【シュルーズベリー】映画『クリスマスキャロル』の舞台で街歩き

この記事の目次表示

• 1,000年以上の歴史！ウェールズに隣接する古い町
•    始まりは5世紀？歴史の古いシュルーズベリー
•    歴史的マーケットタウン！しっくりくるクリスマス飾り
• 映画『クリスマスキャロル』の舞台で街歩き
•    まるで童話の世界！木造の古い建物の並ぶ街
•    中世の面影を残すセントメアリー教会
•    絶好の見晴台！シュルーズベリー城跡地
•    歴史的建築家のデザイン！シュルーズベリー大聖堂
• 種の起源のルーツ？ダーウィンが通った小学校
•    学びの場！シュルーズベリー図書館
•    小学校の跡地に残るダーウィンの銅像

1,000年以上の歴史！ウェールズに隣接する古い町

始まりは5世紀？歴史の古いシュルーズベリー

• 写真：トラベルライターThe Quarry
• 写真：トラベルライターThe Quarryから見たセバーン川

5世紀には形成されていたとされ、7世紀にはサクソン人がScrobbesbyrigと名づけていたイギリスのシュルーズベリーは、ウェールズに接するシュロップシャー州の中心地。昔からマーケットタウンとして知られていました。

町の周囲をぐるっと囲むようにしてセバーン川が蛇行し、川が天然のお堀のような形になっています。

• 写真：トラベルライターThe Dingle
• 写真：トラベルライターThe Dingle

ちなみにScrobbesbyrigとは低木地にある、要塞化された場所という意味で、サクソンの時代に、セバーン川に囲まれていた沼地がまばらにハンノキに覆われていたからなのではないかとされています。

そのころの様子を感じられるのが、町の西側の川沿いに広がる公園The Quarry。公園にはThe Dingleという木々の生い茂る場所や沼が残っています。サクソン人が見ていた景色はこんな感じだったのかも？

歴史的マーケットタウン！しっくりくるクリスマス飾り

• 写真：トラベルライタークリスマス間近のシュルーズベリー
• 写真：トラベルライターDarwin Shopping Centre前

町の中心にはエリザベス一世が建てたとされるマーケットホールが残り、今では3つ以上のショッピングセンターがあります。Darwin Shopping Centreの前には大きなトナカイの装飾が！夜に見たら大迫力です。

• 写真：トラベルライターThe Parade Shopping Centre内部

The Parade Shopping Centreは1830年に完成し、その後、立て直しを繰り返しながら今でも営業が続いています。昔の面影を残す店内と派手すぎない飾りが、クリスマス本来の祝い方を教えてくれているようです。

映画『クリスマスキャロル』の舞台で街歩き

まるで童話の世界！木造の古い建物の並ぶ街

• 写真：トラベルライター町の細い路地
• 写真：トラベルライターお店のショーウィンドウ

木造骨組みの建物の間を縫うように伸びる路地は狭く、昔の面影を残しています。こんなに細い道を使っていたのかと、昔の人たちに思いをはせてしまいそう。時期になるとショーウィンドウには家庭で楽しめるたくさんの種類のクリスマスプディングが並べられています。ぜひ、味わってみては？

• 写真：トラベルライター町のPub

伝統的なパブも木造の建物で、古き良き町の雰囲気を残しています。

• 写真：トラベルライター町の古いレストラン

木造骨組みの建物のBear Steps Coffee Houseは、市民に愛されているレストラン。14世紀半ばに建てられたものだとか。食事の評判もいいので、ぜひ、シュルーズベリーを訪れたときに試してみてください。

中世の面影を残すセントメアリー教会

• 写真：トラベルライターSt Mary's Church

500年以上の歴史を持ち、イギリスでもっとも高い教会のひとつであるSt Mary's Churchは、今もなお中世の教会様式を完全な姿で残しています。

• 写真：トラベルライターSt Mary's Churchの内部
• 写真：トラベルライターSt Mary's Churchのステンドグラス

14世紀のダビデ王の父親をモチーフにしたJesse windowというステンドグラスは、世界的にも有名です。聖ベルナルドの人生も描かれ、世界中どこを探しても同じものは見つからないとか。太陽の光で一層輝きを増すステンドグラスの美しさにただただ見とれてしまいそう。

絶好の見晴台！シュルーズベリー城跡地

• 写真：トラベルライターLaura's Towerから見たセバーン川
• 写真：トラベルライターLaura's Tower

Laura's Towerは18世紀に城主によって建てられたもの。塔の名前はそのときの城主の娘の名前をつけたとか。見晴らしが良く、町やセバーン川が見下ろせる絶好の展望スポットです。

• 写真：トラベルライターShropshire Regimental Museum
• 写真：トラベルライターMuseumの近くの古い建物

お城は赤色砂岩のレンガで造られ、建物は今では博物館（Shropshire Regimental Museum）として保存されています。現在は駅がお城の真下にあり、電車が到着する様子なども見下ろすことができる穴場です。

歴史的建築家のデザイン！シュルーズベリー大聖堂

• 写真：トラベルライターShrewsbury Cathedral

イギリスの建築家・Augustus Puginの息子Edward Puginが1856年に建てたというShrewsbury Cathedral。12世紀にアーツ・アンド・クラフツ運動に影響を受けたアーティストMargaret Agnes Ropeによって作られた7つの窓のステンドグラスは必見です。

種の起源のルーツ？ダーウィンが通った小学校

学びの場！シュルーズベリー図書館

• 写真：トラベルライターShrewsbury Library
• 写真：トラベルライターShrewsbury Library

1809年に生まれたCharles Darwinは大学に行くまでの間、シュルーズベリーで育ちました。ダーウィンが通った学校は今でも図書館として町の人たちに親しまれています。

小学校の跡地に残るダーウィンの銅像

• 写真：トラベルライターCharles Darwin像

図書館の前にはしっかりと前を見据えるダーウィンの銅像が。生物は常に環境に適応するように変化し、次世代につなげている…とまとめた著書『種の起源』。

シュルーズベリーで古い建物や歴史に囲まれながら幼少期を過ごしたダーウィンは、この町で変わりゆく文化や人々に触れ、進化の本質を見極めてきたのかもしれません。