イギリス・ドーセットにある「ライム・リージス(Lyme Regis)」は、ジュラシックコースト上にある化石の町として知られています。ビーチ沿いにはアンモナイトの形をした街灯が立ち並ぶなど、かわいらしい雰囲気を楽しめます!
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ジュラシックコースト上にある化石の町「ライム・リージス」
イギリス南部・ドーセット地方にある小さな町ライム・リージス(Lyme Regis)は、世界遺産にも登録されているジュラシックコーストの一部です。
ジュラシックコーストとは、ドーセット地方からデボン地方まで約153kmにも及ぶ海岸線のことであり、なんと全て歩いて移動することができます!
名前からも分かるように、ジュラシックコーストは恐竜が生息していた約2億5000万年~6500万年前の中生代から存在しており、中生代に分類される三畳紀・ジュラ紀・白亜紀と3紀全ての地層を目にすることができます。この貴重さゆえ、ジュラシックコーストは、2001年にユネスコの自然遺産に認定されているのです!
そんなジュラシックコースト上に位置する「ライム・リージス(Lyme Regis)」の地層は、ジュラ紀に形成されたものであり、海岸では化石を見つけることもできます!
これらの経緯から、ライム・リージス(Lyme Regis)は「化石の町」としても知られています。ビーチ沿いを歩いていると、アンモナイトの形をしたかわいらしい街灯も点在していて、ここでしか味わえないような「化石の町」の雰囲気を堪能できます!
化石の町「ライム・リージス」は偉人たちが誕生した町でもある!
まず1人目は、サー・アドミラル・ジョージ・ソマーズ提督(1554年~1610年)です。サー・アドミラル・ジョージ・ソマーズ提督は、大航海の末バミューダ諸島においてイギリス植民地を創建したことで知られています。イギリス史における英雄であり、ここライム・リージスの出身者として銅像も立てられているため、ぜひチェックしてみてくださいね!
また、イギリス初期の化石採集者であり古生物学者でもあるメアリー・アニング(1799年~1847年)の生誕地も、ここライム・リージスです!
誰もが化石ハンターになれる!
ジュラシックコースト上のビーチでは、化石探しを楽しめるのが魅力です◎ もちろん、化石の町ライム・リージスでも、誰もが化石ハンターになれちゃいます!ライム・リージス博物館では「化石探し(フォスルウォーク)」を開催しています。ツアーの時間は、潮の満ち干きによって毎日異なります。公式サイトから予約もできるため、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
博物館が主催している化石探し(フォスルウォーク)への参加費は、最大6名までのグループにつき125ポンド(約17,400円)です。6人集まれば、1人につき3,000円ほどで参加できます!もちろんツアーなどに参加せず、自身で化石探しを楽しむことも可能です◎
筆者の場合、ライム・リージスでは潮の満ち干きのタイミング合わなかったため、イギリス・サマセットにある小さな港町「Watchet(ウォチェット)」で化石探しを行いました!化石探しの具体的な方法やどんな化石が見つかったかなどは、こちらの記事からチェックしてみてくださいね。
- ライム・リージス博物館
- イギリス / 博物館
- 住所:Bridge Street Lyme Regis Dorset DT7 3QA地図で見る
- Web:https://www.lymeregismuseum.co.uk/
まとめ
世界遺産のジュラシックコースト上にある「化石の町」では、のんびりとビーチを楽しむのはもちろん、化石探しを楽しむこともできます!偉人たちの生誕地でもあるライム・リージスで、すてきな思い出づくりを満喫してくださいね。