福島県猪苗代にある「達沢不動滝」は、福島を代表する滝のひとつ。岩肌に沿ってまるで水がスダレのように流れ落ちる様は、圧巻の景色です。比較的アクセスしやすいにも関わらず、観光地化されすぎていないため、ありのままの自然を感じることができますよ。今回は、達沢不動滝の魅力をたっぷりとご紹介します。
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達沢不動滝とは
達沢不動滝とは、福島県猪苗代にある大滝。福島の数ある滝のなかでも「いなわしろ新八景」、「ふくしまの水三十選」にも選ばれる代表的な滝です。岩肌に沿ってまるで水がスダレのように流れ落ちる「男滝」と、そのとなりをひっそりと流れる「女滝」からなります。
滝には不動明王が祀られており、例年陰暦に行われる祭には多くの方が訪れています。近くの中ノ沢温泉からは車で5分、最寄りの駐車場から徒歩10分と気軽行けるにも関わらず、観光地化されすぎていないため、ありのままの自然が感じられる穴場の観光スポットになっていますよ。
涼を求めて、はたまた美しい滝に心癒されに、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
達沢不動滝の見どころ!
道中を流れる渓流
滝に向かう約10分ほどの道のりには不動川が流れ、とても風情ゆたか。平坦な道のりで、小さなお子さんもお母さんに手を引かれて、しっかりと歩けていましたよ。
近隣の山ではクマの出没が確認されているので、念のためクマ鈴など音を鳴らしながら向かってください。ペットボトルなどをペコペコと凹ませて代用することもできます。
苔むした岩
道中には大きな岩がゴロゴロと転がっていて、その上には様々なコケが生息しています。ぜひルーペなどを持参して、神秘的なコケの世界を覗いてみては。
奥に滝を望む、鳥居
滝元に不動明王が祀られている達沢不動滝は、入り口に鳥居があり、神聖な雰囲気が漂います。鳥居の奥には滝が小さく顔を出していますね。近くに休憩所をかねた社殿もあります。
大迫力の「男滝」
さあ鳥居をくぐれば、福島の名瀑・達沢不動滝に到着します。この大迫力の滝は「男滝」で、その大きさは高さ10m、幅16mほどあります。写真でみるままにダイナミックで美しい滝をご覧になれますよ。
写真愛好家に人気のスポットでもあり、筆者が訪れたときもカメラを持った方がたくさん訪れていました。
近くで浴びる滝しぶき
滝には手が届くほど近寄ることもできます。暑い日に訪れれば、飛んでくる滝しぶきがとても気持ちがいい。
そばを流れる「女滝」
ダイナミックな「男滝」の左隣には、ひっそりと佇む「女滝」があります。男滝とは対照的に、優美な姿で静かに流れ落ちていますよ。女滝は見落としてしまうほど奥にありますが、訪れた方はぜひ探してみて。
見られたらラッキー!滝元にかかる虹
晴れた日には、滝元に虹がかかることも。偶然にも見られた方は、何かいいことがあるかもしれませんね。
紅葉に彩られる滝
達沢不動滝は、四季を通じて訪れることができますが、人気があるのは新緑と紅葉の時期。さまざまな木々に彩られ、異なる表情をみせてくれます。
次は季節をかえて、訪れてみてはいかがでしょうか。