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日本ではできない体験!アメリカでガン・シューティング【GILBERT INDOOR RANGE】

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:18ヶ国

2018年12月6日更新

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日本では一般人が実弾の入った銃を撃てる機会はほとんどありませんが、アメリカでは初めての人でも実弾でガン・シューティングができる射撃場がたくさん!屋内の射撃施設「GILBERT INDOOR RANGE」を参考に、どのような流れでガン・シューティングができるのかをご紹介します。

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アメリカの【ガン・シューティング】は実弾だから迫力が違う!

日本でも【ガン・シューティング】で遊べる施設はありますが、そのほとんどは「エアガン」。サバイバルゲームでも良く使われますね。

もちろん「エアガン」も殺傷能力はあるので使い方によっては犯罪になりますが、それでも、専用施設で遊んだり、実際に購入することは日本でも簡単。一方で、実弾の銃は、警察官以外の一般人が簡単に触れることはできません。

でも、アメリカでは一般人でも気軽に実弾で【ガン・シューティング】ができる射撃場があります。

銃社会のアメリカは、統計で見ると全米での所持率は5人に1人だそうですが、たとえ防衛のために所持していたとしても使う機会はそうそうないそうです…というか、あったら大変!

それに、実際に銃を購入するにはとても厳しい審査が必要ですし、「銃を触ることは特別」と思っている人がほとんどです。だから初めて銃を触る人や、練習したい人のための射撃場が各地にあるのですね。

射撃場が身近にあるアメリカ

クレー射撃など屋外の射撃場は自然の豊かなエリアにあるので、ちょっと遠出をしないといけないのですが、屋内であれば、各都市のダウンタウンからちょっと郊外に出た住宅街の一角によく見かけます。もちろん手ぶらでOK!

でも「旅行中で、銃を触ったこともない人が、射撃場でどうやって撃たせてもらえるの?!」と不安に思いますよね。今回は、筆者が行った射撃場を参考に、具体的な流れをご紹介いたします。

メリーランドの郊外にある【GILBERT INDOOR RANGE】

筆者が行った屋内の射撃場【GILBERT INDOOR RANGE】は、ワシントンD.C.から車で1時間弱のメリーランド州。周囲には住宅はもちろん、ゴルフ場やスポーツセンターがあるような、一般市民の生活に身近な場所です。

中に入ると、まず受付カウンターがありますが、防弾ガラスのすぐ向こうは実際の射撃場となっており、「パン!」「ドスン!」という音が聞こえてきます。

それにしても、この空気感… 遊びの要素が大きいサバイバルゲームやクレー射撃といった屋外の雰囲気とは違い、屋内の射撃場の雰囲気というのは独特。よく映画で見るような…例えば警察官が真剣に射撃の練習をしているような感じで、シャレっ気も何もありません。

よく見ると、銃の展示があったり、銃のアクセサリーなども普通に売っています。

銃を持たせてもらえるまでの流れ

さて、射撃場に入ってすぐに「はい、この銃を使ってくださ〜い」と、お祭り屋台の射的のようには、さすがに行きません。

持ち物は「身分証明書」と「英和の電子辞書」

基本的に手ぶらでOKなのですが、「写真付きの身分証」は必須です。いろんな身分証がありますがパスポートなら間違いなく大丈夫です。年齢制限は州によって違いますが、ほとんどの場合が、18歳未満は保護者の同行が必要です。では電子辞書がなぜ必要なのか?!については…この後ご説明します。

座学でお勉強!テストもあります

受付を済ませた後は、銃についてのお勉強をしなくてはいけません。危険なものを扱うわけですから、当然のことですね。

10分くらいの銃の取り扱い講座DVDを視聴し、その後は、内容を理解しているかどうかをチェックする4択問題のテストもあります。

ここで問題なのは「すべて英語」であること。DVDは英語が聞き取れなくても映像から内容はなんとなく分かりますが、テストはそういうわけには行きません。

しかも、普通の生活では使わない言葉ばかり。「Ammunitoin(Ammo)= 弾薬」 とか「slug shot = 散弾銃の銃弾」なんて日本語でも滅多に使わないのに、英語となるとなおさら!!

そこで必須なのが、英和辞書です。電子辞書の持ち込みは、特に何も言われません。

それに、問題の内容がわからなくても、テストで間違っていても、スタッフの方が親切に教えてくれます。よっぽどのことがない限り、不合格にはならないのでご安心ください。

当然のことですが、テストに合格することより「どういうことをしたら危険なのか」ということを、しっかり理解することが大切です。

効き目のチェック

テストが終わったら、効き目のチェック を行います。何も難しいことはしません。

  • 写真:まき子

両手を顔の前に出し、手のひらはパーのまま親指と人差し指の付け根で、小さな穴を作ります。その穴から、まずは両目で部屋の何かをターゲットにして見ます。その後、片目ずつ瞑って見てください。

すると、右目と左目とで、大きくターゲットの位置が変わるはず。両目で見たときとズレない方 が効き目です。ちなみに日本人の多くは右目だそうですが、あなたはどちらでしょう?!

ターゲットのシートを選ぶ

ターゲットにするシートは、色々なデザインがあるので、好きなものを選べます。強盗のような悪役だったり、純粋に「的」になっているものだったり。ちょっと絵面は古いですが…(笑)。

さぁ、ここまできたら、憧れ?の 透明ゴーグルイヤホン を受け取って、射撃場へGO!

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この記事を書いたトラベルライター

じっとしているのは耐えられない旅行好き&飲兵衛です
日本在住ですがアメリカで生活したこともあり、その時にすっかりアメリカ大陸の自然に魅了されました。それ以来、帰国しても日本の自然の素晴らしい場所をあちこち旅行するのが好きです。1児の母でもありますので、“子連れで行くとどんな旅になる?!”という視点も織り交ぜていろんな場所をご紹介できればと思っています。
http://blog.goo.ne.jp/makiko0213ha

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