あちこち観光するだけが旅じゃない。ホテルでのんびりと過ごす時間も贅沢なものだと気付くことができるのが星野リゾート。<界アンジン>は、2017年4月にオープンした星野リゾートで一番新しいホテル(2017年11月現在)。土地に伝えられる歴史と温泉旅館の癒し、ホテルのスタイリッシュな感覚が融合したリゾートホテルです。
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コンセプトは「航海」、船旅気分を味わえる5つの仕掛け
界アンジンは太平洋に面して立つホテルで、客室はすべてオーシャンビュー。館内のいたるところに、コンセプトである「航海」にちなんだ5つの仕掛けがあります。
【1】手渡されるチケット
チェックインの時にホテルスタッフの方から”Von Voyage”と乗船チケットを手渡されます。どんな旅が待っているのかと、期待に胸がふくらみます。
【2】豪華客船サロンのようなトラベルライブラリー
ホテル周辺の土地にちなんだ書籍が並ぶ「トラベルライブラリー」。紅茶やコーヒーも飲むことができ、BGMにはジャズがレコードから流れます。大きなソファーの背もたれに身体を預けて目を閉じると、客船のサロンでくつろいでいるような感覚になります。
【3】空を感じるお風呂
ホテル最上階には露天風呂付きの浴場があります。浴室の外壁はガラスパネル(外からは見えない加工が施されています)です。お風呂は海が見下ろせる場所にあるので、浴槽と海がつながっているんじゃないかという錯覚すら覚えてしまいます。
お風呂上りには船の甲板を想像させるデッキで乾杯
お風呂の隣にはラウンジがあります。静岡名産の「ぐり茶」や「よなよなエール」などのクラフトビールがドリンクサーバーで提供され、セルフサービスで自由に楽しむことができます。
船の甲板を想像させる木製のデッキも併設されています。夕陽や、海辺の街灯りを眺めながら乾杯!なんてこともできるのです。
【4】壁飾りは帆船の名残
実際に使われていた舵や櫂を組みわせてつくったパネルが、客室やロビーに飾ってあります。かつて太平洋を渡った船が、アート作品に生まれ変わっています。
【5】歴史の海を渡るミニシアター
ホテル名の「アンジン」は、江戸時代初期に日本初の西洋式帆船を造った英国人の航海士、後に青い目のサムライとして知られるウィリアム・アダムスの日本名「三浦按針」にちなんでいます。
彼はなぜ日本に渡り、西洋式帆船の技術を伝える使命を負ったのか。彼がもたらした技術が日本の近代化に与えた影響はどのようなものだったのか。星野リゾートオリジナルの映像での上映会が毎晩行われています。歴史の教科書では学ぶことのなかった、知られざる歴史の旅に引き込まれます。
界アンジンのおもてなし
地域の食材をふんだんに使った料理
食事は地元の静岡でとれた素材と、英国のテイストをミックスした季節の料理が提供されます。夕食の八寸はアフタヌーンティー風のスタンドに載せられて、見た目にも華やかな演出です。朝食は、心地よい酸味の静岡産グレープフルーツジュースがカラダをシャキッと目覚めさせてくれます。
リネン100%の浴衣、作務衣
肌触りのよい部屋着で、部屋にいる時間も快適に過ごせます。浴衣と作務衣、両方置かれてあり好きなものを選ぶことができます。夏場などは、汗をかいたら着替えることができるので安心です。
アメニティ
アメニティは界オリジナルデザインの風呂敷に包まれています。結び方もの説明も付いているので、お風呂に行くときなど、さっそく小物を入れて使うこともできます。
おわりに
チェックアウトは12:00とゆったり過ごせるので、朝食後には浜辺の散歩がおすすめです。海岸近くには「按針メモリアルパーク」というものがあり、様式帆船やアンジンの記念碑を見ることができます。
1泊2日の「船旅」は日常から自分を解き放ち、リフレッシュする旅となることと思います。Von Voyage!
- 三浦按針メモリアルパーク
- 伊東・伊豆高原 / 公園
- 住所:静岡県伊東市渚町6地図で見る
- 電話:0557-37-6105
- Web:http://itospa.com/history_culture/hc_anjin/
- 星野リゾート 界アンジン
- 伊東・伊豆高原 / ホテル / インスタ映え
- 住所:静岡県伊東市渚町5-12地図で見る
- 電話:0570-073-011
- Web:http://kai-ryokan.jp/anjin/