十和田市には、世界で活躍するアーティストの作品が、美術館の内外に設置されており、街ごと美術館のような場所があります。また、郊外へ足をのばせば、美しい十和田湖に躍動感あふれる奥入瀬渓流と、豊かな自然にふれることも。
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アートの街のシンボル「十和田市現代美術館」
Arts Towada計画
十和田市は、魅力的で美しい官庁街通りの景観を作り出すとともに、未来へ向けた新しいまちづくりの一環として、「Arts Towada」計画に取り組み、その中核施設となる十和田市現代美術館が2008年に開館、引き続き美術館周辺の整備、シンボルアートの設置を行い、「Arts Towada」は2010年春に完成しました。
官庁街通りという屋外空間を舞台に、通り全体をひとつの美術館に見立て、多様なアート作品が設置されています。
官庁街通りの別名が駒街道であることから、馬をモチーフにしたものが何点かあります。美術館前に設置されているチェ・ジョンファの『フラワー・ホース』は、全長5.5mと巨大ながらも、全身をカラフルな花で装っていて、とても華やかです。
十和田市現代美術館って、どんな美術館?
美術館の特徴は、通称ホワイトキューブと呼ばれる個々の展示室を独立させており、それをガラスの廊下でつないでいます。また、ショーウィンドーのように展示室が街に向いているものもあり、開放的な構成となっているのも特徴です。
常設作品には、奈良美智、オノ・ヨーコ、山本修路など、世界で活躍する33組のアーティストによる作品が38点展示されています。どれもここでしか見ることができない作品ばかりです。
必見は、ロン・ミュエクの『スタンディング・ウーマン』。迫力ある女性像は高さ4m近くもあり、今にも動き出しそうなほどリアルで圧倒されます。手のひらのシワまで表現されており、その精彩さに驚愕するはず。写真撮影は禁止されているため、ぜひ、実物を見て頂きたい作品の一つです。
十和田市現代美術館の概要
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は、その翌日)、年末年始
入館料
- 大人 ¥1,800
- 高校生以下 無料
- 十和田市現代美術館
- 青森 / 女子旅 / 観光名所 / 美術館 / 遊び場 / インスタ映え
- 住所:青森県十和田市西二番町10-9地図で見る
- 電話:0176-20-1127
- Web:http://towadaartcenter.com/
鏡のように美しい十和田湖
アートを満喫した後は、少し足を伸ばして自然の懐に飛び込んでみましょう。空も周りの山々も全てを映し込む鏡のように美しい湖、十和田湖。青森県と秋田県の県境に位置します。約20万年前の火山活動によって形成された二重式カルデラ湖です。
外輪山に囲まれ周囲が約44kmあり、日本では12番目に大きい湖です。水深は一番深いところで327m、日本では第3位の深さ。十和田八幡平国立公園内にあり、春夏秋冬いつ訪れても美しい湖と評判で、多くの観光客が訪れます。
御前ヶ浜の北端には、高村光太郎氏の晩年の作品『湖畔の乙女の像』が立っています。
- 十和田湖
- 青森 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / ハイキング / 遊び場 / ツーリング
- 住所:青森県十和田市奥瀬字十和田湖畔休屋486地図で見る
- Web:http://towadako.or.jp/towadako-oirase/
自然が作り出した癒しの地、奥入瀬渓流
十和田湖畔から奥入瀬渓流までは、車で40分ほど。夏なら木々が緑まぶしいトンネルになり、快適なドライブコースです。
十和田湖から流出する奥入瀬川の渓流で、十和田湖と合わせて特別名勝及び天然記念物に指定されています。
十和田湖畔・子の口から鳶川と合流する焼山までの約14kmは、まさに千変万化の流れ。苔むした岩や木々が点在し、数々の滝が流れ落ち、様々な表情を見せる清流、癒される水の音は、抒情的な雰囲気を感じさせる場所。
森の中を歩きながら、おもいきり深呼吸したくなる緑豊かな空間です。新緑や紅葉の頃は、特に素晴らしいと評判。車窓からも見られますが、ここはやはり、ゆっくりと遊歩道を歩いて探勝したいですね。
- 奥入瀬渓流
- 青森 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / ハイキング / ツーリング
- 住所:青森県十和田市奥瀬字栃久保183地図で見る
- 電話::0176-51-6770(十和田市役所観光商工部観光推進課観光企画係)
- Web:http://www.aptinet.jp/Detail_display_00000339.html
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