沖縄の食といえば、何が思い付くでしょうか?ゴーヤーチャンプルーや海ぶどう、ソーキソバやサーターアンダギーなど、今では全国各地で沖縄料理が味わえます。それでもやはり、本場の伝統料理は一味違う!そんなことを感じさせてくれるお店が那覇、首里城近くの定食屋さん「いろは庭」です。こじんまりとした風情のある佇まい、上品なお料理、愛らしい奥様の接客。旅行本にも多く掲載されている「いろは庭」の様子を詳しくお伝えしていきたいと思います!
この記事の目次表示
首里「いろは庭」とは?
首里城近くの定食屋さん
守礼門まで徒歩約20分の場所に位置しています。閑静な住宅地にある一軒家をお店にしています。
急な坂道を上る途中の小高い場所にありますので、見落とさないようにしましょう!入り口は、写真の通り沖縄の特色が感じられる造りになっています。
店内はどうなっている?
店内は畳が敷いてあり、テーブルが置いてあります。
縁側もあり、そこからお庭を眺めることもできます。隠れ家のようなアットホームな雰囲気です。
内装もオシャレ
壁には、美しい色合いの琉球の染め物が飾られていました。掛け軸タイプのもの、額に入れられたものなど様々で、内装も凝っているのが特徴です。
どんな食事が頂ける?
定食メニューが豊富
メニューは、ランチ、ディナーともに定食がメインとなっています。奥様によると、ランチで一番人気は、1,500円の石畳定食とのこと。
一品料理も選ぶことができます。ドリンクは比較的リーズナブルですよ。
お盆に種々のお惣菜!
さっそくお料理を選びましょう!筆者は、奥様におすすめ頂いた石畳定食(1,500円)と、うっちん茶(ウコン茶のこと/250円)を注文しました。
うっちん茶は、ひんやりと冷たく、独特な香りがクセになりそうな味わい!黄色がかった透明な色が特徴です。
さて、定食ですが、こちらがその全容です。お盆のうえにたくさんのお惣菜がのっています。
お料理を一つずつご紹介しましょう!左上は、昆布の佃煮です。甘すぎず、薄すぎず、丁度良い味付けです。
右隣は、もずく酢で、もずくの独特の食感がシンプルに味わえます。沖縄には現地で採れたもずくを使った料理がたくさんあります。味付けは、お酢と生姜がかかっています。
右下は、ジーマーミ豆腐で、こちらはピーナッツでできたお豆腐です。もちもち、ぷるぷるした食感が特徴で、普通のお豆腐よりも甘味とコクが強いです。お豆腐の下のタレ状のものはお醤油です。
続いて、左上はお漬物で、しょっぱすぎず、食べやすいです。
右隣は、穀類の甘煮です。小豆や押し麦などの穀物が甘い汁で煮てあり、ヘルシーなデザート感覚で頂けます。甘さは控えめに作られています。
その下は、ニガナの白和えです。苦さで有名なニガナも、白和えにすると、苦みがなくなり、食べやすくなるのが特徴です。ほろほろとしたお豆腐の舌触りも楽しい一品です。
左側は、黒米入りごはんで、プチプチした歯ごたえが感じられ、彩りも美しいです。
中央は、麩チャンプルーで、沖縄の代表料理です。キャベツ、ニンジン等のお野菜と麩が炒められています。麩は柔らかく、じゅわっとした食感で、ヘルシーかつ食べ応えのあるおかずです。
右側は、ゆし豆腐で、豆腐を固める前段階のものです。固めていない分、汁気があり、スープのように頂きます。味は割としっかりめの塩味で、トッピングには刻んだネギがのっています。
一品一品、本格的な伝統沖縄料理が丁寧に仕上げられており、どれも体に優しい手作りの味がします。
お盆にのっているメニューの他に、沖縄料理のお味噌汁(イナムルチ)と、デザート(ウムクジアンダギー)もつきます。
お味噌汁は、少し甘味のあるつゆでありながら、椎茸もふんわりと香り、本土ではなかなか食せない味わいです。
デザートは、紅芋や砂糖、タピオカを水で練って作られる、ほのかな甘みの揚げ物ですが、表面はさっくり、中はもちもちでクセになる食感です。
もし、お料理に辛みが欲しいと思ったら、机のうえに置いてあるコーレーグースをかけてみましょう。こちらは島唐辛子を泡盛で漬けた調味料です。
まとめ
いろは庭は、沖縄の本格伝統料理をじっくり、しっかり味わいたい方には、ぴったりの定食屋さんです。
有名人も多数来客があるようで、店内入り口付近にたくさんのサインがかけられていました。
首里城近くを散策する機会があれば、ぜひランチに、ディナーに、「いろは庭」の伝統料理を味わってみませんか?沖縄の食文化に惚れ込んでしまう要素が、たくさん詰まったお店ですよ。
店舗情報
- 住所 那覇市首里金城町3丁目34番5
- 電話 098-885-3666
- 営業時間 ランチ 11時30分~15時 ディナー 18時~22時
- 定休日 水曜日
- 駐車場 15台完備
- 店舗URL http://www.irohatei.com/