台湾観光で一息つきたくなったら、猫空(マオコン)に足を伸ばしてみませんか。台北市近郊に位置する猫空は台湾でも有数のお茶の産地なのです。お茶畑に囲まれた風景を眺めながらの台湾式ティータイムは旅の疲れを癒してくれるはずです。
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猫空へのアクセスはロープウェイで
猫空へは、ロープェイを使って登っていきます。台北市内からは、地下鉄「動物園」駅を降りたらすぐにロープウェイ乗り場があります。
所要時間は約30分。夏場の日中はゴンドラの中がかなり暑くなるので、熱中症対策をお忘れなく!
アトラクションのようなロープウェイ
ロープウェイのゴンドラは、1つ1つが動物の顔の形になっています。また、ゴンドラの底が透明板で、足元の景色を余すところなく楽しめるタイプのものもあるので、勇気のある方はチャレンジしてみてはどうでしょうか。(2~4分に1台の間隔で運行しています。)
ゆるキャラたちもお出迎え
ロープウェイ乗り場ではゆるキャラが観光客を和ませてくれます。名前は猫空だけに、「猫ちゃん」、「空ちゃん」。正面から見るとネコの形ですが、横から見ると、顔がロープウェイになっていることがわかりますか?そんな芸の細かい(笑)、キャラクターたちが愛嬌をふりまいています。
- 猫空ロープウェイ 動物園駅
- 台湾 / 駅
- 住所:Taipei Zoo Station, No. 32號新光路2段 Wenshan District, Taipei City, 台湾 11656地図で見る
- Web:http://www.gondola.taipei/
猫空でのお茶の楽しみ方
ロープウェイを降りると、辺り一面に茶畑が広がり台北市内とは違った景色になっています。猫空でお茶を飲むなら、茶芸館に入ってみましょう。
茶芸館とは?
ただお茶を飲むだけでなく、淹れ方や香りを中国茶版の茶道のような作法で愉しむ空間です。作法がわからなくてもスタッフが教えてくれるので大丈夫。
料金体系は、まずお茶葉を購入して人数分のお湯代(おかわり自由)を支払うというシステムのお店がほとんどです。お茶葉は1箱単位(約40g)で注文します。中国茶は、1回分のお茶葉で何煎もお茶を楽しむことができます。ですので一度お茶を注文すると、おしゃべりが尽きるまで茶芸館に滞在することができます。(余ったお茶葉はお持ち帰り用に包んでくれます。)
お茶請けや軽食を提供するお店もあるので、夕方入ってそのまま夜まで居ることもあります。
猫空名産のお茶
猫空で有名なお茶は「鉄観音茶」です。烏龍茶と同じく、お茶葉を半発酵させたもので、台湾の代表的なお茶の一種となっています。最初は軽い渋味(濃ゆいほうじ茶程度)が口の中に広がり、まろやかな甘みのある後味が追いかけてくるので、台湾茶初心者の方にも親しみやすいお茶です。
おすすめの茶芸館
猫空でおすすめしたい茶芸館は「縁続縁」です。
おすすめ理由①駅近
なんといっても、ロープウェイを降りて徒歩約1分という立地の良さ!猫空には他にも何軒か茶芸館がありますが、ここが一番アクセスしやすいと思います。猫空に着いてからお店を探してさまよい歩く必要はありません。
おすすめ理由②雰囲気
お店に足を踏み入れると、まず目に入ってくるのが池に泳ぐ錦鯉。この池の上に架けられた橋や飛び石を渡って席につくという、なんともラグジュアリーな空間となっています。
おすすめ理由③景色
この茶芸館、座席は全て個室となっているのですが、全席が窓に面しています。どの席に座っても景色を眺めながら、ゆっくりお茶を飲むことができるのです。沈みゆく夕陽をながめながら、のんびりティータイムという贅沢な時間を過ごしてください。
お茶畑に囲まれた静寂の中で味わうお茶は、身体にゆっくりと沁みわたっていきます。旅に癒しを求める方は、ぜひ一度猫空へ足を運んでみてはいかがでしょうか。