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4.出雲大社に来たらこちらへ!古きよき伝統を守り続ける献上そば「かねや」
出雲大社からほど近くの住宅街に店を構えるのが献上そば屋かねやです。1929年創業で皇室御用達の由緒正しきそば処でお昼時には、行列もできる人気蕎麦屋です。
のれんをくぐるとテーブル席と小上がりが両方あり、厨房もすぐ横に見えており、なんともレトロな店の雰囲気となっています。メニューについても、他の店にはありがちな天ぷらやきつねなどはなく、伝統的なメニュー構成となっており、シンプルです。
- 出典:www.flickr.com出雲大社大鳥居近くにある老舗そば屋「かねや」(Photo by Cheng-en Cheng)
シンプルな薬味(かつおぶし、のり)の割子そば(750円)や山かけや卵といった薬味つきの三色割子(1,100円)のほか、釜あげそば(650円)はぜひ召し上がっていただきたい王道です。
麺は、他のお店よりもやや平べったく、おだしのよく効いたうすくちそば出汁をかけていただきます。飾り気のないそばは、風味豊かで病みつきになる老舗の味です。
- かねや
- 島根 / 和食 / そば / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:島根県出雲市大社町杵築東四ツ角659地図で見る
- 電話:0853-53-2366
- Web:https://kaneyasoba.com/
5.日本酒との相性を追究する、松江・京店地区のそば居酒屋「そば遊山」
多くのお蕎麦屋さんが昼のみ営業であるのに対し、松江市の繁華街京店に店を構えるそば遊山は、夜もオープンしており、日本酒とともに蕎麦を味わうことができます。
メニューは、「そば前」としておつまみも豊富にあります。例えば、卵黄が乗ったつくね焼き(550円)や焼き味噌(520円)、そして蕎麦粉を薄く伸ばして茹でたそば刺し(520円)などで、蕎麦との相性も抜群です。
日本酒も冷酒や熱燗、ひや(常温)対応可能で、島根・鳥取や広島といった中国地方のお酒の他、そばやお料理に合う東北地方の日本酒も各種取りそろえています(1合850円〜)。お好みやお料理とのペアリングで、相性のいい日本酒をお店の人に聞いてみても良いですね。
そして、〆に注文したいのがそば遊山自慢のおそばです。定番の割子そば(850円/1人前〜)や釜揚げ蕎麦(850円)の他、宍道湖でとれたしじみ入りの出汁を使った蕎麦(1,000円)もあります。
お蕎麦を大人の切り口で楽しむことができる、そば遊山。山陰の銘酒とともに豊かな土地が生んだそばづくしのお食事、ぜいたくに頂いてみたいですね。
- そば遊山
- 島根 / 和食 / 居酒屋 / そば / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:〒690-0843 島根県松江市末次本町末次本町18地図で見る
- Web:https://sobayuzan.com
6.食べごたえのある十割蕎麦を提供「東風(こち)そば」
松江にあるレトロ調の小さなビルを改装してオープンした、そば屋の東風(こち)そば。1階席はカウンター席が主で10人程度が座れば満員となりますが、2階席はファミリーやグループ向けの小上がりとなっています。
そばは二八または十割の2種類から選ぶことができます。そばの品種や配合、目の粗さも秘伝の方法で、そばの風味を最大限引き立てるこだわりの石臼挽きです。
出雲そばらしいごつごつとした食感がいい方は、十割そばをおすすめしますし、食べやすいそばをお好みの方は二八そばを注文するのがいいでしょう。そばは、冷たい割子(720円)か温かい釜揚げそば(680円)かを選び、お好みで定食にすると鴨の炊き込みご飯がついてきます。その他にもおろしそばやとろろそば、岩のりそばなど、地のものを使用したメニュー(700円前後〜)があります。
出雲地方でいただく、本場の蕎麦。出雲蕎麦らしい黒く、粗粗しい力のこもったそばを堪能してみてください。