石川
石川観光
輪島塗や加賀友禅、金沢の金箔と伝統工芸が盛ん

日本で唯一!砂浜を車で走れる!【石川】千里浜なぎさドライブウェイ!

取材・写真・文:

愛知在住

2021年1月8日更新

34,146view

お気に入り

写真:myao

金沢市街からのアクセスも車で40分程の、石川県羽咋(はくい)市。そこに、日本で唯一波打ち際を車で走れる砂浜、千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイがあります。なんと車で走れる砂浜は世界でたった3ヶ所しかないのだとか。その一ヶ所が石川県にあるのです◎海の近くに車を停めて眺めるサンセットはとてもロマンチック。どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな風景が広がります。

この記事の目次表示

千里浜ドライブウェイとは

石川県羽咋地区、今浜から千里浜に至る砂浜の約8kmの観光道路です。車が走れる砂浜は日本にここだけ!世界ではアメリカのデイトナビーチ、ニュージーランドのワイタレレビーチを含めて、この3ヶ所だけと言われています。

  • 写真:myao

いつでも走行可能?

季節や時間による閉鎖はなく、年中通行可能です。しかし、波が高い場合には、危険防止のために石川県より進入規制がかけられます。のと里山海道から進入する場合は、本線上等に案内が出るそうです。

また、北陸を代表する潮干狩り、海水浴スポットも兼ねています。浜茶屋もあり、車から降りてすぐ楽しめる千里浜は、夏場は大勢の人で賑わいます。海水浴シーズンには安全のために海側にロープを張って道路標識が立てられ、臨時交通規制(速度・追越し制限)がかかります。横断者や遊ぶ子ども達に気をつけて、速度を落として走行しましょう。

  • 写真:myao筆者が訪れた6月はまだロープもなく、規制もかかっていなかった

なぜ車で走れるの?

千里浜なぎさドライブウェイの砂は、とてもきめ細やか。ひとつひとつの粒が揃っているので、砂に適度な水分が混ざると砂浜は硬く締まり、車などもタイヤが沈まず走行可能になるのだそうです。確かに走っていても、歩いていても砂浜とは思えない安定感がありました!

  • 写真:myao

一般的な砂浜は、砂の粒が揃っておらず、ムラがあるので固まらないのだそうです。「砂浜」と想像すると、砂はとてもさらさらしていて、靴には砂が入ってくるし、ましてや車で行ったらタイヤがハマってしまって、脱出困難!というイメージではないでしょうか。そんなイメージを覆されます!

  • 写真:myao

サンセットはフォトジェニック!

車で走れるだけではなく、潮干狩り、海水浴もできる千里浜。フォトジェニックな写真を撮りたいのであれば、オススメは遊ぶ人たちも少なくなった夕暮れ時です。太陽が地平線に沈み行く時は、刻々と空や海の色合いが変わり、ロマンチック。どこを切り取っても絵になります。

  • 写真:myao
  • 写真:myao
  • 写真:myao

通行にあたり気をつけること

乗用車、バス、バイク、自転車、馬…などなど、4WDでなくても、なんでも通行可能な千里浜なぎさドライブウェイですが、注意も必要です。波打ち際、陸側など、車があまり走行していない場所(砂が乾いて白くなっている所など)は砂が固まっておらず、タイヤがハマってしまう可能性がありますので注意してください。もちろん、通行人や対向車などに注意をして、ゆっくりとマナーを守って走行しましょう。

また、塩分を含んだ砂浜を走行した車。帰宅後は車の底やタイヤを洗ってあげましょう。お手入れを怠ると錆びやすくなるかも。

  • 写真:myao

走行方向や時期なども目的に合わせて

とても素敵な千里浜なぎさドライブウェイ。目的によって、走行方向や訪れる時期も考慮したいところです。今浜IC(今浜口)からだと、海側が助手席側となります。仲間で、カップルで走りたい時は、こちらからが良いかもしれません。逆に、一人で訪れる時、写真や景色を堪能したい時は、千里浜IC(千里浜口)側から走行すると、今回のアングルのような感じで写真が撮れますよ◎

もちろん、方向転換をすればどちら側からでも大丈夫ですが、人の多い時期や、車も入れて写真に収めたい時など、これらのことも考慮してみることをオススメします。是非一度、日本唯一のスポットに愛車やレンタカーなどで訪れてみてください!

  • 写真:myao今浜ICと千里浜ICからの入口以外に、柳瀬口という出入口も中間地点にあります。

アクセス

金沢市からのと里山海道(無料区間)を経て、約40分。2013年3月31日に能登有料道路は、「のと里山海道」として無料化。アクセス抜群のこちらの道路走行も海沿いで快適です♪

のと里山海道 今浜IC〜千里浜IC間が千里浜なぎさドライブウェイ区間です。金沢方面からだと今浜ICが、能登方面からだと千里浜ICが最寄りとなります。共にICを降り、案内看板にしたがったらすぐに砂浜です!

羽咋市HP内 千里浜なぎさドライブウェイページ
http://www.city.hakui.ishikawa.jp/sypher/www/section/detail.jsp?id=595
千里浜なぎさドライブウェイ
金沢・羽咋 / ビーチ / 観光名所 / インスタ映え / ツーリング
住所:石川県羽咋郡宝達志水町今浜〜羽咋市千里浜町地図で見る
電話:0767-22-1118(羽咋市役所商工観光課)
Web:https://www.hot-ishikawa.jp/spot/5818

次のページを読む

石川の旅行予約はこちら


石川のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

石川のホテルを探す

石川の航空券を探す

(小松空港)

(能登空港)

石川の現地アクティビティを探す

石川のレンタカーを探す

石川の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


国内のおすすめドライブスポット・コース55選!車でのお出かけを楽しもう

絶景ドライブを楽しめる角島大橋や、富士山の眺めが見事な箱根スカイラインに西伊豆スカイライン、四季折々に花々が咲き誇る房総フラワーラインなど、車でのお出かけにおす...


海の上を渡る人気絶景橋TOP20!旅行好きが行っている海上橋ランキング

古宇利大橋やレインボーブリッジ、角島大橋などをはじめとする海の上を渡る絶景橋を、トリップノートの8万3千人のトラベラー会員(2022年11月時点)が実際に行って...

【全国】海を望むおすすめ絶景ドライブコース17選

日本で唯一、砂浜を車で走ることができる千里浜なぎさドライブウェイや、全長約60kmの橋で島々を結んだ絶景ドライブコース・しまなみ海道など、海を眺めながら車で走れ...

北陸のおすすめドライブスポット・コース16選!日帰りでお出かけしよう

日本で唯一、砂浜を車で走ることができる千里浜なぎさドライブウェイや、海越しに雄大な立山連峰を望める雨晴海岸、国の名勝にも選定されている白米千枚田など、日帰りで行...

【能登半島】日帰りドライブにおすすめの観光スポット・グルメ17選!

日本で唯一、砂浜を車で走れる「千里浜なぎさドライブウェイ」や、縁結び神社として知られる「氣多大社」など、能登半島の日帰りドライブにおすすめの観光スポットをご紹介...

この記事を書いたトラベルライター

暮らすように旅する事が大好き!クラフト作家ライター
いつからか、旅をして知らない世界を垣間見るのが大好きになった。
普段は銘木などでナチュラルアクセサリーやコモノを制作して、WEBやイベントで販売しています。"タンポポの綿毛と旅しよう"と題したペンダントも作る程の旅好き。観光地を巡るのも好きだけれど、地元の人が訪れる場所、ガイドブックに載っていないような場所を探して暮らすように旅する方が好き。モノづくりをしているので、海外のホームセンターで興奮して工具を買って帰ってきたこともあります(笑)。最近は山登りも始めて、旅先も大自然があるところが多くなりました。そんな私の目線から観た世界が、あなたの旅の発見や参考になったら幸いです。
https://www.myaonote.net/

【香川・父母ヶ浜】SNSで話題沸騰中!まるでウユニな写真を撮ってインスタ映え♪

香川県三豊市。ここに、最近インスタグラムやフェイスブックで話題の「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」があります。どう話題かというと、南米ボリビアのウユニ塩湖で撮ったかの...


【静岡】城ヶ崎海岸の迫力がすごい!吊り橋と遊歩道を歩こう!

静岡県伊東市の南西に位置する城ヶ崎海岸。 伊豆東部火山群である大室山ができた約4,000年前の噴火で溶岩が海へ流れ出て、海の侵食作用で削られてできたのが城ヶ崎海...


【山梨】富士五湖の本栖湖へ千円札の富士山を観に行こう!

山梨県南都留郡富士河口湖町及び南巨摩郡身延町にまたがり、標高900mの高さにある本栖湖。富士五湖のひとつである本栖湖は、五湖の最西端に位置します。千円札には富士...

自然好きにはたまらない!小笠原諸島・母島で穏やかな島時間を満喫!

東京都に属する小笠原諸島には、父島と母島、2つの有人島があります。父島から定期船で約2時間、南へ約50kmの場所にある母島。人口500人未満の母島は、父島に比べ...

【香川】絶景と圧巻の巨樹!樹齢1,200年の大楠に会いに志々島へ!

香川県三豊市詫間町に属する人口17人程の離島、志々島(ししじま)。船で約20分で到着できる小さな島には、樹齢1,200年以上という巨大な楠が島を見守っています。...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります