みなさんは台湾と聞いて、どんな食べ物を思い浮かべますか?台湾には小籠包、マンゴーかき氷、角煮丼、湯葉料理など、たくさんの美味しいものがありますね。その中でも本日ご紹介するのは、伝統的な豆腐のヘルシーデザート。豆腐に黒糖シロップをかけ、煮小豆など様々なトッピングを添えて頂く、豆花(トウホア)と呼ばれるものです!今回は台湾のなかでも特に有名な、豆花専門店「同記安平豆花(トンジーアンピンドウファ)」の様子をレポートします。
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豆花(トウホア)とはどんな食べ物?
「豆花」とは、日本で言うと、絹ごし豆腐のようなもの。作り方はシンプルで、豆乳をすまし粉で固めるだけ。食感はふんわり柔らかく、滑らかな舌触りです。
豆花自体に甘さはなく、トッピングをのせて、デザートに仕立てます。店舗によって異なりますが、煮小豆やタピオカなど、様々な風味を楽しめます。
豆に花と書いてトウホアとは、なんとも可愛らしいネーミングですね。
台北から「安平豆花」への行き方
今回ご紹介する豆花の有名店「安平豆花」は、台湾南部の台南地域、安平区に本店のあるお店です。
基本的に台湾の観光地ならば、北部でも南部でも、豆花を食べられるお店はありますが、安平豆花はわざわざ遠方から訪れる人も多い人気店!
台北~台南までのアクセス
台南へは台北市内から、新幹線でアクセスできます。
新幹線で台北から高鉄台南駅まで向かい(所要時間:1時間45分ほど)、到着後、ローカル線の台鉄沙崙線へ乗り換えて、そこから台南駅までおよそ20分。
台南~安平までのアクセス
安平豆花のある安平は、台南駅からさらにバスやタクシーでおよそ20分の距離にあります。安平は、昔から港町として栄えた町で、和やかなでノスタルジックな雰囲気です。
「安平豆花」で本格的な豆花を食べよう!
「安平豆花」とは?
安平に着いたら、さっそくお店に行ってみましょう!安平豆花は安平区に2つの店舗を構えていますが、筆者が訪問したのは、安平の主要道路(安北路)に面した店舗(安平2店)です。
赤と白の看板が目印です。正式名称は、「同記安平豆花(トンジーアンピンドウファ)」。1970年から現在まで長い歴史を持つ、地元の方や観光客に人気な豆花専門店です。
注文方法は?
お店に到着すると、店頭にカウンターがあるので、そこで食べたいメニューを伝えます。
すると慣れた手つきで、お豆腐とトッピングの煮豆などを手早く乗せて、手渡してくれます。お金を支払い、席へ持っていくというシステムです。
どんなメニューがあるの?
安平豆花のメニューはいたってシンプル。基本のお豆腐は3種類(オリジナルの白い豆腐・竹炭味・ミルク味の香濃鮮奶豆花)から選べます。
それに4種類のトッピング(小豆・緑豆・タピオカ・レモン)を選択できるというシステムです。トッピングなしでそのまま(原味)でも注文OKです!
温度は常温のものが提供されます。特にホットやコールドは、注文時に聞かれることはありませんでした。
今回筆者が頼んだ豆花は3種類。
一つ目(写真左)は、小豆トッピング。舌触りが柔らかく、煮豆の歯ごたえと合わさって、上品な味わいでした。煮豆の周りには黒糖のシロップがかけられており、コクのある香りです。
二つ目(写真右)は、緑豆トッピング。小豆よりも小粒なお豆がたっぷりかけられています。より甘さが控えめで、ヘルシー感がありました。
三つ目(写真左)は、竹炭味です。竹炭が混じっているので、見た目が灰色になっています。トッピングは無しで注文をしてみました。味は白いお豆腐と比べて、そこまで変化はなく、食べやすかったです。甘いものが苦手な方向け。
値段は、30台湾ドルから。日本円に換算しても109円と、かなりリーズナブルです!(2016年12月25日現在のレート)
有名人の方も多く訪問されているようで、サインが書かれたお皿が展示されていました(写真右)。
時間のない方は支店の利用がおすすめ
安平のノスタルジックな雰囲気のなか召し上がって頂くと、より本格的な雰囲気を味わうことができますが、時間節約を重視する方には、安平以外の店舗を訪問する、という選択肢もあります。安平のほかに、台南や高雄にも店舗を構えています。
「安平豆花」の店舗情報
http://www.tongji.com.tw/index.php?option=store
おまけ:安平観光の拠点「安平古堡」
安平の町のなかは、主要ポイントを抑えるだけであれば、徒歩で巡ることが可能です。
観光のメインスポットに、安平古堡(アンピンクーパオ)があります。これは1624年に建てられ、ゼーランディア城と呼ばれた、旧統治国オランダの城塞跡です。
この安平古堡を中心に町歩きをすると便利です。安平豆花からも徒歩10分以内。バス停はこの近くに点々としていますが、バスが不安な方は、タクシーを利用すると安心です。
まとめ
ヘルシーなお豆腐デザートの豆花、そして、台湾のなかでも特に有名な豆花専門店、「安平豆花」をご紹介してきました。
台湾旅行の際には、ヘルシーで飽きがこない貴重な豆花を求めて、ぜひ台南まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
- 同記安平豆花 安平2店
- 台湾 / スイーツ / 豆花
- 住所:708臺南市安平區安北路141~6號地図で見る
- 電話:06-3915385
- Web:http://www.tongji.com.tw/index.php