パースに訪れた際には是非立ち寄って頂きたい、パースっ子の憩いの公園「キングスパーク」。パース中心部からアクセスが良く、小さいお子さんから年配者まで楽しめるキングスパークの楽しみ方を解説します。
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キングスパークの概要とアクセス方法
- 出典:www.openstreetmap.org© OpenStreetMap contributors
キングスパークは、パース中心部から4kmの距離にあり、スワン川とパースの街のビル群を一望できる高台に位置しています。総面積は404ヘクタールと東京ディズニーランドの8倍の広さで、都市部内の公園という点では世界有数の広さを誇ります。公園の一部は整備されていていますが、その大半は自然の原生林のままで保たれています。
整備されている箇所は、ボランティアによって手入れがされており、四季折々の植物を楽しむことができます。花壇はもちろん、芝生も一年を通して完璧な状態を保っています。
市内からのアクセスはメインエントランスから
広い公園ですのでいくつもエントランスはありますが、パース市内から車・バス、または徒歩でアクセスする場合は、メインエントランスを利用します。
パース市内には「フリー トランジット ゾーン」という、区間内の公共バスの乗り降りが無料の区間があり、パース中心部からキングスパークの行きのバスはその範囲内となっています。
10分間隔くらいで運行している「935」の番号のバスが、キングスパーク行きのバスです。終点はキングスパークのメインの駐車場になりますが、ひとつ手前の並木道のバス停で下車しましょう。
ユーカリの並木道
バスを下車すると、レモンセンスド・ガムツリーというレモンの香りがするユーカリの並木道に降り立ちます。オーストラリアでは数百種類のユーカリが存在しますが、こちらの木は白い木肌が美しい背の高いユーカリの木です。葉を擦るとレモンのような香りがするユーカリなので、歩いているとほのかに爽やかな香りがします。
並木道を歩くと、次第に高台になっていき、パースの街を一望できる景色の良い道になっています。
並木道からもパースの街を一望できますが、見晴らし台が設けられており、こちらからもパースの街のスカイラインを楽しむ事ができます。
この周辺には看板が設置されていますので、散策前に公園内をどう回っていけば良いかチェックしてみましょう。今回は公園内を歩いて回れる範囲で、★マークのエリア4つをご紹介していきます。
①インフォメーションセンター周辺
キングスパークの中心部となるエリアです。メインの駐車場、トイレなどもこのエリアになります。
インフォメーションセンター
インフォメーションセンターでは、公園内の案内があったり、ボランティアのパークガイドの予約や各種パンフレットを入手することができます。全てボランティアの方たちでの仕事で成り立っていますので、パンフレットをもらった際には、ゴールドコイン(1ドルか2ドルコイン)の寄付をお忘れなく。
ボタニカルカフェ
パースのスカイラインを一望できるボタニカルカフェは、景色が良いだけではなく、食事メニューも充実しています。美味しいハンバーガーやピザ、そしてケーキやコーヒーなども楽しめるので、おすすめです。
朝早くから営業しているので、早朝から訪れて、パースの景色を見ながらユーカリの並木道からほのかに香る爽やかな空気と、美味しいコーヒーを楽しむというのも素敵ですね。
- ボタニカルカフェ キングスパーク
- オーストラリア / カフェ・喫茶店 / ランチ
- 住所:Kings Park WA地図で見る
- Web:https://www.botanicalcafe.com.au/
アスペクト(Aspects)
キングスパークのショップ。お土産になるような小物や、オーストラリアの植物を使った自然コスメなどはもちろんのこと、地元アーティストによる作品も販売しています。
アート作品は高額になりますが、もちろん見るだけでも目の保養になります。小物類はセンスの良いものが多く、地元の人もプレゼントを選ぶ際にはこちらを利用する事が多いです。
- アスペクト
- オーストラリア / おみやげ屋
- 住所:Aspects, 68 Fraser Avenue, Kings Park Western Australia 6005 Australia地図で見る
- Web:https://www.aspectsofkingspark.com.au/
戦争慰霊塔
パースの街の景色を左手に歩いて行くと、戦争慰霊塔が現れます。キングスパークは市民の憩いの公園であると共に、戦争の慰霊公園でもあるのです。
戦争慰霊塔はキングスパーク内でいちばんの高台に建っているため、ここからもパースのスカイラインを眺められるようになっています。
湖のようにも見える川幅の広い川はスワン川で、黒鳥(ブラックスワン)が多く生息していたためスワン川と名付けられました。今でも、川の所々で西オーストラリア州の州鳥でもある黒鳥を見ることができます。