アメリカの国立公園でも最も広い面積を誇る「デスバレー国立公園」。アメリカ大陸で最も標高が低く、最も乾燥し、最も暑くなる場所としても有名です。今回は、ラスベガスからレンタカーを使って観光するタイムラインをご紹介します♪
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最も極端な公園として名高い「デスバレー国立公園」!
アメリカの国立公園の中でも非常にユニークな存在、「デスバレー国立公園(Death Valley National Park)」。公園内で1番高い場所は2,480メートル、1番低い場所は海抜マイナス86メートルとなるその極端な標高差はもちろん、アメリカで最も低く、最も乾燥し、最も暑くなる場所としても知られています。
通常が全く通常として通用しない場所「デスバレー国立公園」は、ラスベガスからは車で約2時間の距離にあり、日帰り観光スポットとして人気です。今回は筆者が実際に体験した観光コースをタイムラインと共にご紹介します!
- デスバレー国立公園
- アメリカ / 公園・動植物園
- 住所:Death Valley National Park, CA 92328地図で見る
- 電話:(760) 786-3200
- Web:https://www.nps.gov/deva/index.htm
10:00am ラスベガスを出発!
筆者たちは早朝便でラスベガスに到着し、市内で朝食を取り出発しました。ラスベガスに前泊できる方は、午前8時前後に出発することで公園内でさらにゆっくりと時間が取れますよ。
ラスベガスからデスバレー国立公園までは荒涼とした荒地の中のドライブとなるため、必ずガソリンを満タンにした状態で出発しましょう。
また、公園内で飲食できる場所は限られています。最低でも1ガロン(約3.8リットル)の水と昼食やスナックなどを持参しておくと安心です。
今回廻った観光コースをご紹介!
公園内の説明に入る前に、まずは今回廻ったコースをご紹介します。北側にあるヘルズゲート(*地図1)から入園し、ファーネス・クリークまでは徐々に南下、続いて1番南にあるバッド・ウォーター(*地図6)までアクセスしたら徐々に北上し、190号線を東にラスベガスに戻る方法を取りました。
それではそれぞれの観光スポットとタイムラインを見ていきましょう!
【1】12:00pm デスバレー国立公園ヘルズゲートに到着!
ハイウェイ95を使って北上し、374線を左に曲がるとデスバレー 公園の入場門「ヘルズゲート(Hell's Gate)」に到着します。
他の国立公園と違うのは、ここが全くの無人で、自販機を使って入場料を支払う形ということ。また、インフォメーションセンターと言っても案内板とトイレがあるだけで、非常に殺伐としています。ただし高台にあるため、はるかかなたに広がる真っ白な塩海原を臨むことができますよ。
ここで入場料を支払ったら、そのレシートを車のダッシュボードに置いておきましょう。ついでにトイレ休憩をし、景色を楽しんだら出発です。
【2】12:30pm メスキート・フラット砂丘
ヘルズゲートを出ると道が2方向に分かれますが、右の道を使って30分ほど谷を降りると到着するのが「メスキート・フラット砂丘( Mesquite Flat Sand Dune)」。
以前デスバレーに定住していた先住民「メスキート・フラット」の名前がついた砂丘で、荒野が広がる谷の中に突然現れるサラサラとした砂地は、まさに不思議な光景と言えます。
ここは映画『スター・ウォーズ』の撮影が行われた場所としても有名。山に囲まれた砂丘は奥まで散策が可能で、最寄りの高い砂丘に登るには約1.2キロのハイクが必要となります。
- メスキート・フラット砂丘
- アメリカ / 自然・景勝地
- 住所:DEATH VALLEY, CA 92328地図で見る
- 電話:(760) 786-3200
- Web:https://www.nps.gov/thingstodo/visit-mesquite-flat...
【3】1:00pm デビルズ・コーンフィールド
砂丘を出て走った道を3分ほど戻ると到着するのが「デビルズ・コーンフィールド(Devil's Corn Field)」。荒野から砂地に変化する境い目のエリアで、そのベジテーションの変化を目にすることができます。
地面にarrowweedと呼ばれる低木があちこちに生えた奇妙な光景が広がります。まっすぐ中を散策すると砂丘に到達しますが、ここには「サイドワインダー」と呼ばれるガラガラヘビが生息しているため、その点にはご注意を!
- デビルズ・コーンフィールド
- アメリカ / 自然・景勝地
- 住所:California 92328地図で見る
- 電話:(760) 786-3200
【4】1:30pm ハーモニー・ボラックス・ワークス
190号線を南下し、ファーネス・クリークの手前にあるのが「ハーモニー・ボラックス・ワークス(Harmony Borax Works)」。1883年〜1920年代までホウ砂を採掘していた跡地で、当時の様子を垣間見れる場所です。
当時使用されていた貨車の様子や、採掘跡などを見学できますよ。
- ハーモニー・ボラックス・ワークス
- アメリカ / 自然・景勝地
- 住所:Harmony Borax Works Interpretive Trail, Furnace Creek, CA 92328地図で見る
- 電話:(760) 786-3200
- Web:https://www.nps.gov/deva/learn/historyculture/harm...
1:45pm ファーネス・クリークで昼食
公園の中央部分にある集落が「ファーネス・クリーク(Furnace Creek)」。ここには天然の地下水が湧き出す泉があり、砂漠の中のオアシスとなっています。国立公園に認定されるまでは、遊牧民となるティンビシャが住んでおり、現在もその子孫がここで暮らしています。
ここには先住民が経営する「ティンビシャ・タコス」というレストランもありますが、筆者たちは市内でテイクアウトしたサンドイッチでランチ休憩。木陰があるため、休憩にはぴったりのスポット。また「ファーネス・クリークビジターセンター」では、公園の公式マップを配布しているため、ぜひ入手しておきましょう。
- ファーネス・クリークビジターセンター
- アメリカ / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:Furnace Creek, CA 92328地図で見る
- 電話:760-786-3200
- Web:https://www.nps.gov/deva/planyourvisit/hours.htm