宮崎出身の筆者がぜひおすすめしたいのが、日南のご当地グルメ「日南一本釣りカツオ炙り重」。2010年に誕生したグルメにもかかわらず、大人気で累計20万食突破!春~秋が最もおいしいご当地グルメをぜひ食べに行きましょう!
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日南一本釣りカツオ炙り重とは?
「カツオ一本釣り漁業日本一」を誇る宮崎県日南市に2010年5月に誕生した、新しいご当地グルメ。日南市には、カツオのたたき、カツオの刺身、カツオメシなどカツオを使った料理が色々ありますが、このカツオ炙り重は、お店それぞれに工夫して味付けした2種類の漬けカツオを七輪で客自身が炙って、重箱に盛られたご飯の上に乗っけて食べるスタイル。お好みで、スープをかけてお茶漬けスタイルで〆ご飯として食べてもOKです。
いつ食べられるの?
春~秋まで、つまりは冬以外の期間は食べる事ができます。ただ、日南一本釣りカツオ炙り重公式HPにも、はっきりと何月何日~何月何日とは明記されておりません。生のカツオを使っているので、その日の入荷状況次第、店舗次第となるようです。冬は、水揚げの少ない時期ですので、提供そのものが休止の可能性が高いです。
日南一本釣りカツオ炙り重の公式facebookの2月9日投稿記事に「この時期に、毎年カツオ船が出向し、初カツオの一本釣りが始まる」と書かれています。2019年は、筆者は3月下旬に訪れて食べる事ができました。
「日南一本釣りカツオ炙り重」を提供する店に課されるルールは、なんと14個
県内外から好評のカツオ炙り重は、誕生した当初より加盟店も増えており、バラエティも豊かになっていますが、提供する加盟店には意外に、ルールがしっかり課されています。それも14個です。ルールを見ると、木炭の七輪、カツオの量、漬けタレは2種、ごはんは重箱に盛る、日南の食材を使用、〆のお茶漬け、価格などなど、細かく決められています。
そのルールの中には、箸袋に関するものもあり、食べ方をきちんと記載して「おもてなし強化」に努めるというもの。なんだか、宮崎人として、この心遣いに、心があったかくなります。
①正式名称は「日南一本釣りカツオ炙り重」とする(愛称は「炙り重」とする)
②日南市で水揚げされた一本釣りカツオを使う
③宮崎県産のお米を使う
④七輪(木炭)で漬けカツオを炙ってご飯の上に載せて食べてもらう
⑤カツオの量は約120グラムとする(目安)
⑥2種類の味付けをした漬けカツオを用意する(味付け、トッピング等は各店自由)
⑦漬けカツオを盛る皿の色は白とする
⑧ご飯を盛る器は重箱(長方形)とする
⑨替え玉ならぬ「替え皿(かえざら)」システムを導入する。一皿(漬けカツオ約60グラム)の料金は400円(税込)とする
⑩日南の食材や旬にこだわった、各店オリジナルの副菜と香の物をつける(日南てんぷら、きゅうりなど)
⑪炙り重の食べ方を記載した専用の箸袋を付け、おもてなし強化に努める
⑫日南産の魚介類を使った汁物をつける(魚うどんも可)
⑬希望者には、締めとして、土瓶に入っているスープをかけてお茶漬けスタイルで食べていただく(茶碗・土瓶・レンゲを提供、無料)
⑭価格は1,500円(税込)以内が望ましい
お客さんは自由に食べて良し!
箸袋に食べ方は書いてあるものの、どんな食べ方でも美味しくいただけます。刺身でそのまま食べてもよし!タレをからめた刺身をご飯に乗っけて食べても良し!七輪で炙って食べても良し!炙ったカツオをご飯に乗っけて食べても良し!〆には、お茶漬けスタイルで食べても良しなのです。
日南一本釣りカツオ炙り重のおすすめポイント
お店により漬けだれや総菜が異なる
「日南一本釣りカツオ炙り重」を食べられるお店は、日南市に10店舗あります。加盟店の情報は日南一本釣りカツオ炙り重公式HPでチェックしてみてください。
この10店は魚の専門店なのかなと思われる方もいらっしゃると思います。が、実際は、ホテル、カフェ、居酒屋、うなぎ屋、焼肉屋、漁港隣接のレストランなど様々なのです。だからこそ、各店、自分たちのオリジナリティをここぞとばかりに発揮しており面白いのです。
2種類のタレも、カツオ醤油ダレ&ごまだれのお店、マヨネーズたれ&ごま醤油のお店、焼肉ダレ&塩ダレのお店…。その他にも、オリーブオイルがベースのタレや、うなぎがベースのタレなどあり、どのお店にしようか迷ってしまいます。同様に、副菜や汁物もお店により異なります。
食べ方も多様!一石三鳥気分
前述した通り、カツオの食べ方は刺身で食べるだけでなく、いろんな食べ方を楽しめます。それもタレが2種あるので、楽しさはその2倍に膨らみます!最後のお茶漬けも、刺身をご飯に乗っけるか、かるく片面を炙って乗っけるか、それによってもカツオの食感は異なります。
ボリュームたーっぷり
このカツオ炙り重は、かなりボリュームがあります。男性でもおなか一杯になります。カツオの量が約120グラムもあるのですが、だいたい分厚い12切れくらいです。お店によってはご飯のおかわりも無料です。
東京でも食べられる!
「たもいやんせ渋谷店」は「日南一本釣りカツオ炙り重PR特別大使」にを任命されており、いままでご紹介した南一本釣りカツオ炙り重を食べられます。もちろん、小鉢、揚げ物、お漬物などすべて宮崎産です。お米も精米したての宮崎産ヒノヒカリを宮崎から直送して使用しているそうです。