅構内地図で見る
電話:076-232-6200
Web:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/deta...

9:50 金沢駅出発

  • 写真:旅田サトシ北鉄バス

観光案内所で、本日宿泊するホテルへの手荷物の配送手続きを済ませた後、バスに乗って最初の目的地・兼六園(けんろくえん)へ出発!北鉄バスで約10分、または城下まち金沢周遊バスの右回りルートで約16分、最寄の「兼六園下・金沢城」バス停で下車します。

10:10 加賀百万石の歴史ある大名庭園「兼六園」を散策

  • 写真:旅田サトシ兼六園・桂坂口

バス停から歩いて3分、兼六園の入口・桂坂口(かつらさかぐち)に到着します。水戸の偕楽園(かいらくえん)、岡山の後楽園(こうらくえん)とともに「日本三名園」のひとつで、美しい庭園風景を楽しめるほか、世界を代表する旅行ガイド『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』でも、最高ランクの3つ星を獲得しています。

  • 写真:旅田サトシ徽軫(ことじ)灯籠

兼六園で欠かせないのが、二股の脚が特徴的な「徽軫灯籠(ことじとうろう)」。左右の脚の長さはそれぞれ異なる美しさが見どころで、手前にある虹橋に立って、池と灯篭をバックに記念写真を撮るのもおすすめです。

  • 写真:旅田サトシライトアップした唐崎松

徽軫灯籠から少し歩くと見えてくるのが、唐崎松(からさきまつ)。近江(現在の滋賀県)の景勝地、唐崎から種を取り寄せて育てたクロマツで、雪でクロマツが折れないように円錐型の雪吊りが施されています。また季節ごとにライトアップも行われており、写真映えしそうな光景も見ることができます。

  • 写真:旅田サトシ噴水

さらに園内には、日本最古といわれる「噴水」があります。江戸時代末期、加賀藩13代藩主・前田斉泰(まえだなりやす)が造らせたもので、霞ヶ池との高低差で生じる水圧によって吹き上がる仕組み。水圧によって変わりますが、高さは約3.5メートルまで上がります。

兼六園
金沢市 / 庭園 / 観光名所 / インスタ映え / 紅葉 / 桜の名所 / ツーリング
住所:石川県金沢市兼六町1地図で見る
電話:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
Web:http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/

10:45 通称“石垣の美術館”「金沢城公園」を散策

  • 写真:旅田サトシ金沢城公園・石川門

兼六園を散策した後は、近くにある「金沢城公園」を散策しましょう。兼六園の桂坂口から橋を渡ったところにあり、加賀藩前田家の居城、金沢城の跡地を公園に整備。金沢城のシンボルで江戸時代後期に再建された「石川門(いしかわもん)」が出迎えます。

  • 写真:旅田サトシ金沢城公園「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門」

公園内には、巨大な城郭「菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋(ごじっけんながや)・橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)・橋爪門(はしづめもん)」があります。櫓内も見学でき、貴重な資料が展示されているほか、櫓や門を含め、多種多様な石垣を見ることができることから、“石垣の美術館”とも呼ばれています。

金沢城公園
金沢市 / 城 / 公園 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所
住所:石川県金沢市丸の内1−1地図で見る
電話:076-234-3800(石川県金沢城・兼六園管理事務所)
Web:http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/

【1日目】金沢最大の茶屋街「ひがし茶屋街」でグルメ&ショッピングを満喫♪

11:45 フォトジェニックな茶屋街「ひがし茶屋街」へ

  • 写真:旅田サトシひがし茶屋街

金沢を代表する観光スポット「兼六園」を楽しんだ後は、バスに乗って和の情緒あふれる茶屋街「ひがし茶屋街」へ行きましょう!兼六園からバスに乗って約3分、最寄の「橋場町(はしばちょう)」バス停に到着。そこから3分ほど歩くと、金沢で最も規模が大きい茶屋街に到着します。

ひがし茶屋街
金沢市 / 町・ストリート / 観光名所 / インスタ映え / 重要伝統的建造物群保存地区
住所:石川県金沢市東山1地図で見る
電話:076-232-5555(金沢市観光協会)
Web:https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/deta...

人気のおばんざいのお店「東山みずほ」でランチを堪能!

  • 写真:旅田サトシ東山みずほ

ひがし茶屋街でお得にランチを味わいたい方におすすめのお店が、おばんざいが味わえるお店「東山みずほ」。石川県産のお米を使ったご飯や種類豊富なおかず、さらにスイーツも堪能できます。

  • 写真:旅田サトシ一汁七菜定食(税込1,850円)

提供するのは、「一汁六菜定食」(税込1,650円)。日替わりで石川県産のお米を土鍋で炊いたご飯をはじめ、加賀野菜を使ったおかず、地元の近海でとれた焼き魚またはおからが入ったトマトハンバーグ、さらにお麩を使ったスイーツを味わえます。また肉と魚、両方を食べたい方には、「一汁七菜定食」もあるので、ぜひチェックしてみて。

東山みずほ
金沢市 / 和食 / ランチ
住所:石川県金沢市東山1丁目26−7地図で見る
電話:076-251-7666
Web:http://www.h-mizuho.jp/

茶屋文化の魅力を発信するお茶屋「志摩」

  • 写真:旅田サトシ志摩

ひがし茶屋街には江戸時代、旦那衆たちが芸妓の舞や三味線など、遊芸を楽しんだお茶屋があります。原則的に紹介なしではお客が入れない「一見さんお断り」ですが、その中で資料館として茶屋文化の魅力を発信するスポットが「志摩(しま)」。国の重要文化財に指定されています。

  • 写真:旅田サトシ前屋敷

茶屋内には、芸妓さんが遊芸を披露する「ひかえの間」をはじめ、お客をもてなす空間「前屋敷」「ひろま」などを見学できます。ところどころに襖の引き手に使われている七宝焼や、欄間の透かし彫りなど、細部まで凝らした造りにも注目してみて。

  • 写真:旅田サトシ和菓子

各部屋を見学した後は、1階の茶室「寒村庵(かんそんあん)」に立ち寄りましょう。お茶席を専門とする金沢の老舗和菓子店から取り寄せた上生菓子抹茶を味わうことができ、有意義な時間を過ごせますよ♪

金沢ひがし廓 志摩
金沢市 / カフェ・喫茶店 / 建造物 / 観光名所 / 歴史的建造物
住所:石川県金沢市東山1丁目13−21地図で見る
電話:076-252-5675
Web:http://www.ochaya-shima.com/

江戸時代末期のお麩の老舗「加賀麩 不室屋」

  • 写真:旅田サトシ加賀麩 不室屋 東山店

金沢を代表する食品のひとつが「お麩」。お麩の製造に欠かせない良水に恵まれていることから、江戸時代から盛んに行われています。その中で代表する名店が「加賀麩 不室屋(かがふ ふむろや)」。江戸時代末期に創業したお麩の専門店で、お麩や麩菓子を販売しているほか、お店の隣にはお麩料理が味わえる「不むろ茶屋」があります。

  • 写真:旅田サトシ宝の麩(1個税込216円~)

人気の一品が「宝の麩」。お湯を注ぐと、ふやきに込められた彩り麩と野菜が広がり、美しくておいしいおすましまたは味噌汁を味わえます。定番の「おすまし」(1個税込216円)をはじめ、香り高い「加賀みそ」(1個税込238円)など、季節限定を含む10種類の味を取り揃えています。

  • 写真:旅田サトシ生麩まんじゅう(3個入り・税込648円~)

また麩菓子も充実しており、口どけが良くサクッとした食感を楽しめる「おやつ麩」(3箱・税込778円~)や生麩の生地にあんこが入った「生麩まんじゅう」も販売。家族や友人、会社の同僚などへのお土産におすすめです。

加賀麩 不室屋 東山店
金沢市 / おみやげ屋 / 食料品・デリ / スイーツ
住所:石川県金沢市東山1丁目25番地3号地図で見る
電話:076-213-3330
Web:https://www.fumuroya.co.jp/
不むろ茶屋
金沢市 / カフェ・喫茶店 / スイーツ / ご当地グルメ・名物料理
住所:石川県金沢市東山1丁目25番4号地図で見る
Web:https://www.fumuroya.co.jp/shop-list/fumuro-chaya/

スタイリッシュな老舗茶舗で絶品のほうじ茶を「一笑」

  • 写真:旅田サトシ一笑

散策でひと息つきたい方におすすめのお店が「一笑(いっしょう)」。元お茶屋であった町家を、中庭や格子窓などを生かしてスタイリッシュに改装したお店で、石川県のほうじ茶「加賀棒茶(かがぼうちゃ)」を提供しています。

  • 写真:旅田サトシ日本茶(税込800円)と季節の菓子(税込400円)

ほうじ茶は3種類の茶葉のうち、1種類を飲むことができます。湯を注いだ3種類のほうじ茶の香りを嗅いだ後、好みの茶葉を選んで淹れてもらえます。ほうじ茶と合わせて、地元の干菓子が付くほか、追加料金でスタッフが選んだ季節のお菓子も味わえるので、ぜひ試してみましょう♪

一笑
金沢市 / スイーツ / ドリンク / カフェ・喫茶店
住所:石川県金沢市東山 1-26-13地図で見る
電話:076-251-0108
Web:http://issho.kagaboucha.com/

金箔を使ったアイテムが勢揃い!「箔一」

  • 写真:旅田サトシ箔一 東山店

金沢に来たら見逃せないのが、工芸品・金箔を使ったアイテムが取り扱うお店。その中で人気のお店が「箔一(はくいち)」です。コスメアイテムをはじめ、工芸品やお菓子など、金箔を使ったグッズが手に入ります。

  • 写真:旅田サトシ

コスメアイテムは、日本で初めて作った金箔打紙製法のあぶらとり紙「梅雅あぶらとり紙(金箔入り)」(5冊セット・税込1,870円)や、金箔が入ったハンドクリーム「金華ゴールド ハンドクリーム」(1本・税込2,200円)などを販売。大切な人へのプレゼントにおすすめです!

  • 写真:旅田サトシ金沢箔菓子 金箔入 金平糖(1箱・税込432円)

また、金箔をまぶした「チョコボーロ」(1箱・税込432円)をはじめ、金平糖金花茶あめ(1箱・税込432円)といった箔菓子も取り揃えています。

  • 写真:旅田サトシ金箔のかがやきソフトクリーム(税込891円)

さらに、メディアやSNSで話題の金箔のかがやきソフトクリームも味わうのもおすすめ。ソフトクリームに金箔を1枚丸ごとトッピングした一品でちょっとした贅沢を楽しめちゃいますよ♪

箔一 東山店
金沢市 / 金箔グルメ・グッズ / ソフトクリーム
住所:石川県金沢市東山 1-15-4地図で見る
電話:076-253-0891
Web:https://kanazawa.hakuichi.co.jp/shop/higashiyama.p...

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この記事を書いたトラベルライター

日本の魅力を発信する旅男(タビオ)!
<★実績★>
☆トラベルライターアワード 2020年・年間☆
「国内記事部門 アクセストップ賞」受賞
☆トラベルライターアワード 2018年・年間☆
「国内記事部門 SNSシェアトップ賞」受賞
☆トラベルライターアワード 2017年上半期☆
「編集部特別賞」受賞

「サトホーク」から「旅田サトシ」に改名しました。

旅とグルメが大好きなフリーライターです。2013年から旅行会社で約2年間販売業務をした後、広告会社で大手旅行会社の旅行商品パンフレットを中心とした約7か月間の編集職の経験を経て、現在は旅行やグルメの記事を中心に執筆活動を行っています。

日本国内を中心に有名な観光スポットから穴場スポットまで、月に1回、日帰りを含めて旅行に出かけており、四季の風景や観光施設、グルメまでおすすめポイントと散策の楽しみ方等をご紹介しています。
多くの皆さまに行ってみたいと感じていただける記事を執筆したいと考えています。
また取材依頼も待っています。Facebookまたはinstagramからメッセージを送っていただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。
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