東京都杉並区の高円寺で毎年8月に開催されるお祭り、阿波おどりをご紹介します。阿波おどりといえば徳島ですが、東京でも本格的な阿波おどりを間近で見れちゃうんです。100万人もの人が集まる、関東の最大規模の熱いお祭り。阿波おどりの魅力、開催場所やアクセスについてなどご紹介します。阿波おどりを見たことがない方でも楽しめる、迫力満点のお祭りです!
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阿波おどりってなに?
阿波おどりは徳島県発祥の日本三大盆踊りの1つで、400年もの歴史がある伝統芸能。粟の生産地であった「阿波の国」徳島県が本場ですが、夏になると各地で阿波おどりのお祭りが開催されます。今では全国の夏の風物詩の1つになっています。
一般的な盆踊りといえばやぐらを建ててその周りを踊りますが、阿波おどりは「連(れん)」と呼ばれるグループごとに分かれて街中などを踊り歩きます。ヤットサーヤットサーという独特な掛け声や笛・太鼓の音は、見ているこちらまで体が動きだす楽しさ。各「連」の個性的な衣装や装飾を見比べるのも、阿波おどりの魅力です。
阿波おどりの掛け声
「ヤットサーヤットサー」という掛け声もよく耳にしますし、「阿波よしこの」というお囃子もどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。この他にも、連によって多くの曲が使用されるそうですよ。
えらいやっちゃ、えらいやっちゃ、ヨイヨイヨイヨイ、
踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々
高円寺の阿波踊り
昭和32年から続く高円寺の阿波おどりは、毎年8月の週末に開催されており、今では100万人もの来場者がいるそうです。駅を出て会場周辺を歩けば、自分のペースではとても歩けない人ごみ。JR高円寺駅のホームから街を眺めると、人の多さに驚きます。東京周辺で最大規模の熱いお祭り、それが高円寺の阿波おどりなんです!
2017年は8月24日(土)と25日(日)、午後5時から午後8時までの開催です。
開催場所
高円寺の阿波おどりでは、流し踊りと舞台踊りが開催されます。流し踊りは、JR高円寺駅前から東京メトロ新高円寺駅にかけての商店街・高南通りが、演舞場として開催場所となります。JR、東京メトロ、それぞれ会場まで徒歩で行けます。
中央演舞場、ひがし演舞場、純情演舞場、パル演舞場、桃園演舞場、みなみ演舞場、
ルック第1演舞場、ルック第2演舞場
オススメの演舞場は、ルック第1・第2演舞場、パル演舞場。道幅の狭いアーケード商店街が演舞場となっているので、迫力がすごい!手を伸ばせば届きそうな距離で観覧出来るので、太鼓や鐘の音を全身で感じることができます。自分も踊り手の1人になった様で、思わずリズムに乗っちゃいますよ♪
流し踊りとは別に、舞台おどりというのも開催されます。開催場所は「座・高円寺」と「セシオン杉並」。それぞれ出演する連や演舞時間が決まっていますので、お目当ての連がある人は事前に確認が必要です。
チケットを購入して観覧するので、混雑が苦手な方やじっくりと楽しみたい方にはこちらがオススメです。
また、開催前日の金曜日には「ふれおどり」を実施しています。前夜祭のようなもので、お祭り当日のような賑わいはありませんが、ゆっくりと踊りを見たい方にはオススメです。
お祭りの注意点
毎年100万人もの人が集まるお祭りですから、とにかく人混みにでる覚悟が必要です。歩きやすい靴で、なるべく小さな荷物で行った方がいいです。スリなどの被害に注意しましょう。
また仮設トイレが設置されますが、行列です。コンビニのトイレは封鎖されている場所もあります。
会場へのアクセスに関して注意したいのは、JR高円寺に週末は快速が止まらないこと。JR新宿駅からのアクセスは、総武線で10分程です。車で行く場合は、会場周辺は車は通行止めになっているので注意が必要です。また、路面にブルーシートなどを敷いて場所取りをすることは禁止されています。
おわりに
東京で楽しめる高円寺の阿波おどり。お祭り当日は、出店も沢山!高円寺は飲食店が多く並ぶ街ですから、各飲食店ではテイクアウトの店頭販売も盛んです。人混みで食べ歩きはむずかしいですが、ビールを片手に阿波おどり鑑賞は最高ですよ!
東京の暑さも吹き飛ぶ、元気で迫力のある阿波おどりを、是非楽しんでくださいね。