木組みの家が並び、水面に反射するその情景がとても美しい港町のオンフルール(Honfleur)。フランスのノルマンディー地方に位置し、パリとは一味違った観光を楽しめるスポットを紹介します。
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小さくて可愛い港町「Honfleur オンフルール」
ノルマンディー地方セーヌ河口に位置しているオンフルールは、パリから電車で約2時間、車でも2時間ほどで訪れることができます。
パリの都会からちょっと抜け出したいという方や、フランス人がバカンスしにくる場所はどんなところ?と思う方は足を伸ばしてみてはどうでしょうか。そんなオンフルールの見どころをご紹介していきましょう!
オンフルールの見どころ
サント・カトリーヌ教会
町のシンボルになっている教会で、百年戦争で壊された教会の跡地に建てられたものだそうです。当時の経済的な問題から石ではなく木材で建てられています。
ヨーロッパの建築は石で建てられている印象が強いのですが、中に入ると木造だからでしょうか、とても温もりを感じる空間と、光の入り方がとても優しくほっとできる時間が流れていました。
実はこの教会、造船の技術で建てられており、当時の船大工さんたちの知識と技術のおかげで現存するフランス最大の木造教会となっています。教会の別棟には15世紀末につくられた木造の鐘楼があり、現在は美術館として公開されています。
- サント・カトリーヌ教会
- フランス / 社寺・教会 / 教会
- 住所:13 Rue des Capucins, 14600 Honfleur地図で見る
旧ドッグ
オンフルールといえばココ!というほど印象的な光景が広がるのが、この旧ドックと言われるスポットです。色とりどりの家々が建ち並び、それが水面に反射し、絵のような風景が広がります。現地の友人から、天気がよく、しかも波が立たずに綺麗に街並みが鏡のように見えるのはラッキーだと聞きました。
この旧ドックの周りにはレストランやカフェテラスが軒を連ねているので、この光景を見ながらティータイムや食事などを楽しむなんて素敵ですよね。
ノルマンディー橋
オンフルールと対岸のル・アーヴルを結ぶノルマンディー橋。この橋のおかげで、今まで45分かかっていたオンフルールとル・アーヴル間は、15分で行き来できるようになったそうです。
橋の長さは2,121メートルで、支柱から支柱までの長さが856メートルもあり、斜張橋としては世界最長を記録しているそう。夜にはライトアップもされています。
まとめに
オンフルールは本当に小さな町なので、1日もあれば主要な場所はほとんど見れてしまいますが、可愛い雑貨屋さんに、美味しいレストラン、面白いお土産屋さんなど、ふと足を止めたくなる場所がたくさんあります。
また民家や歴史的な建物は、やはりフランスだな~!と思えるキュートさがあるので、どこを撮っても絵になります。
朝早くから営業しているパン屋さんには、地元の人がたくさん!開いているお店は少ないですが朝の散歩もおすすめです。
アクセス方法
電車でパリから<Deauville-Trouville駅>又は<Lisieux駅>へ
<国鉄SNCF Saint Lazare駅(パリ)>から
所要時間:約2時間/1時間に1本程度運行
バスに乗り換えてオンフルール(Honfleur)まで
<Deauville-Trouville駅>から
・バス路線:「Bus Verts」20番線、LE HAVRE行き
・所要時間:約40分/1時間30分に1本程度運行
<Lisieux駅から>
・バス路線:「Bus Verts」50番線、LE HAVRE行き
・所要時間:約1時間/2時間に1本程度運行