消化の良いお粥は、からだに負担をかけず、美容にも健康にも良いと言われています。横浜中華街には、グルメで名高いアンジャッシュの渡部建さんも絶賛する、お粥の専門店「謝甜記 貮号店(しゃてんき にごうてん)」があります。メディアにも数多く取り上げられているので、常に大人気ですが、中華街では珍しく早朝開店なので、朝が狙いめです。水分をたっぷり含んで、体を芯から温めてくれる健康的なお粥で目覚める朝も素敵ですね。
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お粥の概念がくつがえされる?!
香港や台湾での朝食メニューに、お粥はとてもポピュラーですが、日本では残念なことに体調を崩した時の食事というイメージが強いですよね。小豆粥に卵粥、七草がゆなど、日本にも様々なお粥レシピがありますが、いずれも和風だしが基本なのであっさりとした味付けだからでしょうか?お粥だけで、ご馳走!といった満足感には程遠いかもしれません。
今回ご紹介する謝甜記のお粥は、本場香港や台湾、マカオで美味しいお粥を召し上がったことのある方には、再びの感動を。初めての方は、きっとお粥の概念をくつがえされることでしょう。
謝甜記 貮号店のおすすめポイント
謝甜記は、中華街に昭和26年創業という老舗の広東料理店です。現在は、中華街に本店と貮号店の2店舗を営業しています。この記事でご紹介するのは、2012年に以前のお店から斜め向かいのビルの1階に、新たに移転した謝甜記 貮号店。
比較的新しいので、店内も綺麗ですし、席数も50席と増えたので、回転率も高くなっています。また朝ですと、お粥と点心のみのメニューで、長居する人も少ないので狙い目なのです。謝甜記 貮号店は、基本、相席となりますが、店内奥には、丸テーブルが2卓あるので、家族や友人で訪れても一緒に座れる可能性があります。
絶品の中華粥とは?
謝甜記こだわりのお粥は、生のお米から、乾燥カキ、乾燥貝柱、鳥一羽を丸ごといれて4時間も煮込まれています。お粥の誉め言葉に「花が咲いたよう」とありますが、まさにその通り、お米がふわっと花が咲いたようになっています。
たっぷりと出汁を含んだお粥は、「セル マラン ド ゲランド」と言うフランス原産の塩で味付けされ、うま味が凝縮されていて、たった一品なのに立派なメインメニューとなってしまいます。
たくさんのお粥メニュー
謝甜記 貮号店のお粥の種類は、15種類以上あります。野菜や貝柱といったあっさり系から、高級食材のあわびやふかひれを使ったお粥に、レバーやモツ、ピータンのお粥まで、ちょっと珍しいお粥も頂けます。
基本のお粥はすべて同じで、合わせる具材が違ってきます。お粥の下に具材が隠れているので、宝探し気分で召し上がってください。野菜系、肉系、海鮮系といろいろ揃っているので、お好みで選べます。