福島県で人気の山のひとつ、「一切経山」!360度の大眺望や一日の中でも色を変える五色沼(魔女の瞳)など、見どころ豊富な素晴らしい山です。今回は一切経山のコース詳細や登る際の注意点などについて、詳しくご紹介していきます!
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一切経山って、どんな山?
一切経山(いっさいきょうざん)は、福島県福島市と猪苗代町との境に位置する標高1,948mの山です。
吾妻連峰を構成する山の一つで、現在も火山活動を続けている活火山で、迫力ある噴気をあげているのが麓からでも確認できます。
頂上からは360度の眺望を楽しむことができるほか、「魔女の瞳」や「吾妻のひとみ」と呼ばれる五色沼を望むことができ、その美しさに魅了される登山者が後をたちません。
数ある吾妻連峰の山々のなかでも、比較的気軽にチャレンジできる山なので、ぜひ登ってみて下さいね♪
- 一切経山
- 福島 / 自然・景勝地
- 住所:福島県福島市土湯温泉町鷲倉山浄土平地図で見る
- Web:https://www.env.go.jp/park/bandai/guide/joudodaira...
一切経山を登る前に!難易度・登山タイム・注意点は?
一切経山を登る前に知っておきたい情報についてまとめました。チャレンジしようかお悩みの方は参考にしてみて下さいね♪
一切経山の難易度は?
浄土平周辺案内の登山散策マップによると、一切経山は「健脚向けのコース」と紹介されています。
浄土平から一切経山への登山ルートは火山礫におおわれたきつい登り坂となるので、登山の準備をしっかりとして挑みましょう!
一切経山の登山タイムは?
上記の浄土平周辺案内の登山散策マップでは往復約4時間と案内されています。
そのほか、環境省の一切経山トレッキングのホームページにおいては、浄土平ビジターセンターより約1時間半で山頂に到着ともあるので参考にしてみて下さいね♪
一切経山登山の注意点は?
基本的な山の注意点に加え、吾妻山(一切経山)は活火山であることを今いちど念頭に置きましょう!
火山活動の活発化によって通行できない場合もあるので、事前に情報の確認が必要です。
また、クマの生息地域であることも忘れずに!
複数での行動や、鈴やラジオなどの音で存在を知らせるもの、朝夕の入山を避けるなど、クマ対策もしっかり意識しておいてくださいね♪
魔女の瞳で人気!一切経山を登ろう!
では、さっそく一切経山を登っていきましょう!コースの詳細は下記の通りです。
今回は小雨と濃霧のなかでの登山だったので、眺望や魔女の瞳を見ることができませんでした。コース詳細や登山道・頂上の様子などのご紹介となるのであらかじめご了承ください。
①浄土平ビジターセンター(スタート地点)
今回のスタート地点は浄土平ビジターセンターから!
目の前には広々とした浄土平駐車場(有料500円)があり、レストハウスやお手洗いなどもあり、落ち着いて登山準備を整えることができます。
登山口へはビジターセンター前から続く木道から向かうこともできますし、裏側にある天文台横の砂利道から向かうこともできます。
あいにくのお天気でよく観察できませんでしたが、高山植物や火山植生を見ながら歩くことができるそうですよ♪
- 浄土平ビジターセンター
- 福島 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:福島県福島市土湯温泉町字鷲倉山 浄土平ビジターセンター地図で見る
- 電話:0242-64-2105
- Web:http://www.bes.or.jp/joudo/vc/
②湿原一周分岐
木道を歩み進めていくと、すぐに登山道と湿原一周コースの分岐に到着します。
「致 一切経山、鎌沼、東吾妻方面」へと書かれた矢印に従って進みましょう!
③姥ヶ原分岐
分岐を進むと、天文台から続く砂利の道と合流します。合流地点には登山者カードのポストがあるので、まだ出していない人はこちらで。
その後は姥ヶ原分岐まで砂利の道を歩いて行きましょう!
④鎌沼分岐
姥ヶ原分岐を過ぎると、石がごろごろとした道や木道、木の階段を登っていきます。
少し歩きづらいところも出てきますが、木道などはよく整備されていて歩きやすいです。
鎌沼分岐が見えてきたら、進路を一切経山頂/五色沼(魔女の瞳)方面にとって、更に先へと登っていきましょう!
⑤酸ヶ平避難小屋
鎌沼分岐を過ぎると、すぐに酸ヶ平避難小屋です!
避難小屋は中に入ることができ、公衆便所もあるので休憩にぴったりの場所です。
酸ヶ平避難小屋を出ると、いよいよ砂礫の登りの始まりです!
傾斜にしても道の状態にしても、砂礫にしては比較的登りやすいですが、ここから頂上までこんな感じの道がずっと続くので頑張って登っていきましょう♪
⑥一切経山頂上
酸ヶ平避難小屋から1kmほど砂礫地を登っていくと、一切経山の頂上に到着です!
空気大感謝塔とかかれた道標の先に山頂標識があり、そのすぐ横には三角点もあります。
その先の斜面から「魔女の瞳」と呼ばれる五色沼が見えるそうですが、今回は濃霧のため全く見ることができませんでした。
帰りはもと来た道を戻ります。砂礫地は登りよりも下りの方が歩きづらいので、気を付けて下山して下さいね♪
おわりに
福島県で人気の山のひとつ、「一切経山」のご紹介はいかがだったでしょうか?
比較的気軽にチャレンジできる山かと思うので、浄土平を訪れた際には一切経山にぜひ登ってみて下さいね♪