「島根県立美術館」は島根県松江市にある美術館で、「水と調和」をテーマに宍道湖に沿うように建てられています。幅広い分野の芸術品を揃え、夕日鑑賞をするのに絶好のスポットでもあることから松江の観光スポットとして人気を博しています。
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島根県立美術館とは?
島根県立美術館は、1999年に「水と調和」をテーマに島根県松江市の宍道湖畔に建てられた美術館です。幅広い分野の芸術品を揃えており、館内・外からみる宍道湖の風景・夕景が美しいことから、松江の新しい観光地として人気を博しています。
魅力
常設展のボリューム
島根県立美術館の常設展は、絵画・版画・工芸・写真・彫刻と幅広い分野が揃っています。島根や松江・宍道湖にまつわる作品も多く展示されており、ここを観ているだけで1時間くらい過ぎてもおかしくないほどのボリュームです。
建物の建築美
なめらかな曲線が印象的な建築は、大阪万博の「エキスポタワー」や「九州国立博物館」などを手がけた建築家菊竹清訓(きくたけきよのり)氏によるものです。この曲線美が美しい建築は、湖に寄り添って建つようなやさしいイメージを来訪者に与えます。
館内・外から見る宍道湖の風景
宍道湖の風景は外周どこからでも見ることが出来ますが、ここ島根県立美術館から見る宍道湖の風景はまた一層美しく、ずっと観ていられるほど魅力的です。松江で宍道湖をじっくり観たい!と考えている人にはオススメです!
施設・みどころ
有料スペース
常設展示室
美術館2階に位置する常設展示室には、先ほど紹介したような様々なジャンルのコレクションが展示されています。
展望テラス
美術館2階にあるテラスで、遠くから見たときに屋根に空いている円形の穴の正体です。宍道湖や松江市街地を見ることができ、気持ちの良い風に当たることができます。
※上記2つのスペースを見学するには、コレクション展の観覧料が必要です。
企画展示室
さまざまな企画展が行われる展示室です。※このスペースを見学するには企画展の観覧料が必要です。
フリースペース・ショップ&レストラン
また美術館内は、鑑賞券を購入しなくとも無料で楽しめるスペースもあり、展覧会を鑑賞する時間のない方にもおすすめです。
エントランスロビー
誰でも立ち入れるロビーで、宍道湖を一望することができます。ベンチもたくさんあり、ゆっくりとした時間を楽しむには最適なスポットです。
湖岸
空と宍道湖の風景が美しい湖岸には彫刻作品が数点展示されています。展望テラス以上に風が強いので、帽子など飛ばされないように注意してくださいね。
また、湖岸にはガイドブックなどにも取り上げられ、SNSでもたくさんの写真がアップされている宍道湖うさぎが並んでおり、フォトスポットとしても話題になっています。
アートライブラリー
美術に関する図書を観覧することが出来るスペースです。開放的で、宍道湖の水面に反射した日光のゆらめきが天井に映ることがあり、とても穏やかで静かな時間が流れています。
ミュージアムショップ
ミュージアムグッズや美術に関する書籍を販売するショップです。可愛らしいオリジナルグッズなども揃っていますので、訪れた方はぜひチェックしてみてください。
リストランテ ヴェッキオロッソ
宍道湖の風景を観ながら食事ができるレストランで、おいしいイタリアンをいただくことができます。
夕日鑑賞のススメ
島根県立美術館の美術作品・建築に次ぐ魅力は夕景です。「日本の夕陽百選」にも選出された夕景はまさに絶景で心打たれます。
エントランスロビーや湖岸から見ることが出来ますので観覧料も不要です。開館時間も夕日鑑賞をする人に合わせて設定されていますので、宍道湖に沈む夕日や黄昏時の風景をゆっくりと堪能してください。