滋賀県は東海道に中山道、北国街道とも繋がり、昔から交通の要所として栄えました。また織田信長や豊臣秀吉などが城を築くなど戦国時代から幾多の歴史を重ね、由緒ある寺社仏閣も多くあります。今回は、大津市周辺で訪れてほしいおすすめの寺社を紹介します。
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【1】三井寺
天台寺門宗の総本山で、正式名称を「長等山園城寺」と言います。天智天皇、天武天皇、持統天皇の誕生の際に産湯に使用したとされる霊泉があり「御井の寺」と呼ばれた事から、のちに「三井寺」と呼ばれるようになりました。
本堂の「金堂」をはじめ、境内には10件の国宝と42件の重要文化財があり、質の高さは国内屈指とされています。また、ご本尊としてお祀りされている「弥勒菩薩」をはじめ、数多くの秘仏があるのも三井寺の特徴です。
境内はとても広く、数多くのお社や庭園などがあるので、ゆっくりと時間を取って見学したいお寺です。
- 入山料:600円
- 三井寺
- 滋賀 / 寺 / 紅葉 / 観光名所 / パワースポット / 女子旅 / 一人旅 / 桜の名所
- 住所:滋賀県大津市園城寺町246地図で見る
- 電話:077-522-2238
- Web:http://www.shiga-miidera.or.jp/
【2】建部大社
「日本武尊(やまとたけるのみこと)」を祭神とする近江を代表する古社で、日本遺産にもなっている神社です。源頼朝が伊豆に流される途中に立ち寄り、源氏の再興を祈願しその願いが成就したため、「出世開運」の神としても多くの信仰を集めています。
境内は見どころも多く、日本武尊の父母(景行天皇・皇后)や、遠征に付き従った家臣をお祀りしているお社が本殿の両脇にあります。
他にも天然記念物の菊花石や、「君が代」にも登場する「さざれ石」、境内より湧き出る「ご神水」、願い事を石に書き願いが叶ったら石を返納する「願い石」などがあります。
また太平洋戦争直後の昭和20年に発行された千円札には、日本武尊の肖像画と建部大社が描かれていました。発行枚数がたいへん少なく幻の紙幣と言われています。
なお、境内は自由散策となっています。
- 建部大社
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- 住所:滋賀県大津市神領1-16-1地図で見る
- 電話:077-545-0038
- Web:http://takebetaisha.jp/
【3】義仲寺
木曽義仲と松尾芭蕉のお墓があることで知られているお寺です。室町時代に再建されたと伝わる歴史ある古刹で、境内には松尾芭蕉を祀るお堂や句碑があります。
- 拝観料:300円
【4】満月寺(浮御堂)
正式名称は「海門山満月寺」という禅寺です。琵琶湖に飛び出している「浮御堂」は近江八景の一つであり、堅田の落雁(かたたのらくがん)として知られています。
琵琶湖に突き出して建つ「浮御堂」の風景は美しく、昔から多くの人々に親しまれてきました。松尾芭蕉もその一人で、境内には芭蕉が読んだ句の句碑が建てられています。
他にも境内では、観音堂に安置されている薬師如来像や十一面観音像のお参りができます。
- 拝観料:300円
- 浮御堂
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- 住所:大津市本堅田1-16-18地図で見る
- 電話:077-572-0455
- Web:https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/91