シドニー近郊【マッジー】の注目ワイナリー「ローガン」

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• シドニー近郊の美しいワインの街「MUDGEE（マッジー）」
• 注目のワイナリー「Logan Wines（ローガン・ワインズ）」
• 絶景を眺める優雅なセラードア
• ローガンがつくり出す5つのワインブランド
• ワインとチーズの贅沢なテイスティング

シドニー近郊の美しいワインの街「MUDGEE（マッジー）」

シドニーから車で3時間のワインの銘醸地「Mudgee（マッジー）」。シドニー近郊ではオーストラリア最古のワイン生産地「Hunter Valley（ハンター・ヴァレー）」が有名ですが、そこからBlue Mountains（ブルー・マウンテン）を挟んで反対側に位置するワイナリーの街です。

• 写真：Mayumi Iwasaki

アボリジナルの言語で「丘の中の巣」という意味を持つ「マッジー」。歴史的な建物が並ぶ小さな街にレストランやカフェ、ショップなどの洗練されたお店が軒を連ね、周辺に広がる美しい丘には小さいながらも魅力的なブティックワイナリーが点在しています。

注目のワイナリー「Logan Wines（ローガン・ワインズ）」

「深みのある個性的なワインを作るには理想的な環境」と言われるマッジーで、小さいながら注目されているワイナリーが今回ご紹介する「Logan Wines（ローガン・ワインズ）」です。シドニーから数時間車を走らせ、目の前に広がる山々や湖の景色を楽しんでいるうちにたどり着く、マッジー地区の手前に位置しています。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ローガンは、オーナーのPeter Logan氏が1997年にスタートした家族経営の小さなワイナリー。小規模ではありますが、日本をはじめ世界各国にワインを販売するマッジー・ワインを代表する存在になっています。

絶景を眺める優雅なセラードア

• 写真：Mayumi Iwasaki

小高い山に囲まれたApple Tree Flat（アップル・ツリー・フラット）と呼ばれる大地に、ローガンのワイン畑が広がっています。その向こうに見える高級感あるガラス張りの建物が、このワイナリーのCellar Door（セラードア/テイスティングルーム）です。

• 写真：Mayumi Iwasaki

近代的なガラスの建物内に入ると、窓の向こうにダイナミックな絶景が広がる広々とした空間が。ワイン樽がズラリと並んだ倉庫のようなテイスティングルームも趣があっていいですが、ソファーのあるサロンのようなラグジュアリーな空間も居心地が良くていいですね。

• 写真：Mayumi Iwasaki

因みにこちらのテイスティングルームは、2012年の雑誌『Australian Gourmet Traveller（オーストラリアン・グルメ・トラベラー）』でベスト・セラードア賞に選出されています。受賞も納得のラグジュアリーで素敵な空間です。

• 写真：Mayumi Iwasaki

大理石で作られたテイスティングカウンターの向こうには、ローガンのワインがズラリと並びます。ローガンはこのマッジー以外に、オーストラリア有数の高地にある冷涼なワイン生産地「Orange（オレンジ）」にもブドウ畑を持っており、これら2つの畑で採れたブドウをブレンドしてワインを製造しています。

• 写真：Mayumi Iwasaki

カウンター以外にもダイニングエリアやソファエリアがあり、どの場所からもワイン畑を見渡す眺望が楽しめます。天気のいい日は外のテラス席でワインのテイスティングをするのもかなり気持ちよさそうです。

ローガンがつくり出す5つのワインブランド

• 写真：Mayumi Iwasaki

ローガンは2020年6月現在、全部で5つのブランドがあり、赤・白、スパークリングと幅広いバラエティの個性的なワインを取り揃えています。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ローガンの1st Label（ファースト・ラベル）「Logan（ローガン）」は、「オレンジ」にあるもう1つの畑で栽培されたブドウのみで作られています。ニューワールドらしい濃厚な果実味を感じつつ、オールドワインのようなエレガントさもあるワインです。ラベルに描かれている、それぞれのテイストを表現している刺繍模様も可愛いです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

鳥が印象的な「Weemala（ウィマーラ）」は、アボリジナルの言葉で「Good View（良い眺め）」という意味を持ちます。全体的にリーズナブルなローガンのワインの中でも、ミドルレンジのWeemalaシリーズは価格もお手頃。マッジーとオレンジの両方の畑で栽培されたブドウをブレンドした、果実味と繊細さのバランスが絶妙な味わいです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

その他、毎日飲んでも飽きのこないリーズナブルなテーブルワイン「Apple Tree（アップルツリー）」シリーズや、Shiraz（シラーズ）に特化した熟成ワイン「Ridge of Tears（リッジ・オブ・ティアーズ）」など様々なブランドがあるので、好みを伝えたりオススメを聞いたりしてぜひ飲み比べしてみましょう。

ワインとチーズの贅沢なテイスティング

• 写真：Mayumi Iwasaki

ローガンに訪れたら、この素敵な空間で絶景を眺めながら、腰を落ち着けてワインとチーズを楽しみましょう。グラスワインはもちろん、大人数であれば（大人数でなくても）購入したボトルをすぐにシェアしてその場で楽しむことができます。

• 写真：Mayumi Iwasaki人気のWeemalaシリーズのPinot Gris（ピノ・グリ）$20.00（¥1,460）

ローガンの代名詞とも言えるWeemalaのPinot Gris（ピノ・グリ）は、筆者が定期的に飲みたくなるお気に入りの一本。アンバーがかった美しい黄金色の白ワインは、洋梨やピーチのふんわりしたフルーティーな甘さと、柑橘系の適度な酸味がある、他のピノ・グリには無い絶妙な味わいです。

• 写真：Mayumi Iwasaki地元マッジー産のチーズが並んだ「チーズプレート」

ハニーコム（蜂の巣）入りのハチミツやローストしたヘーゼツナッツなどが並んだこちらの「チーズプレート」は、地元マッジー産のチーズをふんだんに使った贅沢な一皿。

• 写真：Mayumi Iwasakiシャルキュトリやサワードゥが並んだ「アンティパストボード」

オリーブやシャルキュトリ（食肉加工品）、パンが無造作に並べられたカラフルな「アンティパスト・ボード」は、見ているだけでテンションが上がります。この他にもコーヒーと自家製のケーキなどもあります。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ローガンは大パノラマを眺めながら美味しいワインを飲んで、リラックスした時間が過ごせる素敵なワイナリーです。シドニーから向かう際にはマッジー・エリアの入り口付近にあるので、ワイナリー巡りの一番手としてここからスタートするのもいいですし、締めのワイナリーとして訪れるのもオススメです。