イギリス南西部のコーンウォールにある「アザラシ救助センター(The Cornish Seal Sanctuary)」は、救助されたアザラシを治療する病院内も見学できるなど、子どもから大人まで楽しみながら学べる施設です。
この記事の目次表示
ヨーロッパでも最大級のアザラシ救助センター!「The Cornish Seal Sanctuary」
豊かな自然が広がるイギリス南西部、コーンウォールにある「アザラシ救助センター(The Cornish Seal Sanctuary)」は、ヨーロッパでも最大級のアザラシ救助センターです。また、イングランドに2ヶ所、スコットランドに1ヶ所ある、イギリスにおけるアザラシ救助センターの本部でもあります。
1958年に設立されて以降、半世紀以上も続くアザラシ救助センターとして、毎年多くの野生アザラシを救助しては治療やリハビリを行い、野生に戻す活動を行っています。野性のアザラシだけでなく、オットセイやアシカなど、様々なイギリスの野生動物たちに出会えます!
東京ドーム約3.6個分の敷地内で、散策しながら自然も満喫できる!
なんと「アザラシ救助センター(The Cornish Seal Sanctuary)」の敷地面積は42エーカーで、わかりやすく比較すると、東京ドーム約3.6個分にあたるほど広大です!
自然豊かなコーンウォールにあり、ヘルフォード川の入江に位置する「アザラシ救助センター(The Cornish Seal Sanctuary)」ならではの光景も楽しめます。ピクニックエリアも設けられているため、イギリスらしくサンドイッチを持って出かけるのも◎。
動物愛護の先進国であるイギリスらしく、ドッグフレンドリーな施設であり、犬用の水も施設内にいくつも用意されているため、愛犬と一緒に楽しめるスポットとしてもおすすめです!
救助されたアザラシの治療を行う病院内も見学できる!
病院内では、単に施設のなかを見学できるだけでなく、アザラシを救助してから野生に戻すまでのあいだに行う、実際の活動記録をまとめた映像を見ることもできます。
なお、病院内には治療中のアザラシがいるため、できるだけ静かに過ごすことをお忘れなく!
知るべき現実や環境問題をわかりやすく教えてくれる
病院内はもちろん、「アザラシ救助センター(The Cornish Seal Sanctuary)」の施設のあちこちで、環境問題をわかりやすく教えてくれる掲示が行われています。私たち人間が便利に使い捨てているプラスチックが、いかに環境や野生動物たちに悪影響を及ぼしているのか、知るべき現実や環境問題をわかりやすく学ぶことができます。
文字だけでなく絵を使うなど、小さなお子さんでも目で見てわかるような工夫が施されているため、家族みんなで話し合いながら学べます。気付く人間はまだまだ少なくて、傷つく野生動物たちはどんどん増えていく現実が、少しでも変わるようにと込められた想いがひしひしと伝わる展示です。