写真：mayuko台湾といえば、何を思い浮かべますか？グルメ、ショッピング、マッサージなど楽しいことはたくさんありますが、台湾が初めての方にもリピーターの方にもぜひ紹介したいのが「ランタンとばし」です。台湾の昔の趣がそのまま残る街、十分。願いごとと一緒に空高く揚げるランタンは、きっと旅の思い出深いできごとの一つになります。
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初めてなのに懐かしい街、十分とは
台北駅からローカル電車にゆられること約一時間で十分に到着します。かつては炭鉱開発で栄えた街です。
電車から降りると、線路沿いにひしめきあう建物が目に入ってきます。ここで人が暮らしている体温が伝わってくる心地よいにぎやかさです。葱餅などの軽食やお土産屋さんが並ぶ中に、ランタンのお店もたくさんあります。
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ランタンに願いをかけよう
ここ十分では季節に関係なくランタンを飛ばすことができます。台湾のランタンは大きな紙風船のようなものです。
お店の方に声をかけると、日本語の説明書きを使いながら料金や選び方を教えてくれます。ランタンには1色のものと片面ずつ色が違う4色のもの、2種類があります。
- 1色・・・150元（約600円）
- 4色・・・200元（約800円）
オススメのお店は「阿媽の天燈」
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こちらのお店をオススメする理由は、駅から一番離れたところにあるため、比較的空いているからです。そのため、自分たちのペースで心ゆくまでランタンにお願い事を書くことができます。
また、ランタン店街の一番端にあるので、人で混雑していない線路を背景に、ランタンと一緒に写真を撮ることができます。駅の方を背景にした場合は、十分の街並みを写真に入れることもできます。
カラフルな色には意味がある
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黄色は金運、ピンクは恋愛運など、それぞれの色でご利益があります。せっかくなら色々お願いしたいので4色がおトクな気がします。辺りに飛んでいるランタンも全部4色でした。
筆と墨をもらって書き初め気分で、いざ入筆！お願いごとは、日本語で書いても大丈夫とのこと。神様は言葉ではなく、想いを読んでくれるようです。ランタンは高さが1ｍほどあるので真剣に書いているとあっという間に時間が経ってしまいますよ。
線路の上で、ランタンに点火
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余すところなくお願いごとをランタンに書いたら、お店の方が点火してくれます。みるみるうちに、ランタンが膨らみパンパンにふくらんだら、「せーの」で手を放しましょう。
ふわふわと上がっていくランタンの姿が見えなくなるまで見守ります。まっすぐ空高く飛んでいけば、願いごとも成就するそう。
ランタンを飛ばすのは、なんと線路の上！この線路は現役で使われているので電車が走ります。ただ、十分には1時間に1本しか電車が来ないため、電車がいない時は線路に入れてしまうのです。どこまでも続いていく線路を歩いくことができるのも、日本では味わえない感覚ではないでしょうか。
十分のランタン愛を感じる壁画
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線路沿いを歩いていくと、大きな吊り橋があります。渡ってみると結構高く、揺れてスリルがあります。
吊り橋の脇に、ランタンの壁画を発見！十分は一年中ランタンを飛ばすことができますが、旧正月に行われるランタンフェスティバルは一斉にランタンが上がり、きっと幻想的な光景に違いないと思いを馳せました。
十分へのアクセス。ローカル線なので時間に注意。
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台北駅から宜蘭・花蓮・台東方面の電車に乗り、瑞芳駅へ向かいます。台北駅で十分までの切符は購入できないため、まずは瑞芳駅までの切符を購入してください（悠遊カードという台湾のsuicaのような電子カードを使うと、台北駅と十分駅でカードを機械に通すだけで済みます）。ここまでは九份への行き方と同じです。瑞芳駅までの所要時間は40分程度。
瑞芳駅に到着したら十分駅までの切符を購入し、電車を乗り換えます。菁桐行ローカル線の平渓線にゆられること約40分で十分に到着です。途中、電車が線路周辺の家や樹木スレスレを進んでいく景色は一見の価値あり。
電車が1時間に1本しか来ないため、帰りの電車を時刻表でチェックしておくと効率的に楽しめます。
