茨城県石岡市に位置する「いばらきフラワーパーク」が、2021年4月にリニューアルオープンしました。パークは小高い里山にあり、美しい景色が広がります。この記事では、リニューアルを経て驚くほどお洒落に変身したパークの様子を、エリアごとの見どころに加え、カフェ、レストラン、マーケットなど園内施設ごとに隅々までご紹介します。
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いばらきフラワーパークとは
緑豊かな里山に広がるパーク
いばらきフラワーパークは、里山風景が美しい石岡市八郷(やさと)地区に位置しています。1985年に開園しました。小高い丘いっぱいに広がったパークの敷地では、四季折々の花を観賞できます。
毎年、初夏(5~6月)にかけて咲き誇る900種類のバラが人気ですが、年間を通して様々な花(例えば春には桜、夏には紫陽花、秋にはコスモス、冬にはロウバイなど)が楽しめます。ちなみにバラは茨城の県花です。
2021年4月に大規模リニューアルオープン
2021年には、開園以来初の大規模リニューアルが行われました。パークのコンセプトも新たに、「花を愛で、自然を感じ、五感を取り戻す(見る、香る、味わう、触れる、聴く)」へと生まれ変わっています。
青山フラワーマーケット(リテール事業)やパーカーズ(空間デザイン事業)などを展開する株式会社パーク・コーポレーションが指定管理者としてリニューアルプロジェクトに参画されたそうです。
それもあって、パークは驚くほどお洒落に変身しました。パーク全体の統一感や、置かれている雑貨、使われている食器など、きめ細やかなこだわりが伝わってきます。リニューアル前のパークとは全く異なった空間となっていますので、従来のパークをご存知の方もぜひ再訪してみては。
見学所要時間
散策時間は2~3時間もあれば十分楽しめるでしょう。ただし、カフェでお茶をしたり、レストランで食事をする場合はその時間も別途確保したいところです。筆者は散策、お茶、ランチ、ショッピング、すべてを含めて4時間ほど滞在しました。
ショッピングについては、生花、雑貨、地元の工芸品、地元の加工食品など様々なものが販売されていますので、見ているだけでも時間がかかります。ゆとりを持ったスケジューリングで目一杯楽しみましょう。
●開園時間:9-17時(3-11月)/9-16時(12-2月)※入園は閉園30分前まで
●休園日:火曜日(祝日の場合は翌平日)※臨時休業あり
●入園料:一般900円、小中学生300円、未就学児童無料、ペット200円(※バラの時期は特別料金あり)
●年間パスポート:大人3,600円、小人1,200円、ペット500円
●公式ホームページ:こちら
パーク内・エリア別の見どころ
パークはいくつかのエリアに分けられていますので、それぞれの様子を簡単にお伝えします。
【1】バラのトンネル
パーク内へ入ると、まずは「バラのトンネル」へと導かれます。順路の看板が立っていますので、それに従い進みましょう。白やピンクのバラがトンネルの脇に絡まり可愛らしいです。トンネル自体は長くはありません。
【2】バラテラス
「バラテラス」エリアには低農薬で育ったバラが植えられ、サステイナブルなガーデンを演出しています。屋根付きの休憩所もあり、そこからパークを見渡せるようになっています。
【3】ローズパレット
「ローズパレット」エリアには、11色のバラが色ごとに分かれて植えられています。遠くから眺めると色がグラデーションになっている様子が分かります。お気に入りのバラの色がここで決められるかもしれませんね。
【4】アトリエローズファーム
温室をワークショップスペースとして活用したエリアです。ここでは、地元や園内の植物を使うことにこだわったイベントを随時開催しています。イベントスケジュールやご予約は、公式ホームページ内「100の体感」から行えます。
【5】バラの品種園
このエリアでは、多種多様なバラが栽培されています。品種ごとに名前が付いていて、プレートが掲げられています。大小様々、形も色々で、文化的にも貴重なコレクションなのだそうです。木々とバラ園がマッチしたダイナミックな景色も堪能できます。
【6】ヒルテラス
筑波山麓とバラを眺めながらウッドデッキでピクニックができるエリアです。ウッドデッキからの眺望が素晴らしく、里山の風景を存分に味わえます。園内は広いので、休憩するのに最適な場所です。