鹿島神宮がある茨城県鹿嶋市は、プロサッカークラブ「鹿島アントラーズ」のホームタウンです。2002年FIFAワールドカップの試合で使われた鹿島サッカースタジアムもあり、世界的にも有名なサッカーの聖地です。この記事では、スタジアムに併設された「カシマサッカーミュージアム」の見どころや、グッズ購入におすすめな「クラブハウス」についてご紹介しています。サッカーファンの方はもちろん、サッカーを知らない方でも鹿島観光のスポットとして楽しめますよ!
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鹿島アントラーズとは
鹿島アントラーズは、2021年10月にクラブ創設30周年を迎えるプロサッカークラブです。日本プロサッカーリーグ(通称Jリーグ)に加盟していて、1部リーグ(略称J1)に所属しています。
J1は日本最高峰のリーグで、技術レベルや年俸などは、J2、J3と比較しても高い水準を誇るそうです。2021年現在、鹿島アントラーズを含め20チームが所属しています。ちなみに日本代表になるようなトップ選手は、ほとんどがJ1クラブに所属しているのだとか。
鹿島アントラーズで活躍した選手で、誰もが名前を聞いたことがあるのはジーコでしょう。ジーコはブラジル出身の元サッカー選手で、2018年より鹿島アントラーズのコーチ兼テクニカルディレクターも務めています。
そんな鹿島アントラーズのホームタウンは、鹿嶋市、神栖市、潮来市、行方市、鉾田市になります。全部合わせて鹿行(ろっこう)地域と呼ばれることもあります。海や湖に囲まれた県南エリアで農業も盛んなため、豊かな食を堪能しつつ観光も楽しめます。
- 鹿島神宮
- 茨城 / 一人旅 / 観光名所 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット / ツーリング
- 住所:茨城県鹿嶋市宮中2306−1地図で見る
- 電話:0299-82-1209
- Web:http://kashimajingu.jp/
カシマサッカーミュージアムの見どころ
2002年FIFAワールドカップでも利用された鹿島サッカースタジアムには、ミュージアムが併設されています。館内は写真撮影OKですが、流されている映像の録画は不可です。
小規模な展示のため、見学所要時間は30分~1時間もあれば十分でしょう。入館料は大人310円、小中学生100円です。手首に記念パスを付けてもらえます。
入口が少々分かりにくいですが、国道51号バイパス沿いの「バックスタンド」を目指しましょう(スタジアムは、メインスタンド、バックスタンド、南サイドスタンド、北サイドスタンドの4エリアに分かれています)。ミュージアムは1階部分の室内にあります。
それでは以下から具体的な見どころを8つに分けてご紹介します!
【1】ジーコの名言
ミュージアム入口すぐの壁面には、ジーコの名言が複数書かれています。映像を使った工夫もされていて、良い意味での精神論を含む力強いメッセージを感じ取ることができます。
【2】実際に使われたボールとスパイク
ジーコの名言を通り過ぎると、大きな部屋に到着します。ここでは、実際に試合で使われたボールやスパイクなどを展示。一つ一つの品物に解説のプレートも付けられています。
【3】西暦ごとのメンバー写真
1992年から1年ごとに床にラインが引かれていて、各年に新たに加わったメンバー写真が飾られています。鹿島アントラーズの歴史が分かるパネル展示も熟読すると、より理解が深まります。
【4】サインボード
部屋の中央には大きなサインボードがあり、半透明な板に多数のサインが書かれています。アントラーズのANTLERは、英語で鹿の枝角を意味していますが、その名の通り、鹿島アントラーズのシンボルである鹿が際立つデザインです。
【5】トロフィーと旗
壁側には、様々な試合で勝ち取ったトロフィーや旗が保管されています。同じく壁側には、鹿嶋市出身の元プロサッカー選手、曽ヶ端準(そがはたひとし)のユニフォームやスパイクが紹介されています。
【6】2002FIFAワールドカップ展示
2002年5月31日~6月30日にかけて開催されたFIFAワールドカップについて、詳細なパネル展示があります。鹿島サッカースタジアムも3度の対戦で使われました。当時試合で使われたボールは、こちらのコーナーにて実物を見ることができます。
【7】エンターテイメントラボ
大きなスクリーンのある部屋でゲームを楽しむことができます(定員10名)。ゲームは全部で5種類。1人でプレイできるものもありますが、2名以上でしかプレイできないものもあります。
【8】スタジアム建設の歴史
ミュージアムの後半には、鹿島サッカースタジアムの建設の歴史に関する展示があります。スタジアムは1993年に完成し、2002年のワールドカップ開催時に大規模改修を行い、現在の形となりました。
- カシマサッカーミュージアム
- 茨城 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:茨城県鹿嶋市神向寺後山26-2 茨城県立カシマサッカースタジアム内地図で見る
- 電話:0299-84-1155
- Web:https://www.antlers.co.jp/museum/
合わせて行きたい「クラブハウス」
ここまで「カシマサッカーミュージアム」のご紹介をしてきましたが、ミュージアムではグッズ販売を一切行っていません。そこでせっかくの記念にお土産を買いたい!という方におすすめなのが、「クラブハウス」です。
クラブハウスはミュージアムから車で約12分で訪問可能。駐車場も敷地内にあります。ここには選手たちのトレーニングルーム、ミーティングルーム、ロッカールーム、クラブオフィス、クラブショップなどが完備されています。
お土産購入についてはこちらのクラブショップを訪ねれば間違いないでしょう。ユニフォーム、タオル、雑貨、文房具、お菓子、観戦用グッズなど、ひと通りのグッズが揃います。鹿島アントラーズのイメージカラーは赤なので、赤色の商品がほとんどです。
- 鹿島アントラーズクラブハウス
- 茨城 / おみやげ屋
- 住所:茨城県鹿嶋市粟生東山2887番地地図で見る
- 電話:0299-84-6800
- Web:https://www.antlers.co.jp/clubs/clubhouse.html
この記事を書いたトラベルライターから一言
鹿島アントラーズクラブハウスから鹿島神宮まで、車で約15分にて訪問可能です。サッカー関連のスポットを巡ったあとは、王道の観光を楽しんでもいいですね。筆者もミュージアムとクラブハウス見学のあとに鹿島神宮で参拝しました。境内にはたくさんの鹿がいて、「これがアントラーズの由来になった鹿たちかあ」と考えながら散策をしました。(菊地早秋)