リンカーンセンターは、世界最高峰の歌手やオーケストラ、スタッフが揃う歌劇場「メトロポリタン歌劇場」をはじめ、コンサートホールや劇場などが集まった、芸術文化施設です。今回は、デートにオススメのスポットとして、こちらのリンカーンセンターの広場にある、噴水ショーをご紹介します。
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ニューヨークのランドマーク的存在
リンカーンセンターには、ニューヨークフィルハーモニックが本拠地とする(David Geffen Hall)、アメリカンバレエシアターが上演されるディヴィッド・H・コーク劇場(David H. Koch Theater)、オペラの演目が上演される(Metropolitan Opera House)が一同に集まっています。
このリンカーンセンターにある広場は、映画『マンハッタン Manhattan 』(1979)、『ゴーストバスターズ Ghostbusters』(1984)、『月の輝く夜に Moonstruck』(1987)、『ブラック・スワン Black Swan』(2010)などの映画にも登場する、ニューヨークを象徴する華やかな広場のひとつです。
リンカーンセンターといえば、オペラやバレエ、コンサートなどの芸術鑑賞にまず注目しますが、この広場にある噴水がとても綺麗なんです。
それでは、美しい噴水ショーをさっそく三連発ご覧ください・・・
噴水の高さは最大40フィート(約12メートル)にもなり、周りの建物と視覚的には同じ高さに見えてしまうぐらいです。こちらの噴水は、90分毎にプログラミングされており、噴水を超えたウォーターショーと呼んでもよいでしょう。
舞台鑑賞後の華やかな余韻を楽しむひとときとして、噴水の前でバレリーナのポーズをして写真を撮ったり、ビデオを撮ったりしている人をたくさん見かけます。
実はラスベガス級のウォーターショー!!
華やかな噴水は、ラスベガスのベラッジオホテルや、ミラージュホテルの火山、ドバイ最大級の噴水など世界的に有名な噴水を手掛けている「WET」のマーク・フラー氏によりプロデュースされています。
ラスベガスのように大げさになりすぎず、ニューヨークの芸術広場としての威厳を損なわない様に入念にデザインされるよう、当時の館長とかなり相談したそうです。
1964年に開館して以来、アメリカのモダニズムを代表する建築家・フィリップ・ジョンソン氏(Philip Johnson)によってデザインされた広場ですが、2006年に噴水の広場のためだけになんと$4millions(約4億円)の資金を投じて改装されました。
噴水は317個のコンピュータ管理されたジェットを内蔵し、24個の噴射ポンプと36個の極小ポンプでコントロールされています。立ち昇る円柱は風の影響でドレスが濡れないように直線的にデザインされ、遊び心のあるクリエイティブな動きをしています。
美しい噴水ショーをしばらくご鑑賞ください・・・
おすすめの時間帯
動画は午後7時頃の夜の時間帯です。昼間の時間帯は90分毎のゆっくりとした動きが中心なのに対し、夕方〜夜の時間帯は観客の集まる時間帯に合わせてよりドラマチックに演出されます。
LEDライトはなんと272個、暗くなると光のウォーターショーが始まります。鳴り響く水の噴射は大砲のように鳴り響き、滝の音や静けさなどリズムが工夫されています。
湧き水が循環するような今までの伝統的な噴水と違って、個々のパワフルな噴射口によって現代的にデザインされた噴水はさすがニューヨークの華やかな瞬間を感じることができます。
終わりに..
とてもスケジュールが混んでいて演目を鑑賞できなくても、リンカーンセンタープラザの雰囲気を楽しめるおすすめデートスポットです。
エリア近くのセントラルパークや一流レストランやホテル、ショッピングモールが集まるコロンバスサークルなどを散歩する予定がある方は、そこから徒歩10分以内にありますので、是非寄り道してみてください。
- リンカーン センター
- ニューヨーク / エンターテイメント
- 住所:Lincoln Center Plaza, New York, NY 10023地図で見る
- Web:http://www.lincolncenter.org