台湾北部の温泉観光地・烏來(ウーライ)は、台湾原住民タイヤル族の料理を味わえることでも知られています。ランチやディナーをメインに、半日観光を楽しむプランもおすすめです。今回は、烏來老街にある人気のレストラン「翡翠谷飲食店」を紹介します。
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台北MRT新店駅から路線バスで約30分!温泉観光地・烏來
温泉観光地・烏來(ウーライ)は、台北MRT新店駅から849番バスに乗って約30分ほどの距離です。ただし山道を通るため、立ち乗りだと酔いやすい方はちょっとキツイかもしれません。
この849番バスはMRT中正紀念堂駅や公館駅、大坪林駅などからも乗ることができ、手前で乗るほうが席に座れる確率は高くなります。体力に自信がない方は、新店駅からタクシーで行くのも一つの方法です。
烏來老街の人気レストラン「翡翠谷飲食店」
烏來のバス停を降りて少し歩けば、烏來老街に到着。この通りにはレストランやお土産屋さん、小さな博物館などが並びます。
その中でも人気のレストランの一つが「翡翠谷飲食店(フェイツイ・グー・インシー・ディエン)」で、烏來ならではの原住民料理を味わうことができます。
セットメニューが豊富!人数や予算に合わせて注文可
ここは原住民料理を味わえるセットメニューが豊富で、人数や予算に合わせて注文がしやすいです。例えば「五菜一湯」であれば、五つの料理と一つのスープに人数分の白ご飯が付いて599元(約2,156円)とリーズナブル。2~4人でいただくのにちょうどよい量と言えるでしょう。
「七菜一湯」は七つの料理と一つのスープのセットで、6人前後でいただくのにちょうどよい量です。価格は999元(約3,596円)。
店内の壁には、7人以上の大人数用のセットメニューも掲示されています。皆で和気あいあいと食卓を囲むのが好きな、台湾ならではのコースです。日本語が書かれた料理の写真もたくさん貼られており、注文の際に参考にすることができるでしょう。
もちろん料理は単品で注文することも可能です。セットメニューをベースにしつつ、追加で気になる料理を注文するのもよいですね。
多種多様な烏來ならではの料理を堪能!
ではこれから「七菜一湯」の内容の一部と、お店おすすめの「放山白斬鶏」という鶏肉料理を紹介します。
七つの料理と一つのスープのセット「七菜一湯」の内容は?
こちらは、豚肉の足の部分を煮込んだものに桂竹筍という竹の子を添えた料理です。馬告(マーガオ)という烏來ならではのスパイスも入っており、とろとろのお肉と相性が抜群。竹の子も驚くほど柔らかく、日本ではなかなか出会えないおいしさです。
こちらのウインナーも烏來の名物料理。ちょっと甘めのウインナーは、ジューシーでおいしいです。
もちろん野菜もしっかりと採ることができます。烏來の野菜料理はシンプルな味付けで、素材そのもののおいしさが活かされています。
台湾では食後にスープをいただくことが多いです。こちらは金針花(きんしんか)がたっぷりと入ったスープで、中には骨付き鶏肉やキノコも入っています。出汁がしっかりととられていておいしいです。七菜一湯のセットメニューには他にもキノコ料理や豆腐料理などが含まれており、多種多様な料理をバランスよく楽しむことができます。
つやつやの鶏肉「放山白斬鶏」
こちらはお店おすすめのメニュー「放山白斬鶏」の半鶏(鶏半分)で、価格は500元(約1,800円)です。鶏半分は大きすぎるので4分の1の量で注文したいという場合は部位によって価格が変わり、前の部位が250元(約900円)、後ろの部位が350元(約1,260円)となります。
つやつやの鶏肉はお肉に旨味がぎゅっとつまっており、塩気も絶妙です。さらにタレをつけていただけば、ご飯を食べる手が止まらなくなるおいしさです。
ランチやディナーに烏來原住民料理を
烏來は山の上にあるため台北からのアクセスは少し大変ですが、この土地ならではの原住民料理がいただけるのは魅力的です。ぜひ烏來原住民料理を味わいに、烏來へと足を運んでみてくださいね。
※記事内の元から日本円への換算は2020年5月現在のレートを利用しています(1元=約3.6円)。