ウユニ塩湖といえば、水鏡に空が反射した幻想的な場所として日本でも徐々に知名度を上げている絶景スポットです。ウユニ塩湖はボリビアという南米の国にあり、日本から行くのはなかなか難しいですが、せっかく行くのであればインスタ映えする絶景写真をたくさん撮りたいですよね。今回は、ウユニ塩湖周辺で絶対訪れたい観光&フォトスポット6選と撮影アイデアをご紹介します。
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ウユニ塩湖とは
ウユニ塩湖は、南米マチュピチュなどがあるペルーのお隣の国、ボリビアの西部ウユニという村から車で約1時間で行ける広大な塩原です。どのくらい広大かというと、面積は1万平方キロメートルを超え、ベルギーの国土と同じくらいの大きさとなっています。
標高は約3,700mと富士山に匹敵する高さとなっているため、高山病になる可能性があります。先にペルーなど少し標高の低いところを訪れ、徐々に体を慣らしてからウユニ塩湖に行かれることをお勧めします。
また標高が高く白い平地の為、日差しが強く照り返しも眩しいです。日焼け止め、サングラス、帽子は必須です。さらに昼間と夜の寒暖の差が激しいので、ダウンコートや手袋を準備するほか、脱ぎ着しやすい服装で行きましょう。
ウユニ塩湖までの行き方
日本からはアメリカ等を経由してボリビアのラパスへ飛びます。そこから夜行バスで10時間の悪路を走行して行くか、オルーロから列車で約6時間掛けて行くこともできますが、2011年にラパス~ウユニ間で国内線が就航したので、ウユニまで約1時間で飛ぶこともできます。ウユニ村と空港は近く、ウユニ村から車で約1時間でウユニ塩湖へ行くことができます。
広大で道しるべが何もないウユニ塩湖を観光するには車が水没したり、迷う可能性がありますので、ご自身で運転して観光するのではなく、必ず現地の観光ガイドと一緒に訪れましょう。
ベストシーズン
ウユニ塩湖がテレビや雑誌で見るような水鏡になるには、以下の条件が必要になります。
- 水が張っていること
- 晴れていること
- 風が無いこと
水が張るには夏で雨季である1~3月頃に訪れる必要があり、雨季なのに晴れていて風が無いことが条件となっているため、全ては運次第となります。もちろん乾季のウユニ塩湖も雪原のように素敵です。雨季には行けない場所に行くこともできるため、どの季節でも素晴らしい景色が待っています。
筆者は12月末に2日間訪れましたが、運良く水が張っていて晴天で風もそこまで無く、絶好の撮影日和となりました。さらに水鏡も観ることができ、雨季には行けない場所にも行けたことから、雨季と乾季の変わり目に行くのが一番オススメです。
観光スポットとおすすめフォト6選
【1】ウユニ塩湖の天空の水鏡と朝日、夕日、星空
天空の水鏡と言われるウユニ塩湖。空と水鏡に映る空の上下のシンメトリーは、自分が異世界にいるのではないかと錯覚を起こす程幻想的です。もちろん昼間の青空の水鏡は自分が空にいるように感じとても圧巻ですが、赤く染まる空や星空を映す水鏡はさらに感動を与えます。
サンセット、サンライズ、星空の水鏡を観るにはツアーに申し込む必要がありますが、うっとりするような赤い空と水鏡の世界は一見の価値あり!同じ空は二度とありません。ちなみにサンセットタイムには、ワインを飲みながらロマンティックなひと時を過ごすこともできます。
朝は比較的風が無いことが多いので、ベストショットを撮るにはサンライズがオススメです。暗い星空から太陽が出るまでの時間は、魔法に掛かったよう♡夢中でシャッターを切ってしまうこと間違いなしです。
残念ながら、筆者が訪れたときは満月だったために星空のツアーには参加しませんでした。星空の水鏡を観たい方は、月光の影響を受けると星空がキレイに観られない為、予め新月の時にウユニ塩湖に行けるよう予定を立てましょう。
【2】インカワシ島の巨大サボテンと大パノラマ
ウユニ塩湖に現れるサボテンの島、インカワシ島(別名:魚の島)は、昔海底にあったウユニ塩湖のサンゴ礁の島です。インカワシ島にはサボテンが無数に生えており、サボテンは一年に1cmしか成長しないにもかかわらず、5mを超える巨大なサボテンがたくさん!雨季で雨が大量に降った場合はインカワシ島に行くことができない場合もありますが、乾季には必ず行ける場所となっています。
インカワシ島は30分から1時間程で頂上に登ることができる低い島ですが、ウユニ塩湖の標高は高いので一歩一歩ゆっくり頂上へと登りましょう。頂上からの景色は360度の大パノラマ!水鏡のウユニ塩湖と乾いた塩原どちらも観ることができます。
- インカワシ島 (魚の島)
- ボリビア / 島
- 住所:Isla del Pescado地図で見る
【3】トゥヌパ火山のフラミンゴ
ウユニ塩湖にいれば必ず見えるトゥヌパ火山の麓には、リャマがたくさん放牧されており、そこにフラミンゴがいることがあります。雨季で雨が大量に降るとトゥヌパ火山の麓まで行くことができない場合もありますが、乾季には行くことができる場所となっています。
水辺にいるピンクのフラミンゴも、白と青の水鏡に映って上下対称に!野生のフラミンゴは警戒心が高いので、望遠レンズで撮りましょう。