「おいさー!」威勢よく響き渡る掛け声に合わせて、次々とごはんの上に盛られていくのは、器からこぼれんばかりのイクラ、イクラ、イクラ…。イクラこぼれ盛りの元祖を名乗る札幌の名店「はちきょう」をご紹介します!
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はちきょう名物!こぼれ盛りのイクラ丼「つっこ飯」
札幌・すすきのの繁華街の中心にある「はちきょう」の看板メニューがこちらの「つっこ飯」!
「イクラこぼれ盛りの元祖」を名乗っているだけあって、器からいくらがこぼれるほど(実際食べるとこぼれます!)山盛りに盛った丼です。
「つっこ飯」を注文すると、最初はご飯だけが盛られた器が出てきます。その後、巨大なボウルにぎっしりと入った器を持ったお兄さんが登場。
お兄さん渾身の「おいさー!」の掛け声に続き、お店のスタッフ全員が「おいさー!」と呼応。店内に響き渡る声には圧倒されます。自分で「もういい」と伝えるか、そうでなければぎりぎりいっぱいになるまでイクラが次々と器に盛られていく様には、目をみはるばかり。
ご飯の大きさは、大・中・小の3つ。筆者は女子2人で行って小を分けて食べました。てんこ盛りだからといって、いくらの品質が低いわけでは決してありません。ぷりぷりのいくらが口ではじける高品質。
注文するときには、店員さんから、①近年、鮭の数が減少しており、つっこ飯を食べる際には、山や海などの環境のことを考えてほしいこと、②出されたイクラは全て食べきってほしいこと、の2点をお願いされます。限られた資源に感謝しつつ、一粒残らず堪能してください!
目にも楽しい、エンタメとしても楽しい「つっこ飯」。その日のいくらがなくなり次第、提供終了だそうなので、注文は早めにしておきましょう。他のメニューを先に楽しみたい場合には、つっこ飯を出すタイミングは調整してもらえます。
いくら丼以外の北海道グルメもおすすめ
「はちきょう」では、イクラだけではなく、他にも美味しい北海道グルメが待っています。是非食べてもらいたい、道産子の友人お勧めの品々も合わせてご紹介します。
にしん切り込み
北海道珍味、にしんの切り込み。
包丁で生魚に切り込みをいれ、発酵させたことから「切り込み」という名前だそうな。東北や北海道でみられる製法ですが、塩辛に近いようです。
塩と米麹で漬け込んで発酵させた、にしん。身はしっかりとしまっており、米麹の香りがふわっとたちのぼります。
一口、口の中に放り込むと、ついつい日本酒を頼みたくなる味!お酒好きならマスト、そうでなくても是非、試してほしい一品です。
鮭とろユッケ
北海道・羅臼(らうす)で獲れた天然ものの鮭をユッケに。脂っこすぎる鮭は苦手な筆者ですが、「はちきょう」の鮭は天然の優しい甘みを持っており、脂の加減もちょうどよく、どんどん箸がすすみました。
生卵と合わさることで、まろやかさが増します。優しい味でほっとします。
ラーメンサラダ
ラーメンが有名な札幌だけあって、サラダにもラーメン。
「ラーサラ」とも略すそうで、北海道の居酒屋の定番品の一つ。ごまだれが麺に絡まって、とても美味しいです。道民に愛されるサラダをお試しあれ。
最後に
出張の夜に、旅の夜に。札幌で北海道の幸を味わいたくなったら、「はちきょう」へ足を運んでみてください!ちなみに、隣接するビルに「はちきょう」の別邸が3店舗が入っています。
それぞれ席に違いがあり、今回ご紹介した本店は個室の小上がり、「別亭おやじ」はカウンターで気軽に飲む人向け、「別亭おふくろ」は掘りごたつ、「別亭あねご」はテーブル席でゆっくりすることができます。
人気店なので、実際に行く前に電話で空き状況などを確認することをおすすめします。