博多湾に浮かぶ陸続きの島・志賀島。福岡市の中心部から近く、歴史や自然の宝庫でもある小さな島は、アップダウンも少なく、日帰りでサイクリングを楽しむのにぴったりです。志賀島のサイクリングの魅力を紹介します。
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志賀島とは
陸続きの小さな島
福岡市東区にある「志賀島(しかのしま)」は、博多湾に浮かぶ小さな島です。本土から、砂州「海の中道(うみのなかみち)」でつながっているため、陸続きで行くことができます。
周囲約11㎞の小さな島ですが、古代から大陸への海上交易に重要な位置を占め、『古事記』や『日本書紀』にも登場します。金印「漢委奴国王印」が発見されたことでも有名。また、美しい海の風景を楽しむことができます。
福岡市の中心部からも近いため、日帰りで訪れることのできるスポットです。
志賀島へのアクセス
福岡市の中心部から、車、西鉄バス、JR、福岡市営渡船でアクセスすることができます。
車は、都市高速「香椎浜ランプ」から約30分。西鉄バスは、天神から約75分。JRは、博多駅から約40分で下車後、西鉄バスで約10分。市営渡船は、博多ふ頭(ベイサイドプレイス博多)から約30分です。
詳細は、こちらをご覧ください。
志賀島サイクリングの基本情報
自転車を準備しよう
まずは、自転車を準備しましょう。自分の自転車を持ち込んでもいいですし、レンタサイクルもおススメです。
持ち込む場合は、車で運ぶか、バスやJRで輪行するか、福岡市営渡船に乗せて運ぶことが可能です。市営渡船に乗せる場合は、自転車の乗船台数に限りがありますので、事前に問い合わせましょう。
レンタサイクルの場合は、4ヶ所のサイクルステーションがあります。各ステーションとも、3時間ごとの料金は、マウンテンバイク2,000円、クロスバイク2,500円、シティサイクル1,000円、ロードバイク4,000円、ミニベロ1,500円となっています。
4つのサイクルステーションのうち、志賀島の島内にあるのはシカシマサイクル、残り3つは本土にあります。各サイクルステーションについての詳細は、こちらをご覧ください。
所要時間
周囲約11㎞程度の島ですので、ゆっくり走って1時間程度です。途中で寄り道することも考えて、余裕をもって計画しましょう。
おススメは時計まわり
どちらの方向からもまわることができますが、おススメは時計まわりです。自転車が左側通行なので、海の景色が思う存分楽しめるからです。
コースはほぼ平坦で、途中、アップダウンがあるのは1ヶ所のみ。初心者にも走りやすいコースとなっています。
自転車通行帯を走ろう
道路の両側に、自転車通行帯が描かれています。この通行帯は、サイクリングの安全性の向上を図るために福岡市が設置したもの。
自転車も、車と並行して公道を走るのですが、この通行帯があるおかげで走りやすくなっています。
サイクリングに出発!お気に入りの風景を見つけよう
志賀島側から、海の中道と本土側を振り返ったところ。この辺りからスタートしましょう。
島を時計回りに進むと、まもなく金印公園があります。金印(漢委奴国王印)が発見されたといわれる場所に整備された公園。眺めも良く、寄り道にもぴったり。
唯一のアップダウンの坂道を越えると、休暇村志賀島へ。休暇村の前の砂浜は、絶好の休憩スポットです。
休暇村には、売店や喫茶、レストラン、日帰り温泉等もありますので、立ち寄ってみるのもオススメです。
潮風を浴びながら、海の景色を楽しみましょう。
夕暮れ時なら、海に沈む美しい夕日も眺められます。
気軽に寄り道ができるのも、サイクリングの魅力です。お気に入りの風景を見つけてみませんか。
- 金印公園
- 福岡市 / 公園 / 穴場観光スポット
- 住所:福岡市東区大字志賀島古戸1865地図で見る
- 電話:092-711-4410
- Web:http://bunkazai.city.fukuoka.lg.jp/cultural_proper...
マナーを守って楽しもう
自転車で走行の際には、交通ルールやマナーにも十分気を付けましょう。自動車に気を付けることはもちろん、住宅地の中を通る道もありますので歩行者にも気を付けて、楽しいサイクリングを!