自然の魅力やおいしいものがたくさんある静岡。観光地を訪れることが多いですが、美術館にも、他エリアにはない静岡ならではの魅力が詰まっています。熱海市と静岡市にある2つの美術館と、それぞれのおすすめ周辺スポットをご紹介。
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【1】MOA美術館
伊豆半島の温泉地として有名な熱海市。MOA美術館は、相模湾を臨む高台に立つ私設美術館で「海が見える美術館」として知られています。元は個人のコレクションから始まったものですが、現在では静岡らしく「茶の湯」をテーマにしたものや、琳派(りんぱ)の新しい楽しみ方など、日本の美術工芸の魅力を伝えてくれる素敵なミュージアムになっています。
見どころ① 海を眺めながらアートを鑑賞
なんといっても、ここの見どころはこの立地です。相模湾と初島を一望できる風景とそこに立つ建築は、実際に訪れてみる価値ありの魅力といえます。現代美術家・杉本博司氏も建築に関わっており、内部には斜面に立つ立地を生かした多様な空間があり、展示室もとても魅力的です。
館内の展示は上から下へと降りていきながら順路をたどるようになっていて、時期によって変わる日本美術のコレクションを眺めながらゆったりと時間を過ごすことができます。
見どころ② カフェと庭園
美術館を見終わったらひと休み。併設のカフェ「the café」では、景色を眺めながらオリジナルのコーヒーやスイーツをいただけます。写真はだいだいティーソーダ。だいだいは静岡県で多くつくられる柑橘類で、オレンジやみかんよりも酸味があるのが特徴です。カモミールティーとソーダとの組み合わせが新しい味で、海に映える色合いも魅力です。
美術館に隣接する形で庭があり、お茶室やお食事処がひっそりと並んでいます。MOA美術館の敷地である瑞雲郷という庭園の一角になっており、四季それぞれで海の風景とはまた違った景色が楽しめます。
アクセス
美術館は高台の上にあるので、公共交通機関で行くならJR熱海駅前からのバスに乗りましょう。道中も海が見えたり、熱海らしい旅館が並んでいたりと風景が楽しいですよ。バスは30分に1本なので時間には要注意ですが、美術館を見て、駅前を散策して、というのんびりコースでも充分楽しめます。
- MOA美術館
- 熱海 / 穴場観光スポット / 美術館 / 桜の名所 / インスタ映え / 紅葉
- 住所:静岡県熱海市桃山町26-2地図で見る
- 電話:0557-84-2511
- Web:http://www.moaart.or.jp/
MOA美術館の周辺スポット
① KICHI+(キチプラス)
熱海に来たら食べたいのが、しらす丼ではないでしょうか。熱海駅前の商店街にはお土産店や食堂が並び、中でもおすすめなのがKICHI+(キチプラス)。ローカル感たっぷりの商店街の中にあって、オシャレなカフェのような雰囲気も漂うごはん処です。
このお店のメインは「三色丼」「二色丼」「しらす丼」というメニュー構成になっていて、しらす丼は生しらす丼とゆでしらす丼があります。二色だと生・ゆで両方のしらすが、三色だとゆでしらす、生しらす、桜海老の3つが同時に楽しめます!
熱海の名産どんぶりを一気に楽しめて、カフェのようにゆっくり過ごせるお店です。どんぶり以外にも伊豆・静岡の食材を使ったメニューがたくさんあります。ちなみにすぐ近くに「カフェキチ」という喫茶店や、地元の作家さんのつくる雑貨を扱うセレクトショップ「基地」もあり、熱海をのんびり楽しむのにはぴったりです。
- キチプラス
- 熱海 / カフェ・喫茶店 / ランチ / 海鮮丼
- 住所:静岡県熱海市田原本町6-11地図で見る
- 電話:0557-82-8833
- Web:http://www.cafe-kichi.com/kichi+/index.html
② 熱海プリン&熱海ミルチーズ
メディアでも多く取り上げられた熱海プリン。KICHI+と同じく熱海駅徒歩圏内にあるので、美術館帰りにはぜひ立ち寄って購入しましょう!
瓶詰めのかわいいビジュアルで有名な熱海プリンですが、すぐ近くには熱海ミルチーズという別のお店もあり、ここはイートインスペースがあります。熱海にちなんで温泉をテーマにした内装がかわいい!買ったものも風呂桶で渡してくれるなど、とても凝っています。古い温泉街になんとなく馴染んでいるこの熱海ミルチーズ、要チェックのスポットですよ。
- 熱海プリン
- 熱海 / スイーツ / 女子旅 / プリン / プリン専門店
- 住所:静岡県熱海市田原本町3-14地図で見る
- 電話:0557-81-0720
- Web:http://www.atami-purin.com/