オーストアリアの首都は、シドニーではなくキャンベラだということをご存知ですか?観光客には意外と知られていませんが、実は首都ならではの隠れた観光スポットがたくさんあるんです。さぁ、キャンベラに行ってみませんか?
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【1】National Gallery of Australia(オーストラリア国立美術館)
1967年に設立されたオーストラリア最大の美術館で、6万6,000点もの作品が所蔵されているそうです。オーストラリアはもちろん世界各国の絵画や彫刻のほか、アボリジニやアフリカ、アジア、パシフィックの芸術作品も展示されています。
これだけの所蔵物が無料で楽しめるなんとも贅沢な美術館にも関わらず、混み合うことはあまりないので、ゆったりと鑑賞できるのも魅力の一つです。屋外にもさまざまなアート作品が展示されていますので、たっぷりとアートの世界に浸ってみて下さい。
- オーストラリア国立美術館
- オーストラリア / 博物館・美術館 / 美術館
- 住所:Parkes Pl E, Parkes ACT 2600, Australia地図で見る
- Web:https://nga.gov.au/
【2】Australian Parliament House(国会議事堂)
1988年に完成し、費用11億オーストラリアドルを費やした建物は当時、世界で最も高額な建物でした。建物の一部を除いて大半が地下に造られており、正面入り口にはアボリジニのアーティストによる見事なモザイクが飾られています。建物屋外の中央には大きな国旗が掲げられ、風になびく姿は見事です。
この建物は丘の頂上の真下に建てられており、屋根を覆う芝生のスロープを登れば街全体を見渡せます。また室内の議場を見学することも可能です。
- Australian Parliament House
- オーストラリア / 建造物
- 住所:Parliament Dr, Canberra ACT 2600, Australia地図で見る
【3】National Library of Australia(オーストラリア国立図書館)
こちらの図書館は当初、1901年に国立国会図書館として建築されました。のち1960年に国立図書館となり、入場無料で毎日市民に開放されています。蔵書には、アジアの文学書や文書、希少な本、写本、写真、地図、絵画、音楽、ビデオなどが含まれます。
- 出典:www.flickr.comPhoto by:a_terracini, 作品名:National Library of Australia プロジェクションマッピングのイベント中の図書館
ギリシャローマ様式の壮麗な外観、映画にも出てきそうな内観、建築物としても一見の価値ありです。近年、国内各地で催されているプロジェクション・マッピングが行われるイベントなども催されています。
- オーストラリア国立図書館
- オーストラリア / その他スポット
- 住所:Parkes Pl W, Canberra ACT 2600, Australia地図で見る
- Web:https://www.nla.gov.au/
【4】Lake Burley Griffin(バーリー・グリフィン湖)
キャンベラの中心に位置する人工湖であるバーリー・グリフィン湖は、キャンベラの都市計画を策定したアメリカ合衆国の建築家によってつくられました。
元々は大きな街ではなかったキャンベラに首都を遷都することとなり、首都機能を整備するにあたって大きな都市計画が作られ今のキャンベラができました。街自体がきれいに整えられているのはこのためです。
パッと見ただけでは、これが人工的に作られた湖とは全く思えません。そんなこの湖での見どころは、毎日10時から11時45分と14時から15時45分に巨大な水柱を吹き上げるキャプテン・クック記念噴水(Captain Cook Memorial Water Jet)です。
- バーリー・グリフィン湖
- オーストラリア / 自然・景勝地
- 住所:Australian Capital Territory, Australia地図で見る
【5】National Portrait Gallery(ナショナル・ポートレート・ギャラリー)
オーストラリア国立美術館に隣接するナショナル・ポートレート・ギャラリーは、首相や政治家のほか、アーティストやミュージシャンのポートレートがあるギャラリーです。
絵画や彫刻、コラージュ、写真で見ることができるポートレートには知らない顔でもついつい見入ってしまいます。いつもと違った芸術鑑賞が楽しめるのが醍醐味で、キャンベラのおすすめ観光スポットとなっています。
- ナショナル・ポートレート・ギャラリー
- オーストラリア / 博物館・美術館
- 住所:King Edward Terrace, Parkes ACT 2600, Australia地図で見る
- Web:http://www.portrait.gov.au/
【6】Royal Australian Mint(王立オーストラリア造幣局)
1965年、オーストラリアドルの導入とともに開業したオーストラリアの硬貨製造などを行う機関です。造幣局ではメダルや記念コインの他、流通している全てのコインを製造しています。紙幣はここでは作られておらず、オーストラリア紙幣印刷局で製造されています。
筆者が訪問した日は残念ながら休日だったため、稼働中の工場の様子を見ることはできませんでしたが、実際の生産ラインで働く人達を見学出来たり、ロボットが作業している様子なども見られます。
他にも、オーストラリアのコインにまつわる興味深い歴史や貴重なコインのコレクションを見ることがでたり、キャンベラの「C」マークが入った$1コインを作れる機械があり、記念として持ち帰ることも可能です。
- 王立オーストラリア造幣局
- オーストラリア / 工場・施設見学
- 住所:Denison St, Deakin ACT 2600, Australia地図で見る
- Web:https://www.ramint.gov.au/
【7】Australian War Memorial(オーストラリア戦争記念館)
国会議事堂からまっすぐ伸びる道、その先のバーリー・グリフィン湖を超え、なおもまっすぐ伸びている道の先に、オーストラリア戦争記念館はあります。世界中の戦争で犠牲となった兵士たちに対し、国が敬意を表して建てられたものです。
- 写真:dory国会議事堂からまっすぐ伸びる道の先に見えるオーストラリア戦争記念館
- 出典:www.flickr.comPhoto by:Scott Cresswell, 作品名:All of them. One of us.
中庭の上の回廊の壁には、国のために犠牲となった人々の名前が書かれています。額の周りの隙間には、友人や遺族によってポピーの花が供えられています。ポピーの花はオーストラリアだけではなく、かつて連邦国として戦った国々にとって共通のシンボルでもあります。
真っ赤なポピーの花が戦場一面に咲いていた事から、戦没者の象徴として認識され、戦没者を追悼するオーストラリアの祝日であるアンザックデーが近くなると、この花を街で目にすることも多くなりますよ。
- オーストラリア戦争記念館
- オーストラリア / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Australian War Memorial,Canberra地図で見る
- Web:https://www.awm.gov.au/
いかがでしたか?
なかなか行く機会も少ないのですが、キャンベラは首都だけあって国の管理下にある施設がたくさんあり、無料で楽しめるスポットが多いのも魅力の一つです。特に美術館、博物館好きにはオススメですよ。是非訪れてみてはいかがでしょうか?