重厚な門をくぐると、そこは霧に包まれた中世の英国。日本でありながら、イギリスを!中世を感じる空間、しかも映画『ハリー・ポッター』を彷彿とさせる世界が広がるのです。パスポート不要の異世界へ足を踏み入れてみませんか?
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ブリティッシュヒルズとは?
福島県の中央部から、やや南下した岩瀬郡天栄村。その天栄村には羽鳥湖と呼ばれる湖があり、湖の周りには、キャンプ場や別荘などが点在する自然にあふれた高原があります。その高原内の森の中に建つのが、ブリティッシュヒルズという名のマナーハウス(領主が暮らす邸宅)です。
1994年、神田外語大学・神田外語学院を運営する学校法人・佐野学園が、日本に居ながらにして、英国文化を体験できる施設を設立しました。高原のため霧が発生しやすく、夏は涼しく、冬は雪に覆われる。そんな羽鳥湖高原の自然環境が、スコットランド・ハイランド地方の風土に近いことも、この地に設立の理由です。東京から新幹線にのれば1時間半で最寄り駅に到着します。
ブリティッシュヒルズの魅力
ブリティッシュヒルズが建つのは、海抜1,000mの森の中。73,000坪という広大な敷地に、マナーハウスやゲストハウス、パブやショップが点在しています。
「疑似の疑似研修では意味がない」という理念のもと、本場英国から取り寄せた建築資材、家具調度品に至るまで本物がそろえられ、時代考証に基づいてしつらえられています。本物なのは、建物や家具ばかりではありません。スタッフにも多くの英連邦出身者が在籍しています。
イギリスの建築や街並みを体験できるとともに、アフタヌーンティーやパブ料理など、イギリスの本格的な食事も味わえます。その上、英会話やカルチャーレッスンなど、言語や文化にも親しむことができる上に、宿泊もできるリゾート施設、それがブリティッシュヒルズです。
日帰りでも楽しめる
本格アフタヌーンティーも味わえる
ブリティッシュヒルズ内には、「アスコットティールーム」というティールームがあり、ケーキ、ショートブレッドや、サンドイッチ&キッシュセット(¥1,200)、パスティ(パイ)セット(¥1,700)などの軽食類が頂けます。
しかし、なんといってもここで召し上がって頂きたいのは、本格的なアフタヌーンティーセット(¥2,800)。香り高いたっぷりの紅茶と、美味しい!としか言いようのない、サンドイッチにキッシュ、スコーンとケーキが頂けます。温かいスコーンには、お約束のクロテッドクリームとジャムもついてくるのでパーフェクトです。ぜひ、優雅なひとときを楽しんでいただきたいと思います。
- アスコットティールーム
- 福島 / カフェ・喫茶店 / 女子旅
- 住所:福島県岩瀬郡天栄村田良尾芝草1−8 ブリティッシュヒルズ クラフトハウス1F地図で見る
- Web:http://www.british-hills.co.jp/stay/ascot.html
パブやショップも楽しめる
敷地内には、「フォルスタッフパブ」というパブもあり、ランチタイムとディナータイムにオープンします。パブメニューの王道であるフィッシュ&チップス(¥1,800)なども提供されています。
パブの隣には、イエショップが併設されており、イギリスの紅茶やお菓子をはじめ、雑貨や食器、テディベアなども販売されています。欲しいものばかりで目移りしてしまいそうです。
- フォルスタッフパブ
- 福島 / 居酒屋・バー / ランチ
- 住所:福島県岩瀬郡天栄村田良尾芝草1−8 ブリティッシュヒルズ内地図で見る
- Web:http://www.british-hills.co.jp/stay/falstaffpub.ht...
数々のワークショップ体験ができる
日帰りで体験できるのは、食事やショッピングだけではありません。アクセサリー作りに、キャンドル作成、英会話教室など様々なワークショップ(有料)が受講可能です。外国人講師と英会話を楽しみながらのスコーン作りなどもあります。またドレスを着用してマナーハウス内で記念写真を撮ることもできます。本物が再現された貴族の館ですから、どこをどう切りとっても絵になる場所ばかりです。ワークショップの内容は変動しますので、興味のある方は公式サイトをご覧ください。
体験必須のマナーハウスツアー
ぜひ参加したいのが、館内のマナーハウスツアー(大人¥600・子供¥300)です。イギリスの文化や歴史にふれられる良い機会です。ツアー所要時間は約40分で英語と日本語ガイドがありますので、お好みで。
ツアー開催時間は変更があるので公式サイトでご確認ください。事前の予約も可能です。ツアーで見学できるのは、レセプションがあるメイン棟、お城のようなマナーハウス内となります。この棟の2階部分には、領主の書斎兼寝室であるキングスルームに領主夫人のクィーンズルーム、洋書がずらりと並ぶライブラリーや、客人と交流するスヌーカールームなど、贅をつくした空間が次々と現れます。
美術館ではないので、実際に椅子に座ることも、洋書を手に取ることも可能です。宿泊者またはツアー参加者以外は、マナーハウス内に立ち入ることができません。
その他の施設
敷地内には、イングリッシュガーデンも同時に楽しめるガーデンゴルフや、テニスコート、イギリス・ウェールズにある中世のお城をイメージした砦のような建物もあります。これらを散策していると、本当にイギリス郊外の町を歩いているような気分です。