福岡県北九州市の門司港と山口県の下関は、明治時代に貿易港として発展し、当時の様子が今に残るレトロなエリアです。歴史が深く芸術的な面からも魅力的な街並みや、港町ならではの見どころを紹介します。
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【福岡県】門司港の見どころ
【1】門司港レトロの王道!旧門司税関
門司港レトロを楽しむならまずはここ!明治時代から昭和初期まで税関として使われていた建物で、中ではその当時の資料を見ることができます。建物は赤レンガの壁に瓦屋根という、典型的な和洋折衷の様式。近代化産業遺産にも指定されています。同じ福岡県にある世界遺産の八幡製鉄所の旧事務所でも、ドイツから指揮者を招聘して同じようにレンガと瓦屋根で建てられました。
内装は洋館のような雰囲気。レンガと木造の組み合わせがオシャレ!上の階は展望スペースになっていて、関門海峡を見渡せるほか、日本最大級の歩行者用はね橋である「ブルーウィングもじ」が跳ね上がるところを眺めることができます。明治〜昭和の面影を残し、当時の雰囲気を感じることができる門司港レトロの代表格は必見です!
- 旧門司税関
- 北九州 / 建造物 / 女子旅 / 歴史的建造物
- 住所:福岡県北九州市門司区東港町1-24地図で見る
- 電話:093-321-4151(門司港レトロ総合インフォメーション)
- Web:https://www.mojiko.info/spot/zeikan.html
【2】写真映えスポット満載!新海運ビル
海運会社の社屋として昭和初期にできた建物で、現在は雑貨屋さんが軒を連ねる場所になっています。船をモチーフにつくられたそうなのですが、ぱっと見は学校のようなつくり。教室それぞれに店舗が入っているような印象です。
小さくて個性的なお店が集まっていて不定休だからか、あまりメジャーなスポットではないのですが、独特なデザインと構造で写真映えスポットがたくさんあります。古くて人もあまりいないのに、なぜかついさっきまでそこで誰かがおしゃべりしていたような、レトロで温かみのある場所。自分だけの素敵な風景を切り取ることができ、写真好きにはたまらない魅力的な建物です。
【3】港町のエンタメが充実、海峡プラザ
関門海峡の奥の湾に沿って並ぶ、港町の商業施設。福岡名物の明太子はもちろん、バナナの叩き売り発祥の地である門司港ということでバナナ関連のお土産や、これも門司港名物の焼きカレーのお店が目立ちます。湾には謎の海賊船が!?と思いきやこれも焼きカレーのレストラン。門司港ならではの景観です。
店舗の中でもデザインがカワイイのが蜂蜜専門店「Bee Honey」。様々な種類の蜂蜜、蜂蜜ジャム、蜂蜜味噌、蜂蜜メロンパンなどとにかく蜂蜜づくし!店内にイートインもあり、内装もカワイイ空間になっています。
お店の雰囲気に反して衝撃的なのが写真右の商品!本物の蜂が蜂蜜漬けになっているんです。ご主人が自ら生け捕りにして漬けたんだとか。興味のある方はチャレンジを!
- ビーハニー
- 福岡 / その他グルメ
- 住所:福岡県北九州市門司区港町5−1 門司港レトロ 海峡プラザ西館1階地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/bee.honey.mojiko
- 門司港レトロ 海峡プラザ
- 北九州 / ショッピングモール・デパート / 女子旅
- 住所:福岡県北九州市門司区港町5−1地図で見る
- 電話:093-332-3121
- Web:http://www.kaikyo-plaza.com/
【4】アーティスティックに門司港を楽しむ、古物・骨董市
素敵なものを見るだけではなくお持ち帰りして手元に置いておきたい!そんな願望を叶えてくれるのが「門司港古物・骨董市」。2、3ヶ月に一回のペースで不定期で週末に開催されている蚤の市で、旧門司税関の前の広場がアンティークマルシェに変わります。
「東京蚤の市」ほどの規模はないですが、何に使うかわからないけれどなんだかワクワクするカワイイものがたくさんあります。ぜひ予定を合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
門司港から下関への移動は関門連絡船で!
下関と門司港とは目と鼻の先で、連絡船で5分で移動できちゃうんです。筆者は関東の内陸の出身なので、海を渡って県を移動するということにとてもワクワクしました。他にもそういう方、いるのではないでしょうか?片道400円で所要時間わずか5分、20分おきに運行しています。両エリアを楽しむならこの連絡船を使わない手はありません。
- 関門連絡船
- 福岡 / 乗り物
- 住所:福岡県北九州市門司区西海岸1丁目4−1地図で見る
- Web:http://www.kanmon-kisen.co.jp/route/kanmon.html