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【おまけ】 もう一つのサラワク名物「コロミー」
ダシと香辛料の絶妙なハーモニーが魅力のラクサと違い、コロミー(Kolo Mee)は直球勝負。茹でた卵麺にラード、店独特の調味料を加えてあえた油麺のようなものです。トッピングは豚ひき肉、チャーシューなどにネギ、フライドガーリックが普通ですが、シーフードやチキンを使う店もあります。
単純な味だけに当たりハズレが多く、自分に合った味を見つけるのに時間がかかるかもしれませんが、インスタントラーメンのジャンクな味が好きな人なら絶対にハマる味です。食べ方のコツはとにかく熱いうちにササっと食べること。
コロミーの一押しは華人街にある裕錦(Kim Joo)という創業60年の老舗。トッピングがいろいろ選べ、上の写真のようなコロミーのほかに、「Zheng」という麺とスープが別々にでてくるメニューもあり、通い詰めていろいろ試してみたくなるお店です。
食べ歩きが面白いクチンで食い倒れ
今回は、バーとしても楽しめるオシャレなレストラン、カジュアルなブレックファーストカフェ、伝統的なコピティアムというまったく違った雰囲気を持つお店のサラワクラクサをご紹介しましたが、本当にどこでも食べられる名物料理ですから、サラワクラクサをテーマにいろいろ食べ歩くのも楽しいです。
クチンの名物麺には今回ご紹介したもののほか、「クエチャップ」「トマトクィッテオ」などがあります。また人口の30%以上を占める原住民族の独特の料理、新鮮でおいしい海鮮料理、カラフルなマレーシア風バームクーヘン「ラピス・ケーキ」など、麺以外の名物料理もいっぱいです。ボルネオ島にある美食の街、クチンで食い倒れもおすすめです。