マレーシア・ボルネオ島のサンダカンから、ボートに乗って45分の距離にあるセリンガン島(通称:タートルアイランド)。ここは海亀の保護を行なっている島で、年間ほぼ毎日、海亀の産卵を見ることが出来るという奇跡のような島です。WWF国際自然保護基金が、世界一の海亀の産卵地と認めた島でもあります。神秘的な海亀の産卵と、大海原に旅立つ海亀の赤ちゃんの見送りに立ち合える、奇跡の島を旅をしてみませんか?
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タートルアイランドって何処にあるの?
通称タートルアイランドと呼ばれている島の正式名称は、セリンガン島です。マレーシアのボルネオ島の南、サンダカンという街の近くの船着場から、ボートで45分程の場所にあります。サンダカンは、マレーシアの首都クアラルンプールから飛行機で約3時間の距離にあります。
タートルアイランドへの行き方・道のり
タートルアイランドは完全に管理されているため、訪れるには通常1泊2日のパッケージツアーに申し込むことになります。島を管理している会社は「クリスタル クエスト」という会社で、直接クリスタル クエストにツアーを申し込んだ方が安いという情報があったので、筆者がクリスタル クエストに連絡したところ、旅行代理店を何軒か紹介されました。
直接クリスタル クエストに連絡をして、安く予約を取ることは難しそうです。またタートルアイランドへのツアーはとても人気で、島内にある宿泊施設も限られているため、すぐにいっぱいになってしまうとか。
筆者もタートルアイランド行きが確定してからエアーを確保したくらいです。因みに筆者が利用したのは、タートルアイランド1泊2日とキナバタンガン ジャンルグルキャンプ2泊3日がセットになった合計3泊4日のパッケージツアー。
サンダカン現地出発パッケージツアーで、価格はMR1,460。日本円では約4万円のパッケージツアーでした。基本的にはサンダカンから9:30amにタートルアイランド行きのボートが出て、翌日7:00amに戻って来るボートのみです。
さあ、タートルアイランドへ出発!
スピードボートに乗って約45分の旅です。途中、水上家屋の村を見ることも出来ます。日中は暑いですし、乗り物酔いもしそうという理由で、風が当たるボートの後部が人気ですが、実はボートの後部はいちばん揺れる場所です。風が強すぎて寒さを感じるほどになるのに、日にも焼けるといった三重苦です。なので、風除けのあるボートの前部を確保するのがお勧めです。
タートルアイランドに到着!
白い砂浜に透き通る海。タートルアイランドは、1周ゆっくり歩いても30分ほどの小さな島です。
こちらは島の地図。遊泳出来るビーチは決められていて、それ以外の場所で泳ぐことは禁止されています。
島内の宿泊施設
客室
客室はコテージ造りになっていて、至ってシンプルですが清潔でエアコンもありあります。
食事は食堂にて、食堂の2階は海亀について学ぶ展示室
食事は滞在中3の食、全てツアーパッケージに含まれています。食事を行う施設の1階が食堂で、2階は夕食後に展示資料と、海亀の現状やタートルアイランドの歴史に関するスライドを観る場所になっています。
タートルアイランドでの1日目の過ごし方
クリスタルクリアなビーチでシュノーケルを楽しもう
メインは夜になってからやって来る海亀の産卵ですが、昼間の時間は島内の遊泳が許可されているビーチでシュノーケルを楽しむ事が出来ます。
白い砂浜に、クリスタルクリアな海が広がるビーチです。
温暖化のためか残念ながら珊瑚は元気ではありませんでしたが、いつまで泳いでも苦にならないくらいの水温なので、お魚を追いかけながらシュノーケルを楽しみましょう。
海沿いをお散歩したりしているうちに夜になって、海亀がやって来る時間になります。